アート(芸術)とは | 皆見つかさ 公式ブログ 〜ソロアーティストの脳内と日常

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そして、忘れないでね(o^-')b

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この記事は3959文字です。(読破予想時間:約9分25秒)

アートとは、芸術とはと言うこのテーマ、一人のアーティストとしてブログを始めるにあたって 、私的見解はきっちり述べておくべきだと思ったので、遅ればせながら書かせて貰おうと思います。

◇ブログを始めるにあたって

かと言って、この考え方が正しいだとか、世間にこれを広めようだとか、そんな事は思ってません。

いろんな考え方の一つとして、自分を知って貰う為にも書いておくべきだなっと思っただけなのです。

それでは、スタートです。


アートを語る時、理解出来るか出来ないかって表現をよく使いますよね。

「あなたには理解出来ないと思うよ」とか「やっぱり、君には理解出来ないか」などと言われると、バカにされた様な気分になる人って多いと思いますが、本来、これはちっとも嫌な気分になる言葉じゃない筈なんです。

でも、本当に相手を見下す意味でこういう表現をする人があまりに多い 為に、こういう言葉=見下されてると皆が感じる様になったんだと思います。

◇アートの知識があるってそんなに偉いの?

本来、アートを理解出来るかどうかなんて、それぞれの受け止める側の個性・感性による訳です。

分からなければ、眼力がない訳でもセンス がない訳でもありません。

◇センスと知識と経験と

違う感性を持ってるだけなのです。

音楽評論家やライナーノーツの解説の言葉でも、音符一つ一つの意味について解説してるものがありますが、そんな大層な話でもないんです。

例えば、今、この記事を読んでる読者さん自身が音楽理論もスケールも何も知らずにピアノの鍵盤を適当に押さえて遊んでたとします。

「今、弾いたメロディー、ドの音を一つフラットさせると、何か勇敢な感じしない?」とそう感じて、隣にいる友人達に尋ねたとします。

「うん、するする!私もそう思った!」って言った友人はあなたの感覚を理解出来る人です。

そして、評論家さんの言う音符の意味がそれです。

「そうかなぁ?勇敢と言うより切なさを感じたよ」って友人はあなたの感覚を理解できない人であり、言い換えるとまた違う感性を持った人です。

どっちが正しいという訳でもどっちが間違ってると言う訳でもありません

単純に感覚の違いなのです。

偉大な作曲家ベートーベンの名曲『運命』なんてのも、もしかしたら何気に、♪ジャジャジャジャーン!と弾いてみた時に「おっ!このメロディー、何か運命って感じじゃね?」ってベートーベンは感じたのかも知れません。

もっと単純に、「この色使うと奇麗じゃない?」とか「こんな風に弾くともっと格好良くない?」だとか「このメロディーいいんじゃね?」とか、その程度の事を形にする事が既に芸術の始まりなんです。

何でもいいのです。

例えば、道路にボールを転がしただけで何かを感じたとしましょう。

アーティストは、その感じた何かを色で表現したり、独特の構図で表現したり、或いは、音(旋律)に込めたりして表現しようとします。

そのボールの転がりに人生を感じた人は、それを何らかの手段で自分なりに人生と言うものを表現するだろうし、その躍動感に胸躍らされたのなら、何とかその躍動感を作品で伝えられないかと工夫する訳です。

直接言葉で表現出来ないからアートで表現しようとする場合もあるだろうし、言葉で直接表現してもつまらないから、アートでの表現を楽しむと言う場合もあるでしょう。

その時、何を感じたかを自分独自の方法で表現し伝えようとする事、それが芸術なんだと思います。

ただし、ただ伝えるだけではアートとは言えません

ただ伝えようとしただけではなく、伝えたい部分をデフォルメして強調したり、いろんな手法を用いてそこに自分自身を込めるのは大事なポイントだと思います。

そして、その表現には制限なんてありません

猥褻だからダメだとかグロはダメだとか、社会がその時代のモラルや法に照らし合わせて勝手に拒絶しているだけで、本来、芸術においてそんな制限なんて一切ないんです。

人の感覚や心まで、その内の言ってはいけない様な、どす黒いものまで全て表現していいんです。

美しいものから、汚いものまで全てが表現の対象です。

それを見た人が、自分の好みでアートかどうかを決める事ではない筈です。

それがアートかどうか知っているのは作者とその作者に共鳴した人達のみだと、僕は思っています。

それ以外は、全て外野であり、部外者です。

しかし、悲しい事に法やモラルの名の下にいろいろな制限が付いて回るのも事実です。

猥褻だとか、放送禁止用語だとか、タブーに触れただとか。

しかし、その制限下でいかに表現するかと言う事に炎を燃やすアーティストも勿論いますし、それは一つのあり方だとは思いますが、制限をアーティストや社会に強要した側の行動は寧ろ、制限した瞬間に、その制限する行為、それはアートの一部、或いは、大部分を否定する行為である事は間違いありません。



