この記事は5467文字です。(読破予想時間:約13分1秒)
ビジネスにおいて、ターゲットを絞って戦略を立てる事はとても重要です。
ビジネスにするのであれば、音楽でもそれは例外ではないでしょう。
しかし、アートとは何かと言う記事や、その他多数の記事で何度となく触れてきたアーティストの立ち位置と言う話からすれば、ターゲットを意識して創作をする事自体、それはアートから外れる事になるのではないか?と感じる方もおられる事でしょう。
その疑問は当然だと思います。
そして、ビジネスありきで作られる音楽はアートなのか?と言う疑問をお持ちの方も大勢いらっしゃる事でしょう。
確かに、自分の中から湧き出るものではなく、誰かの好みに合わせて作るものがアートである筈がありません。
勿論、誰かの好みに合わせて何かを作ると言う行為は素晴らしい事です。
それを否定している訳ではありません。
そして、更に突っ込んでみると、誰かの好みに合わせて何かを作る事と、誰かを喜ばせる為に何かを作る事はイコールではありません。
そこを広げると話がそれすぎるので、そこで止めておきますが、じゃあ、アーティストはターゲットを意識してはダメなのか?と言う話です。
確かに、アーティストにとって、お金は結果であると言う話を散々してきましたが、だからと言ってターゲットを絞ってはいけないと言う話にはならないと僕は思っています。
要は、音楽作品の場合、ターゲットに合わせて作品を作るのではなく、ターゲットに合わせたプロモーションを展開すればいいのです。
何曲も曲を作っていく内に、どう言った層に聴かせたい曲なのかと言う事は、自然と創作者の頭の中に出てきます。
どう聴いても、今時の流行りの曲ばかり作っているのに、お年寄りをターゲットに聴かせたいんだって人はあまりいないと思います。
普通は、その曲を聴くにふさわしい層に聴いて貰いたいと、放っておいてもそう思う様になる筈です。
つまり、曲を作れば自然と定まるターゲット層にいかに知ってもらえるかが勝負と言う事になります。
ここで音楽作品と普通のビジネスシーンについて比較論的に少し話してみたいと思います。
ビジネスシーンでは、まず、マーケティングが行われます。
その結果に従ってターゲットを絞り、その上で戦略を立てます。
例えば、雑貨屋さんを開くにあたって、当初、中高生向きの品揃えを想定していたとします。
しかし、市場調査の結果、その地域は、中高生が少なく、20代の若者の方が多い地域だったとすると、当然、その雑貨屋での品揃えは、20代の若者にターゲットを絞った品揃えにした方が儲かる確率は上がる筈です。
これをそのままに、音楽活動に置き換えて考えてしまうとちょっとおかしな事になってしまいます。
音楽の場合、マーケティングにおける市場調査と言うと、雑貨屋さんの様に、地域に限定した調査をしてもあまり意味がないので、今の流行や、購買層を調査する事になります。
そして、10代20代の若者中心に流行ってる音楽が、売り上げの中心になっている事が数字にはっきり出ていたとしても、それぞれのスタイルを持ったアーティストが、急に、その世代向けに流行を意識した曲に全てを書き換えるなんて事は想像も出来ません。
マーケティングの上で、ターゲットを絞って、それに見合うアーティスト、と言うよりアーティスト役の人を探してきて、そう言う曲も衣装も何もかも用意したレールの上に乗せると言う方法は、昔からあるスタンダードな方法です。
しかし、それを、本物のアーティストと呼ぶのかどうかだとか言い出すと、議論の方向がどんどんずれていってしまいます。
ここで、そういう人を例に、「ほら、あの人はターゲットを絞ってる」なんて言われるとちょっと話が前へ進まなくなるので、ちょっと勘弁願いたい話です。
つまり、音楽アーティストの場合は、そのビジネスシーンのマーケティングにそのまま当てはめてはダメだと言う事です。
