生まれて初めての内視鏡、そして救急搬送へ | 皆見つかさ 公式ブログ 〜ソロアーティストの脳内と日常

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皆見つかさの十二指腸潰瘍内視鏡検査映像・アイキャッチ画像

 

この記事は6152文字です。(読破予想時間:約14分38秒)

 

話に先だって話しておきたい事があります。

 

先頭に貼ってある画像(アイキャッチ画像)は、僕の本物の内視鏡画像なのですが、あまりにリアルだとグロくて気持ち悪いと言う方もいらっしゃるかと思い、元の質感や色などが分からないくらいに加工させて頂きましたので、リアルな画像とは程遠いものとなっております。

 

去年の話に戻って恐縮ですが、しばらく入院シリーズとして記事を書いてみようかと思っています。

 

 

僕は、長い間複数の病院に通っている

 

しかし、不治の病と言う訳ではないので、特に心配して頂かなくても大丈夫な話で、それ程大袈裟な話でもない。

 

なので、ここでそれら全ての病名を発表するつもりもなく、これから話を読んで行く上で、取り敢えず、複数の病院に長い間通っているのだなって所だけ抑えておいて頂ければそれで構わない。

 

その中で唯一、不治の病と言えば、アレルギー性鼻炎くらいのもので、これは毎年、2月頃〜5月頃まで耳鼻咽喉科へ通わなくてはならないのは宿命の様なものだ。

 

と言うくらい他人にとってはどうでもいい病気をいくつか抱えていると言うだけの話なので、どうか「どう言った病気なのですか?」などと言う質問は勘弁して欲しい。(^人^)ユルシテ

 

ちなみに他人に移る様な病気は一つもない

 

そんな僕がまた一つ数ヶ月の間、通わなくてはならない病院が増えた。

 

この病気は十二指腸潰瘍と言う病気である。

 

 

先月12月14日の話。

 

ここ2、3ヶ月、体がふらつく症状が出ていたのだが、僕自身はあまり気にはしていなかった。

 

しかし、いつも通っている病院の診察室に入る時、ドアにぶつかったりしながら先生の前へ辿り着くまでのそのふらつきを見た主治医の先生が、「きちんと食事は摂っていますか?」と僕に訊くので「はい」と答えた

 

その先生は、僕に以前、親身になって心配してくれて、胃腸科の受診を薦めてくれた先生でもある。

 

僕が凄く信頼を置いている先生だ。

 

その後、先生は僕にいくつかの質問をして「うちでは大した設備がないので健康診断と言う所までは出来ないけど、血液検査くらいなら出来るのでしてあげましょうか?」と言ってくれたので「よろしくお願いします」と答えた

 

そして、その当日は他の患者さんの予約が後にぎっしり詰まっているので、その翌日改めて採血して検査して貰う為にその病院に言って採血して貰ったのだが、まさか、その病院からの血液検査の結果を聞く前に事態は大きく動く事になるとはこの時は思っても見なかった

 

その数日後、胃の辺りがやたら痛くなってきたので、また、胃潰瘍の再発かと思い、市販の薬を飲んでやり過ごしたのだが、そのせいで土日に突入してしまい、堪え難い苦痛の中土日を過ごす事になる。

 

市販の薬が全く効かないのだ。

 

それだけならまだしも、苦痛はどんどん増していく。

 

今まで、胃潰瘍の再発時には、それなりに効果を見せてた薬なのに。

 

そして、痛みも痛みの場所も胃潰瘍と同じなのだが、胃潰瘍の症状とは少し違うのだ。

 

胃潰瘍の場合、空腹時に痛みが強くなり、何かを食べると痛みが和らぐと言う特徴があり、胃酸による刺激を水を飲んで胃酸を薄めて和らげるなど対処もあるのだが、その特徴が全く違っていたのだ。

 

空腹だろうが満腹だろうが痛みは収まらず、水を飲むと痛みが増すのである。

 

そして、月曜日を待って、2017年12月18日月曜日、朝一で自転車で約10分〜15分くらいの距離にある胃腸内科へ行ったのだ。

 

下調べは昨日のうちに済ませていて、最新の内視鏡も完備していて、もし内視鏡検査になるならばと朝から飲まず食わずで胃腸内科の病院へ出掛けたのだ。

 