結局、アーティストなんて同じ感覚を持った、それを理解出来る仲間を探してるだけなのかも知れません。

僕なんて、それが分かる人があらわれたら「おっ!分かる!?仲間仲間ヽ(*・ω・)人(・ω・*)ノ」って感じで喜びを感じますもん。

違う感性の持ち主で自分に否定的な人は嫌ですけど、自分の作品を自分にない観点で解釈してくれる人にも喜びを感じるので、仲間探しが全てとは思ってませんけど、仲間探しをしてる一面は必ずあると思いますし、それがかなり大きな割合を占めてるのは確かだと思います。


あと、ヌード写真に関して、「この写真集はちっともやらしくなくて、すっごく奇麗で芸術なんです」とかって言葉をよく耳にしますが、奇麗かどうかとか、いやらしいがどうかと芸術かどうかは全くカテゴリーの違う話ですから。

これはまさに、アーティストが何を伝えようとしたかっていう、一番大事な部分を無視した発言ですよね。

この言葉を本気で言ってるなら、ピカソの作品なんてアートではないって言ってる様なものですからね。

猥褻とアートいう絡みを話に加えるともの凄く、話が長くなるので、今回はこの部分は端折ります。


最初の理解出来るかどうかについての話に戻ります。

それぞれの感性の違いなんて生まれつきのものもあれば、育ちや経験によって生まれる違いもある訳です。

あるアーティストが奇麗だと思って、その絵のバックを赤で塗ったとしても、全員が奇麗と言う印象を抱くとは限らない訳です。

例えば、血なまぐさい内戦だらけの国で育った人には、赤は戦争で死にゆく人が流す血を連想してしまうものなのかも知れませんよね。

グリーンを大自然の色と言う人もいれば、美味しそうな色って言う人もいる訳です。

各色に対する印象は国や民族によって違うともいいますし、勿論、個人によっても同じ色に対して持つイメージが違っても不思議はありません

◇太陽の色は何色ですか?

なので、音楽の歌詞もそれと同じで、何度聴いても意味が分からない曲があるのは当たり前なんです。

だって、そんな体験全くした事のない人がその詞を聴いて、その場面を連想出来る方がおかしいんですから。

決して、理解力がない訳でも、感性が鈍い訳でもありません。

1つ例を挙げると、CCR の名曲『How You Ever Seen The Rain?』と言う曲に出てくる雨と言う表現が何を意味するのか、英語が分かろうと翻訳を読もうと、おそらくほとんどの日本人には分からない筈です。

◇How You Ever Seen The Rain?/CCR


僕にも分かりませんでした。

僕も他人のブログ記事(今は削除されてます)で知ったのですが、ベトナム戦争下の空から降ってくるナパーム弾の事を指すんだそうです。

この歌詞がどんなに上手く表現出来てようと、ベトナム戦争も知らない様な人が「あ!ナパーム弾の事だ!」なんて思う事は100%有り得ません。

これは、感性や読解力の問題ではないんです。

分からなくて当たり前なんです。

そして、分からなくても曲を楽しむ事は出来るし、その意味を誰かから教えて貰って楽しむ楽しみ方もあるんです。

僕の場合、曲を書いた立場からすれば、すぐにピンと来たと言う人との出会いは本当に嬉しいものだし、分からなくても、面白い解釈を聞かせて貰うのも本当に楽しい事なんです。

余談ですが、そう言う意味においては、僕にとってはこのブログも同じ様なもんかな。

分かる人いる???面白いと思う人いる???って感じ。

ご大層なもんじゃございません。ヽ(゜▽、゜)ノ


んで、結論を言えば、アートなんてそんなもんです。

そんな、小難しいものでも大層なもんでもありません。

自分はアートを深く理解出来る選ばれた人間気取りで、人を見下して痛い発言を繰り返す そこのあなた!ヾ(。`Д´。)ノ

恥ずかしいですよ。(笑)

アートとは?の核の部分は大体こんな感じです。

この話は、いくらでも広がるので、アートに関した話はまたおいおい。


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