でも、基本的には、そのビジネスモデルは役に立つので、頭の片隅に残しておかなかればならないと僕は思っています。
僕は、一人で活動しているミュージシャンで、ソロの音楽アーティストです。
勿論、作品を作る時に最初からターゲットを絞る様な事はしてません。
しかし、どんな人達に聴いて貰いたいのかと言う事は、先述の通り、自然と心に浮かんでます。
つまり、先程と言葉を変えて言うと、市場調査に合わせるのではなく、その心に浮かんだ人達に向かって、宣伝・広報活動をしていけば、それすなわちターゲットを絞ると言う事なのではないかと言うのが、僕の結論です。
しかし、僕らアーティストは、はっきり言ってそっち方面は完全な素人です。
それなりに個々に研究や勉強はしているでしょう。
でも、プロダクションや広告代理店で営業マンを何年も経験して実戦の中で揉まれたと言う訳ではありません。
なので、いずれは、そういうエキスパートのパートナーを探して組む必要はあるのではないかと思ってます。
僕の場合、心に浮かぶ人々、すなわち、ターゲットは誰かと言う話なんですが、それを少し話したいと思います。
こんなマル秘裏話の様な事を、本当に話してもいいの?とは自分でも思うんですが、何だか、心が「話せ!」と言っているので、それに従いたいと思います。
まず、僕自身が思うに、今の所、僕の楽曲はきっと、女の子が「感動したぁ~」とか言って涙を流してくれる様なロマンチックな曲は、ほぼありません。
そう言う意味では、女性だけをターゲットにするなんて無謀な事は有り得ない話です。
勿論、性別抜きに聴いて貰いたいとは思ってるんですが、普通に聴いて貰ったとして、僕の楽曲を支持してくれる人の割合は、おそらく7:3くらいで男性が多いのではないかと、勝手に思ってたんです。
そう言う意味では、どちらかと言うと、男性へのアピールが少し強めがいいだろうと言う方向性で動く様にしています。
当然、それは女性を拒む訳ではなく、男女ともに大歓迎と言う事は言うまでもありません。
で、今の所、YouTubeのアナリティクスの結果もFacebookページのインサイトでも、男女比が約8:2と言う結果が出ています。
当初の予想より少し、男性比率が高く、女性比率が低かった様ですが、大体、予想通りと言える結果になっていると思います。
次に年齢層ですが、中年以降の大人達はあまり音楽にお金をかけないと嘆く様な話を、何度もこのブログで書いてきましたが、この層を見限っている訳ではなく、実は、僕が一番聴いて欲しいと願ってる層はその層です。
そして、CD離れが進んでいると言われる世の中で、未だにCDにこだわりを強く見せる人が多いのもこの世代です。
【そんな世代に送るリンク】
『iTunes Storeで配信されてる曲の買い方(パソコン編)』
『iTunesでプレイリストを作成する方法(CD作成の準備編)』
『音楽配信で購入した曲の音楽CDをiTunesで作成する方法』
配信音源の扱いに対する拒絶反応や苦手意識を払拭出来るきっかけに、僕の配信音源がなれば、更に嬉しい事だと思っています。
具体的に言うと、40代前後を中心に、30代以降の大人達です。
お金をかけない世代だから、ターゲットから外すのではなく、だからこそ是非、昔の様に音楽と戯れて欲しいと強く思う訳です。
歳と共に、「時間がない」だとか何だとか音楽を聴かなくなる人はどんどん増えていきます。
しかし、時間がなくても、どんどん(自分にとって)新しい音楽を取り入れ続けてる人もたくさんいると言う事実があります。
歳と共に徐々に音楽から遠ざかって、昔の若かりし頃のまま、時間まで止めてしまって潤いがなくなっていくなんて、とても悲しい事の様に思えるんです。
僕は、新しい音楽も好きで聴きますし、レトロな音楽も大好きです。
もしかして、そんな僕の音楽なら、一度、時を止めてしまった世代の時計を動かす為の原動力になれるのではないか?
古いものと新しいものを繋ぐ架け橋になれるのではないか?