朝、胃腸内科の病院で診察をして貰うとやはり内視鏡検査、いわゆる胃カメラによる検査が必要だと言う事になった。

 

先生の説明では、胃の中が空っぽの状態でないと内視鏡検査は出来ないと言う事なのだが、それは既に想定済みで、その時の僕は朝から飲まず食わずの状態だ。

 

そこで、内視鏡の空き状況と照らし合わせて後日来て貰いましょうかと言う先生に、朝から水一滴飲んでませんし何も食べてませんと言うと、昼から内視鏡、空いてますのでそういう事なら昼から内視鏡検査をしましょうと言う事になった。

 

人生初めての胃カメラだ。

 

昔の胃カメラは相当辛いと聞いてたので、過去からずっと僕は胃カメラを拒否し続けてたので、過去、何度も胃潰瘍と十二指腸潰瘍を患ってきた身でありながら、今回が初めてなのだ。

 

と言うのも、最初に話した、僕が通っている病院の先生に胃腸科の受診を薦められる際に、今の胃カメラは昔に比べてどれだけ患者の負担が減っているかと言う説明のおかげで覚悟を決める事が出来たのだ。

 

実際に内視鏡検査をしてみると、先生が言った通り、今は、全身に麻酔をして、ぼんやりしてる内に終わるので、予想よりはかなり楽ではあったのだが、やはり苦しくなかったかと言えば嘘になる。

 

終わるまでに何度も嘔吐(えず)いたのは確かだ。

 

でもまぁ、これなら、十分に耐えられる範囲だ。

 

そうビビる程もものでもない。

 

 

内視鏡検査が終わって先生の説明を内視鏡で撮影した映像を見ながら聞くと、胃はとても奇麗だと言う事なのだが、大きな十二指腸潰瘍が十二指腸の入り口付近に3つもあり、その内一つから激しく出血をしていて、その奥にも相当数の十二指腸潰瘍が出来ていると言う事だった。

 

それ以上奥には内視鏡が入れないので、一体どれくらいの数の潰瘍が出来ているのかは分からないとの事だった。

 

そして、「これから入院して頂く事になります」と先生は言った。

 

「うちには入院設備がないので、今から受け入れ先病院を探して、それから救急車を呼びますので、救急車に乗って受け入れ先病院まで言って下さい」と先生は言う。

 

僕は自分で歩けるし、何だか救急車って言うのが大袈裟に感じた。

 

僕は入院も救急車も何度か経験しているので、その事に対する不安はほとんどない。

 

けど、年末へ向けて私生活の中で絶対にしておかなければならない事の方が気にかかる。

 

そして、「入院するならいろいろ準備もしたいので一旦家に帰ってから自分でその病院へ行っていいですか?」と訊くと即答で「それは諦めて下さい」と返って来た。

 

出血性十二指腸潰瘍の場合は、救急案件なのだそうで、「もし途中で貧血を起して倒れたり、吐血や下血があれば大変な事になるので、救急車が来るまでこの病院で安静にしてて下さい」と言う説明を受けたので、それは諦めて従う事にした。

 

今から入院すると、年末期限の支払いなどいろいろ間に合わない可能性のあるものを振り込んだり、いろんな用事を済ませて、病院で必要な荷物を持って、それから入院しようと思っていたのだが、どうやらそれは不可能らしい。

 

それは、入院が長引くとなった場合にまた改めて考えようと言う結論に達した。

 

先生に念の為訊いてみると、「おそらく1週間くらいじゃないかな?」と言う答えだった。

 

それなら、ギリギリセーフだ。

 

この日から一週間と言うと25日に退院と言う事になる。

 

26日までに振り込まなければならないお金が一件だけあるので一週間より長引くかどうか分かった時点でまた考えようと観念してやってきた救急車に乗り込んだ。

 

救急搬送された病院は、隣の市にある大きな総合病院で、今日初めて胃カメラを飲んだばかりだと言うのに、MRIやレントゲンや心電図や採血などを終えた後にまた内視鏡を口から突っ込まれるのだそうだ。

 

主治医の先生は、マスクをしていてよく分からないが、目元だけを見ていると、自民党の小泉進次郎議員に似た感じの若い先生で、全体像もなかなかにカッコいい。

 

以下、この先生を進次郎と呼ぶ事にするが、単なるニックネームなので、敬称略で書かせて頂く事とする。)

 

そして、話した感じもなかなか感じのいい先生だ。

 

午前中に受診した病院の先生も二人いたのだが、二人とも若くて格好いい先生だった。

 

多分マスクを外しても男前なのだろうと思えて、きっとモテるのだろうなとも思った。

 

最近のお医者さんは、みな、こんなに格好いいものなのか!?

