人体を芸術的造形物ととらえると
人体造形力学という表現になる
生命体として医学的にとらえると
解剖力学という表現になる
いずれにしても森羅万象は
可視、不可視を問わず
力学を抜きにして
その現象の本質をとらえることは出来ない
現代医療の現場で
人体造形変化と機能について
私の疑問に納得出来る答えはなかった
だから、自ら探し求めてきた
そして人体造形力学の要が
肘までの前腕部に日々の手の使い方で
累積した捻れであることにたどり着いた
ホムンクルスの小人のように
脳における運動野及び体性感覚野で
大きな範囲を占める手
人体造形力学、解剖力学の観点でも
要であっても何ら不思議ではない
実際、人類がこれほどまで繁栄してきたのは
二足歩行によって精密な機能を
与えられた手によるところが大きい
足首の重要性は無視できない
けれど、その役割は支える事と移動すること
だから筋肉は大きいが
下肢の構造は上肢に比べて単純な構造をしている
それに比べ上肢は複雑で
その解剖力学も下肢のものと圧倒的に異なる
その相違点が肘と膝である
膝は捻れるためには造られていない
しかし、肘は捻るために創造されている
日々の手足の使い方で腱が変位し
癒着を生じ次第に靭帯を巻き込みながら
石灰化していく
その結果その状態に符合した
筋肉の状態になっていく
そして筋膜にも癒着、石灰化が進んでいく
これが人体造形変化のメカニズムである
人体造形が変化することによって
人体の機能が低下していくのである
現代医療のがとらえている
機能が低下するから造形が変化するのではない
真実のベクトルは真逆なのである
解剖力学を駆使して
癒着、石灰化し弾力を無くした腱や靭帯を解放し
筋肉の捻れをほどけば
毛細血管力が向上し
自律神経が整い
自然治癒力の高い
健康的で若々しく美しい状態にすることが出来る
造形を整える
栄養バランスをとる
全身の運動機能を適切に使う
良質の睡眠をとる
手は年齢を隠せない
のではなく
手の造形が崩れるから
老いるのである
解剖学的に美しい手は
健康美の基本である
手が若返れば全身が若返る
美容整形では叶えられない
究極の若返りと健康美
四半世紀の歳月がかかった結論