この記事は3031文字です。(読破予想時間:約7分13秒)
入院シリーズ第3弾。
始まります。
僕が入院した初日、ベッドの上で特にやる事もないので、最初にやった事と言えば、iPodを耳に突っ込んで音楽を聴き始めた事だが、それも、アルバム1枚を聴き終えた所で終了し、退院までの12日間、二度と音楽を聴く事はなかった。
いつも入院した時はそうなのだが、僕は、音楽を全くと言っていい程聴かない。
僕もミュージシャンの一人なので、昔ならポータブルカセットプレイヤー、今ならiPodは常に持ち歩いている。
しかし、音楽が全く出来ない入院と言う状態の中で音楽を聴き始めると、焦りの様な感情に支配されてしまうのだ。
それと理由はもう一つ。
僕は、楽譜を書くのはあまり得意ではない。
楽器で弾きながら音を確認して楽譜に書いていく程度なら、昔、今の様にパソコンだのMTRだのにアイデアを記録しておく事が出来ない頃は普通にやっていた事なので、まあ、出来ない事もない。
しかし、楽器のない状態で出てきたメロディーを音符に直して書き記していく様なスキルは持ち合わせていない。
◇学校の音楽の授業って毎週1時間9年間もあったにしては
なのに、何の録音設備もないこんな状況の時に限って、音楽を聴くとアイデアが湯水の様に湧き出て来るのだ。
それがやたら勿体ない気がして、今それを封印しておけば、また違うタイミングで出て来る様な気がして、そして、今、溢れ出たアイデアは、記録しておかないと二度と出て来ない様な気がして、音楽とは距離を置く様にする訳だ。
◇増えすぎるアイデアメモと何度も降りてくる同じアイデア
僕が入院していた病院には「デイルーム」と呼ばれる場所に少しだが、本が置いてある。
病院のデイルームの本棚
医学書・児童書・小説・コミック・週刊誌・漫画雑誌などに加えて、将棋やオセロも置いてある。
数は少ないが、入院期間でこれだけ全ての本を読む事など不可能なので、僕にとっては十分な数だ。
パッと見ただけでも、興味をそそる本がたくさんあって、それだけでも間違いなく退院するまでに読み切る事は出来ない量だ。
何だかワクワクしてくる。
僕は元来、本を読むのが大好きで活字中毒の様な人間だ。
パソコンが手元にない状態で、初日から既に活字に飢えていた僕としては本当に有り難い心遣いのサービスだ。
僕はこの先の入院期間中、ほとんどの空き時間をほぼ読書をして過ごす事になる。
ちなみにテレビは一度も観ていない。
入院期間中に読んだ本やその他読み物をざっと列挙してみよう。
- 『1リットルの涙』木藤亜也
- 『アメリカ黒人の歴史』作者失念
- 『某医学書(タイトルは秘密・笑)』どっかの偉い医学博士
- 『火曜日に落ちる雨たちへ』浜本龍蔵
- 『恋するために生まれた』江國香織・辻仁成
- 『いつまでもベストフレンド』サラ・デッセン(おびかゆうこ・訳)
- 『34丁目の奇跡』ヴァレンタイン・デイヴィス(片岡しのぶ・訳)
- 『北都物語』渡辺淳一
- 『ディペンデンス(上)』ナナセ
- 『ディペンデンス(下)』ナナセ
- 『100万回の言い訳』唯川恵
- 好みに合わなくて、途中まで読んで本棚に返した本2冊
- 他、新聞を3部
1リットルの涙〜100万回の言い訳までは、読んだ順に並んでいる。
最期まで読み切った本は、全て面白かったから最期まで読めたのであって、勿論全てお薦めなのだが、この中で最高に僕の心を揺さぶって、未だ捉えて離さない本が木藤亜也ちゃんの日記をお母さんの木藤潮香さんが書籍化した作品『1リットルの涙』だ。
僕は見ていないのだが、以前ドラマ化もされた事がある作品らしい。(追記:この少し後にドラマも映画も観ました)
◇1リットルの涙、日記・ドラマ・映画の3人の亜也ちゃん
このレビューは、ブログで書いてみたいとも思っているし、買って手元に置いておきたいと思える本だ。
◇『1リットルの涙』を読んだ感想や受けた影響を語ろう!
そして、亜也ちゃんのお母さんである木藤潮香さんの書いた『いのちのハードル』も是非読んでみたいと思っている。
◇「いのちのハードル/木藤潮香」には本当に驚かされた!
この記事だけで、全てのレビューを書くのは無理だし、全てのレビューを書くつもりもないんだけど、取り敢えず、この記事では、さらっと読んだ本のタイトルの紹介だけで留めておく事にする。
ここの所、プロが書いたレベルの高い文章にずっと飢えていたので、この本達のおかげで本当に幸せな時間を過ごせた。
勿論、入院していなくても本くらいは読む事が出来る訳だが、こんなに毎日毎日連日、一日中本を読める機会なんてそうはない。
それにこれだけたくさんの単行本を買うとけっこうな金額にもなる。
こういう所は、音楽作品程、書籍の著作者の権利って守られてないよな、とか思いつつも有り難く読ませて頂いた。
その代わりと言っては何だが、せめて、読んだ本のタイトルだけでも公表しておこうと思った訳だ。
少しでも宣伝になればいいと言う思いもあって。
一部、個人的事情により秘密にした本もあるけど。(笑)
ま、そんな事情で、本当は毎日毎日年がら年中、音楽を聴いたり本を読んだりしたいのだが、時間的にも経済的にも無理があるので、ネットの活字を読んで禁断症状を抑えていると言う側面はある。
どうしても本物のカレーだったりラーメンだったりを食べたいのに、その場になかったりお金がなかったりで、インスタントで我慢する感覚に似ている。
それなりに満足は得られるのだが、毎回毎々同じごまかし方をしていると、やはり本物が食べたいと言う気持ちが抑えられなくなってくる。
活字や音楽だって同じなのだ。
アマチュアの文章や演奏で取り敢えず、一時的にごまかし満たしても、本物のプロの活字や演奏を読んだり聴いたりすると、「やっぱり本物は違うな!」と改めて痛感させられる上、本物の満足感を得る事が出来るのだ。
余りに毎日活字にまみれていたので、今、その禁断症状が激しくて困っている。
やっぱりこれは、活字中毒そのものなのだろう。
ちなみに僕は読むのも好きだが文章を書くのも好きだ。
そのエピソードも書いていきたいし、入院シリーズは書きたい事がまだまだあるので、読書をしている暇はなさそうだ。
て事で、入院シリーズ、まだまだ続きます。
☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*
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