そんな事を思って、その年代の人達が頭に浮かぶ訳です。
そして、あわよくばと言ってはなんですが、音楽を聴く事だけでなく、音楽を奏でたり歌ったりする事に目を向けて貰う事が出来たら素晴らしいし嬉しいと考えています。
若い、バンドを始めて間がない人達~ようやく慣れてきた頃のバンドマン達、そして、「この歳からバンドなんて、楽器なんて」とか何とか思ってる大人達までが、僕の曲をコピーバンドの定番アーティストのナンバーとして演奏してくれたらいいなぁ~なんて事も思っています。
かなり本気で。
現実に僕の曲は、テクニックを見せつける様な気分で演奏してる楽曲って、ほぼ皆無です。
必然性があって、ベースソロやドラムソロが入って来る曲もありますが、そこもテクニックを見せる為のフレーズでは決してありません。
その曲は、僕のアルバム『解放』に収録されている『Shake!<試聴する>(JASRAC作品コード:215-8071-5)』と言う曲でファンクロックナンバーなんですが、ライブセッションで大人数でソロを回して盛り上がる事が出来る様な作りに仕上げた曲です。
実際にレコーディングで使われていない楽器もいくらでも参加出来る様なノリに仕上げてます。
レコーディングに使われていない楽器と言う意味では、それ以外の楽曲もピアノやオルガンやシンセなど、鍵盤は入ってませんが、曲作りの段階で鍵盤から出来た曲や鍵盤を一部使って作った曲も多いので、鍵盤はほとんどの曲に馴染む筈です。
大抵、2本以上のギターを使って録音していますが、1本で弾いてもおかしくはならない筈です。
どの曲も、実際の編成にこだわる必要がない曲ばかりなので、自由に楽しんで貰えばいいと思っています。
全ての楽曲が入門~中級レベルの人がチャレンジするには、丁度いい頃合いなんじゃないかと自分でも思える楽曲ばかりです。
ただ、今はスコアは販売してませんので、現時点では、耳コピが必須になりますが、耳コピのスキルは身につけておいて絶対に損はないスキルですし、これを機会に頑張って身に付けると言うのもいいのではないかと思っています。
早い話が、僕、皆見つかさの楽曲は、コピーバンドに最適な曲ばかりだと言う事です。
解放/皆見つかさ | |
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ついつい、自分の曲の話になって熱く語ってしまいましたが、僕のターゲットについてまとめると以下になります。
1)男女ともに大歓迎だが、男性中心にターゲットとして働きかけているつもり。
2)あらゆる世代に聴いて貰ったら勿論嬉しいが、40代前後を中心に30代以上の大人層をターゲットに働きかけているつもり。
3)年齢問わず、バンドや楽器や歌に興味がある人、或いは、既に始めている層のコピーバンドをターゲットにしているつもり。
大きく、この3つです。
しかし、如何せん、広報活動に関しては完全に素人なもので、遠回しに言うよりも、いっそ、本人達にほぼ名指し状態で話しかけてみたらどうだろうと言う暴挙に出たのが、この記事な訳です。
そしてこの記事の結論として、ビジネスにおけるターゲットの様にマーケティングの結果でターゲットを決めて絞ると言う手順を、自分の心に浮かんだ層をターゲットとして絞ってみると言う手順に変えるだけで、ビジネスセオリーをほぼそのまま活かせるのではないかと言う事です。
これも、僕の推論に過ぎず、只今、実践中と言う話ではあるのですが、僕の広報の方法はともかく、この推論自体は悪くない線だと思っています。
それと念の為。
この記事での話は、あくまで、音楽コンテンツについての話です。
僕のブログについての話ではありません。
ブログの記事も広報を兼ねてる場合がありますが、ブログに関しては、特にこのターゲットに絞って発信してしている訳ではありません。
記事によって、いろいろターゲットが変わりますが、トータルでは老若男女全てがターゲットと言ってもいいと思います。
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