 

医者がモテると言うのもこれを見ると、物凄く説得力と真実味がある。

 

 

僕は入院期間が気になって仕方がなかったので、進次郎にも訊いてみる。

 

「中をみて施術して経過をみてみないと何とも言えないが、出血性十二指腸潰瘍なら、大体1週間くらいでしょう」と言う事だった。

 

現実には、12日間かかった訳だが。

 

そして、いろいろな検査が終わって、いよいよ内視鏡の検査なのだが、先生は、「午前中に全身に麻酔を一回してるので、喉だけの部分麻酔でいくか、もう一度全身に麻酔をかけるか少し考えます」と言って先に点滴の準備だけが始まった。

 

看護師さんが「こちら側の都合で申し訳ないのですが、利き腕の右手から点滴の針を入れさせて貰いますね」と一言断りを入れて来る。

 

そして、「この点滴は、数日間刺しっ放しになるので、何かと不便だと思いますが、我慢して下さいね」と付け加える。

 

そして、しばらく待たされて「血液の分析が終わったので始めましょう」と言いながら進次郎(似)がやってきた。

 

進次郎が言うには、「一日で二度の麻酔はやはり危険を伴うので、全身には物凄く薄く麻酔をかけて、ほぼ喉の麻酔だけでやりましょう」と言う事だ。

 

午前中の病院でも同じだったのだが、喉の麻酔は注射器を使わず、喉の奥に何回かスプレーするだけの楽なものだ。

 

そして、全身の麻酔は、点滴と同時に血管へ流していくもので、これも特に苦痛はない。

 

今度は検査ではなく、十二指腸の出血箇所の縫合や、患部を焼いたりする作業を行うそうだ。

 

いわゆる内視鏡手術というヤツだ。

 

そう言った処置は、全て、内視鏡から器具を突っ込んで先生が外からそれを操作しながら行われるので、腹を切る必要はない。

 

これが何年か前なら、手術以外の方法はなかったそうだが、手術を過去に何度か経験している僕としては、その負担の差はとても大きいと感じた

 

十二指腸の出血部分の縫合は医療用のホッチキスで留めていくそうで、抜糸の必要もなく、治った頃に勝手に取れて流れていき、排便時に知らない間に一緒に出て行ってしまうのだそうだ。

 

 

そして処置は終わって僕は病室へ運ばれた。

 

皆見つかさが入院する事になった病室のプレート

これから12日間過ごす事になる病室のプレート

 

処置後に先生の説明を詳しく聞かされる。

 

潰瘍がかなり深かったので、今日来てくれて良かったです

と進次郎。

 

「おそらく、今までのふらつきは、十二指腸からの出血による貧血が原因でしょう」

 

十二指腸潰瘍の原因としては、ピロリ菌かストレスのどちらか、もしくはその両方だと思われます。ピロリ菌の検査は今日、ついでにしてしまいましたので、その結果が出たらまたお知らせします」

 

そして進次郎から手渡された何種類もの書類にサインをさせられて、続いてその後、看護師さんや事務の人やらいろんな人がやってきて、点滴が刺さった右腕で20枚を越える書類にいろいろ書かされる。

 

一体、何枚書いたのか分からないが、取り敢えず、こちらに控えが貰える書類だけでも、20枚くらいあったのは確かだ。

 

そして、その晩は一睡も出来ないままに朝を迎える

 

麻酔をした夜は、なかなか眠れなくなるそうなのだが、水一滴飲めない僕は、睡眠薬すら飲めない訳である。

 

