2022年9月25日


明治時代に 新政府が発足した時に 義務教育の制度が作られました。


 


義務教育と徴兵制がセットになって作られていることに注目していただきたい。



日本の歴史は古すぎて古代はよく分かりませんが 古事記日本書紀の時代から なんだか の争いや取引交渉によって 大和朝廷が 多くの豪族を従え 日本において 統一王朝を作ったとされています。

そしてその後日本国内において 戦がなかったわけではありません 。

大化の改新( 乙巳の変) など 様々な合戦や戦が ありました。



それらの戦争や戦については貴族 やその 一族 及びその家来 が 戦闘員になったわけです 。



その後歴史で習ったように武士の時代になりました 。

鎌倉幕府が京都の 朝廷 をせめて戦った際に大きくターニングポイントが ありました。


貴族や 朝廷が サムライ に負けた最初の戦いだったわけです。


貴族の世の中から武士の世の中になったわけです。

その後江戸時代に徳川幕府が強力な軍事体制を作って長きにわたって日本を支配したわけです 。

ところが徳川幕府は新政府に 完敗いた しました。



ここにおいて極めて重要な歴史的な 転換点がありました。



極めて優秀な サムライを 使った軍隊よりも 町民や 農民を含む 一般庶民を 徴兵して画一的で 言われたままに従順に命令に 従う 組織的な軍隊を作った方が強いということが 証明されました。 


そのために最も必要なのは武士道ではなくて 学校教育 だったわけです。



戊辰戦争でも上野彰義隊でもそれまでの 徳川幕府で鍛えられた サムライ は一般庶民を集めた組織的な軍人に敗北して行きました 。 手も足も出ませんでした 。


その後西南戦争 神風連の乱 五稜郭の戦いを はじめ 不平士族の乱というのがたくさんありました。


ことごとく 訓練された画一的な軍隊に敗北しました。




映画やドラマに出てくるように馬に乗った 侍が 敵陣に突入して片っ端から 相手をやっつけるという時代は終わったわけです 


弓矢の達人とか剣道の達人は もういらなくなったのです。


何も考えずにただひたすら唯々諾々と命令に従う訓練された一般人を集めた軍隊の方が強いということが分かったからです。 宮本武蔵のような剣の達人は軍隊にいてもらっては困るのです。


右向け右と言ったら一斉に右を向くような軍隊ではなければ勝てないわけです。


そして身体能力も同じような背の高さ同じような手の長さ同じような人間を揃えて軍隊を組織した方が強いわけです。


軍隊に前に進めと命令したならば 走幅が同じでなければなりません。


だから同じような脚の長さや身長座高の人を集めなければならないわけです。


もし一人が遅れたり一人が進み過ぎたならばそこから前線が崩れて一気に敗北してしまいます。


突出した身体能力を持つ人がいたらかえって軍隊は弱くなるということもわかりました。 特別に 走るのが速いとか 槍の名人とか鉄砲の名人はかえって邪魔になったわけです。全員が右利きの軍隊を作らなければ一斉に射撃ができません。したがって左利きの人間は矯正すると言って悪いことのように言われました。


義務教育で昔座高を測ったのもこれが原因だと言われています。



強い軍隊を作るためには 画一的な義務教育が必要だったわけです。


義務教育で 保護者に学校に行かせる義務が法律で決まっているのはなぜか?


富国強兵のためだったわけです 。