これからのミュージシャンと音楽業界 | 皆見つかさ 公式ブログ 〜ソロアーティストの脳内と日常

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この記事は4282文字です。(読破予想時間:約10分11秒)

ミュージシャンになって売れて大スターになって大金持ちになる。

戦後、この国で星の数程、そんな夢を描いてミュージシャンを目指した人って、いると思います。

ミュージシャンって、売れるまでは大変で、売れ損なった場合のリスクも高くて、その分、成功した場合のリターンは大きい。

いわゆる、ハイリスクハイリターン

いまだに、そんな風に思ってる人が、ほとんどだと思います。

でも、そんな時代が、まさに去ろうとしてる転換期が今だと私は見ています。


本来、ミュージシャンなんてそんなスター的な位置にいた存在ではなかったのです。

それを、お金になると踏んで、新たなビジネスモデルが戦後に生まれただけなのです。

それまでは、歌や演奏を道端で聴かせて、わずかばかりのお金をいただく。

そんな職業とも呼べない、自分の特技を活かしてかろうじてその日のご飯を食べられるかどうかくらいのギリギリの生きる手段でしかなかったのです。

社会的地位も低く、物乞いと受け取る人も多く、乞食同然の扱いだった時代も長く、むしろそれが元来の姿だったのです。

特技を披露する場所が、路上から見世物小屋に移っても、地位は劇的にあがった訳でもなく、決して高いものではなかったのです。


今は、まだスターや大金持ちを夢見て目指してる人も多い様ですが、現実には急速にそれは厳しくなりつつあり、本当に好きでないと勤まらない時代がやって来てます。

単に大好きってだけでもおそらく勤まらないと思います。



現実にCDの売り上げは相当落ち込み、配信でミュージシャンが食べて行くには厳しく、CDを購入した人だけの特典とか何か大きな副産物がなければファンの人でさえCDを買わない時代が来ています。

AKB48の握手券とか分かりやすい例だと思います。

一流のミュージシャン達が凄く完成度の高い音楽を作りあげて、凄いスター性のある女の子達をあれだけたくさん集めて尚、大ヒットを飛ばす裏側には昔とは比べ物にならない苦労がある訳です。

勿論、昔が楽チンだったと言う訳でなく、昔も大変だったのですが、それ以上にって意味です。

この辺りの分析と現実を語ると本一冊分くらいになりそうなので、今は話を拡げるのはやめておきますが。


CDの魅力や配信におけるアーティストの取り分の問題もさる事ながら、今まで一番の顧客だった若者層が実質的な音楽離れをしている事も大きいと思います。

パソコンやスマホが急速に普及して、iPodなどの音楽プレイヤーをほとんどの人が持ってた時代も終わり、四六時中音楽なしではいられない音楽中毒の若者でない限り、他の事に時間を充てる若者が増えてしまったのです。

電車の中や街中で、iPodにつないだイヤホンを耳に装着して、音楽を聴く若者が大量にいたのは、ほんの数年前です。

でも、今は、スマホを見てる人間の方が多く、スマホにイヤホンを繋いで音楽を聴いてる風の人は、以前のiPod全盛の頃程はいません。

勿論、若者達は音楽も聴きますが、ゲームもするし、ネットサーフィンもするし、動画も楽しむ。

コンテンツがあまりに増えて、TV離れと同じく、音楽が他のコンテンツに押されてしまった状態です。

音楽を聴く若者が減った訳ではなく、音楽を聴かなくなった訳でもなく、音楽にかける費用も時間も他の事にまわされて減らされていると言う意味です。



その癖、昔から中年以降の世代って、時代の変化には文句ばかりつけるのです。

音楽に惜しみなくお金をかけて、音楽界を支えてきたのは、今も昔もその時代の若者達なのです。

なのに、お金もかけない癖に、新しく台頭してきたハードウェアにもケチをつけて、絶滅危惧種がいかに良かったかを力説する。

昔流行ったジャンルの音楽を褒めちぎって、新しい世代のアーティストやジャンルにケチをつける。

でも、それは中年になって音楽にほとんどお金も時間もかけなくなった自分達自身がそれらのハードやジャンルを絶滅に追い込んでるだけで、そんなにいいのなら、若かった頃の様に、ご飯代をケチってでも皆で購入し続ければ絶滅は避けられた筈なんです。

売れ続けているものを生産中止にする様な企業って、基本的にないですからね。


余談ですが、中年の方達は僕の音源がシングルアルバム も配信だけでCDは制作していないって言うと、必ずと言っていい程、無責任にケチをつけてきます。
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本人達は皆、ケチをつけてるつもりはないようですが。

そう。

CDを最も買わない世代と言うか音楽に最もお金をかけない世代に限ってね。

インタラクティブ配信が中心になりつつあり、音源がCD一択でないこの時代に、小さなレーベルのまだ知名度も低いアーティストが余り売れてないうちにCDを無理に作って在庫を抱えるリスクなんて負えないですよ。

勿論、ある程度評判が上がれば、CDを求めるニーズにも答えますけどね。

その点、若者達は配信先を訊いてくる事も多く、CD派の若者達も素直で、面倒な気分にさせられる事はまずありません。

(自分もいつの間にかそんな大人になってしまっていると感じている人は、是非とも読んで欲しい記事です。↓)

◇アートシーンでもターゲットは絞らないとダメ?

とまぁ、余談はさておき、細かい動向分析をしていくと、かなり厳しい時代が来ているって事です。

○ミュージシャンになりたい。

×スターになりたい。

×大金を手にしたい。

今すぐの話ではないにしても、将来的には、ま、こんなトコでしょうか。

80年代〜90年代にかけてのバンドブームだった頃は、フリーターをしながらバンドで成功するのを目指す若者が爆発的に増えたけど、自分で期限を設けてる奴が凄く多かったんです。

25才までに売れなかったらやめるとか、30才まで頑張るとか。

これからは、その程度の覚悟なら最初からやめておいた方がいいと、心から思います。

何を持って成功かって概念自体が大きく変わろうとしている訳ですから。

人の意見に左右されるも、自分で頑固に突き進むも、全て、決めるのは自分自身だから、アドバイスなんておこがましい事をしてるつもりはないけど、今までのビジネスモデルが崩れかけてて、二度と同じビジネスモデルが通用しなくなるのは、間違いないと思います。

崩れかけたビジネスモデルに固執して、ビジネスモデルの立て直しに尽力した人は、あらゆる業界で歴史上常に敗北しています。

次のビジネスモデルに目を向けて、こんな時こそ先駆者になるチャンスだと思って、新たなビジネスモデルを作ろうとする様な人 が成功を掴んできたのです。

◇新世界が構築される今だからこそアーティストは・・・

時代とともに一つのビジネスモデルが崩れ去るのは、必然なのです。

でも、新たなビジネスモデルが出来るとは限らないのも現実なのです。

誰も、新たなビジネスチャンスだと思わなければ、もう、ビジネスとしては終わるだけなのです。

過去に全盛時代があって世の中にあって当たり前だったビジネスが、今は、完全に過去の話になっているものなんて数えきれないくらいあるんです。

まぁ、私はどっちにしろ、当然、このまま突き進みますが。

ミュージシャンでブレイクする事を願って目指してる人は、今一度、冷静にいろいろ人生サクセス作戦を練り直してみてもいい と思います。

◇成功するのに運はあまり関係ない

この機会に。


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