泥船に乗って、どこまでも・・・「スーパースラム」報道の件

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GPFの時に、ちょっとざわついた件、
一応、自分用の記録として、記事にしておきます。

GPFのFSの翌日、
スポニチはりくりゅうの初優勝を
一面トップで報じました。

当然だと思います。

まさに、
「日本勢初フィギュア史に新たな１ページ」だと思います。

「初出場で偉業」の文字も、
注目すべき点を端的に伝える良い見出しですね。

一方、日刊スポーツは一面ではなく内側のスポーツ面ではあるんですが、
「宇野圧倒初V」という大見出しに加え、
「スーパースラム王手！」
「残るは五輪金！！」という見出しを躍らせているんです。

（画像は、見たくない方も多いと思うので、
　オマケに貼りますね・・・）

ちなみにスーパースラムの説明では
「男子は２０年に羽生結弦が達成した。」と。

Web記事も同様で、
スーパースラム達成目前という報道をしているんです。

でも、他紙は一切、
スーパースラムになど言及していない。

だってさ、
冷静に考えてみたら、
今25歳の昌磨くんが、
次の五輪で何歳になってるかっていったら、
28歳かな？（誕生日把握してないので違ってたらご容赦下さい）

一般的に言って、
フィギュアスケートの男子シングルでは、
結弦くんが北京に出た27歳だって、
かなりの高年齢で、異例でもあった訳で、

一般的には、
男子トップ選手たちは25～26で競技を退く、というか、
４回転ジャンプを武器に戦うレベルではなくなっていく、というのが通例な訳で。

だから、日刊スポーツが「スーパースラム」目前って記事を出した時には、

「3年後に五輪金を期待してるってことが、無理過ぎる」っていう声ばかり。

（もっとも、昌磨くんのファンたちがどんな反応してたか知らないけど。）

日刊スポーツは、
日本スケ連と特別な関係だってことは、
7/19の決意表明の内容が日刊スポーツだけに漏れた件と、
仙台市長杯は漏れなかった件から明らかな訳。

ってことは、
日刊スポーツが
次の五輪で宇野選手が金、と書くということは、

スケ連は
昌磨くんを
次の五輪まで爆推しする予定ってことかな？と。

鍵山くんについては、
ちょっと見えないけど、

昌磨くんを絶対王者的に扱うために
邪魔となる
次世代４回転ジャンパーたちは、

PCSを上げないようにして、
格を高めないようにするって作戦が、
この全日本でも発動するんじゃないかな？と、
ぼんやりと想像したりしておりますです、はい。

GPF2022で
駿くん草太くんについた驚くほど低いPCS。

直前のGPS２戦よりも、
どう見ても良い演技だったのに、
PCSが下がる不思議。

そうまでして、
昌磨くんに迫る若手はいないことを
アマチュアフィギュアスケート界で印象付けようとしてたのかなあ・・・。

伸びてきてる若手を正しく評価するよりも、
ロートル重視っていうのは、
ソチの時の高橋選手の扱いをも彷彿とさせるものがあり、

さらには、
ダンスの有望な若手（真瑚くん！！）の支援よりも、

（真瑚くんと結弦くん）

30超のかなだいへのプッシュに邁進し、
小松原組の危機にもスルーしてた件などとも重なり、
暗澹たる気分になる訳です。

不思議なのは、
女子については、若手優先なんだよね。

女子のピークが男子よりも早いっていう競技上の特性を考えても、無暗に若さを評価するっていう価値観が舞依ちゃんを北京代表に入れないという判断になったことは疑いようのない事実な訳で。

だったら、これだけ伸びてきてる若手男子を
もっと評価させるべく、
全日本ではジャッジがきちんと高得点を与えるべきだよね。

そして、
GPFの採点についても、
ISUに対して日本スケ連は質問状を送るくらいやって当然だよ？

だって、
GPSよりPCSが下がったんだもん。
どこが悪かったか、
何が足りなかったか、
それを教えてくれって質問できないはず、ないよね？

でないと、どこをどのように精進すれば良いのか
方向性さえ、掴めないよね？

世界トップ６の選手なのにさ。