お声をかけていただいて,私の地元,岡山県のローカル番組のOHK放送(岡山放送)のニュース番組に,インタビューという形で出演させていただくことになりました。

 

 

 

出演させていただくのは,12月14日(木)午後4時50分から放送されている「みんなのニュース」という番組です。私のインタビューが放送されるのは,午後6時20分頃,と聞いています。

 

 

 

私にお声をかけていただいたのは,つい先日中国自動車道で,運転中のトラックが落としたスペアタイヤにより,後進の大型トラックが横転し,親子2名が亡くなられた事故についての,法律家としてのコメントがほしい,というご要望からでした。

 

 

 

車の運転は,一歩間違えれば大惨事となることから,道路交通法により,厳格な規制がされ,さまざまな管理責任が車の持ち主や運転手に問われています。しかしながら,実は「スペアタイヤ」については,「スペアタイヤは,それがなくても車を運転することができる」という理由から,その道路交通法による厳格な管理責任の範囲外となっており,いわば任意努力に委ねられた存在なのです。

 

 

 

いわば,その「法の欠缺」により,今回の中国自動車道の悲劇は起きた,という事ができます。もちろん,その生じた悲劇について,ご遺族が民事法による賠償責任を請求すること自体は可能です。

 

 

 

しかしながら,事故が発生した後に,民事法による賠償責任が肯定されたとしても,亡くなられたお二人の命が戻るわけではありません。私達の願いは,交通事故が起きた後に法的なケアがされることではなく,交通事故そのものが起きないことにあると思います。その意味で,今回のような事故について,民事法のみの規制では不十分であることは明らかであり,国会による道路交通法の改正を行い,「スペアタイヤ」についてもより厳格な規制がされるべきだと思います。

 

 

 

社会に完全な姿はなく,どんなに人々が法規範を生み出したとしても,悲劇は繰り返されるのだと思います。それは,永遠のものなのかもしれません。

 

 

 

でも,私達は決して完全ではないのかもしれませんが,より良い社会の姿を思い描き,それを追い求める情熱を持っています。今回の中国自動車道の悲劇が,数年後,数十年後に振り返った時,あの事故がきっかけだったのだ,と思えるような社会の姿を実現できるように,私達はしなければならない責任を,亡くなられたお二人に対して負っているように感じています。

 

 

 

OHKで放送していただく予定のインタビューでも,そのような趣旨のお話をさせていただく予定です。ご関心をお持ちの方は,ぜひご覧ください。

AD