入院の前日前々日の土日も夜中、胃の辺りの痛み(結果は十二指腸の痛みだった訳だが)でほとんで眠れておらず、これで3日続けてほとんど睡眠をとっていない事になる。

 

そして次の朝、術後の経過を見る為にまた内視鏡検査をされた。

 

人生初めての胃カメラだったのが、何と、二日間で3回も胃カメラを飲む事になるとは流石に予想外だった。

 

そして、検査の結果、ホッチキスも外れる事なくしっかり留まっていて、出血もなく、何の異常もない事が分かって検査は終了となる。

 

そして、ほとんど眠れない四日目の夜を過ごす事になる。

 

次の朝、進次郎に四日続けてほとんど眠れていない事を告げるとと、「眠れる点滴があるので、今晩はそれを出しておきましょうか」と言う。

 

そんなものがあるのなら、初めから出して欲しかったと思いながらも、その晩はかなり浅い眠りながら少しは眠れる様になったので、けっこう有り難かった。

 

僕は、普段、他の病院で睡眠導入剤を処方されている

 

それがないと睡眠がうまくコントロール出来ず、ほとんど眠れないのだ。

 

普段貰ってる薬があれば、よく眠れるのだが、睡眠薬の点滴は僕にはあまり合わなかった様で、いつもの眠剤程の効果は得られず、結局、深い眠りにつく事は一度もなかった

 

先程も言った様に、何もないより断然有り難いのは確かではあったので、感謝はしている。

 

 

2017年12月29日に退院して来て今に至る訳だが、これから通院での治療が始まる訳で、治療が終わるまで、早くて1ヶ月半〜2ヶ月

 

それから、ピロリ菌の消毒に入るのだそうだ。

 

先生の説明によると、十二指腸潰瘍が完全に治るまでピロリ菌の消毒は出来ないのだそうだ。

 

ピロリ菌の消毒殺菌治療は飲み薬による治療なのだそうだが、傷のある胃や十二指腸にとって、かなりキツくてよろしくない薬なのだろうと勝手に想像している。

 

結局、完治まで数ヶ月はかかるそうなので、通院するにはちょっと遠い隣の市にあるその大病院より、出来れば、最初に行って内視鏡検査をしてくれて、救急車を呼んで乗せてくれたその病院で通院治療をさせて貰えないか、訊いてみるつもりだ。

 

病院の他のスタッフによるとそれは可能だと言っていたので。

 

 

今回、入院シリーズ第1弾は、入院するまでの経緯と、十二指腸潰瘍の実際の治療である、内視鏡についての説明を重視させて貰いました。

 

以前の僕の様に内視鏡に尻込みをしている人がいるのなら、何か参考や手助けになるのではないかと言う思いも込めて書かせて頂いた記事です。

 

本当に、全身への麻酔をすると相当楽です。

 

2度目に全身への麻酔をほんのちょっぴりしかして貰えなかった時は、けっこう辛かったですけど、二日で3回も胃カメラを飲んだなんて人は初めてだと、お医者さんや看護師さんにさんざん言われましたので、僕の様なパターンは珍しい様です。

 

だから、僕の様に連続で内視鏡を突っ込まれると言う様な心配はあまりしなくていいと思います。

 

全身に麻酔と言っても、手術の時に行う全身麻酔の様に完全に意識を失う様な麻酔ではなく意識は普通にあります。

 

少し眠たい様なぼんやりした感じの中で施術が進行していく感じです。

 

施術が終わった後もしばらくは麻酔が効いていて、眠い様なぼんやりした感じは続きますけど、朝9時頃に始まった3度目の内視鏡検査で、麻酔が切れて眠気やぼんやりした感じがとれて普通に歩ける様になったのは、14時頃でした。

 

個人差はあると思いますけど。

 

そういう訳で、内視鏡への抵抗感や恐怖心で、胃の辺りの痛みに長年耐えてる方

 

一度、胃腸内科や消化器内科を受診してみた方がいいですよ。

 

この科の違いは僕には分かりませんが、僕が最初に受診した病院が胃腸内科で、入院した病院の科が消化器内科でしたので、どちらも、似た様なものなのかなって気はしてます。

 

では、入院シリーズ、しばらく続くと思いますが、よろしくお願いします。



☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*

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