アートの知識があるってそんなに偉いの? | 皆見つかさ 公式ブログ 〜ソロアーティストの脳内と日常

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この記事は4833文字です。(読破予想時間:約11分30秒)

芸術や文学に関して、自分より確実に知識で劣る人間をターゲットに、やたら自分の知識を自慢する奴がいる。

しかも、あちこちにいる。

そんなに詳しくはないが、好きで楽しんでる人間。

そういう人達に対して吠えまくる。

どうして、そんな事も知らないの?

その程度で、○○を語って欲しくない

そんな程度じゃ、好きとは言えないな

こんな台詞が奴らの定番。

自分が残した功績を自慢するならまだしも、他人の功績(作品)をたくさん知ってる事を自慢する

なぜだか、それを武器に攻撃してくる。

大きなお世話だ!

楽しみ方や理解の程度なんて人それぞれだ!

今から思えばバカらしいが、これを聞き流せず、大きな加重をかけられる事も多々あるものなのだ。


中学・高校生くらいから20歳前後くらいの時には俺もそういう事を言われた経験がある。

音楽を長い間やってきて、実績を積んできた今では、流石にそんな事は言われたりしないが、言ってる奴、言われてる人にはいまだに遭遇する。

こういう自慢で人を攻撃する奴って、大抵、自分では何もやってないか大した事をやってない奴らだ。

本格的な技術を身につけたミュージシャンや絵描きでそういう人間には、全くいない訳ではないが、ほとんど会った事はない。

中途半端な奴に限って、たくさんのアーティストを知ってる自慢で、他人を攻撃する。


いきなり、こんな奴らの話題を取り上げたが、こいつらをいさめるつもりもないし、気付きを与えるつもりもない。

こんな奴に攻撃されてる人が不憫で、それを庇った事ならあるが、そんな奴をやっつける為でも何でもなく、言われてる人達を励ます為だ。

「俺なんて、自分の好きなアーティストの曲名一曲も知らないとか、普通にあるよ。音楽なんて聴いて楽しむか、やって楽しめばいいだけだから、いちいち曲名を暗記しようなんて考えながら聴いてないから」とか何とか、そんなフォローの仕方だったと思う。

でも、こういう奴らは、プロミュージシャンとかの肩書きを持ってるだとか、音楽の知識的に格上だと思う相手には噛み付かない

そして「え!?そうですか?僕は好きなら全部知りたいし、覚えたいと思う派なんですよ。」とか何とか困った顔で返してくる。

そうそう。

最初から、「自分はこうなんだけど、あなたはどうですか?」。

そういう姿勢で自分の意見を押し付けず、話題を拡げれば、楽しく話せて誰も不快にもならない

それなら、言われた側も「俺は、知識はあまり頭に入らない方だな。ただただ聴いてるだけだで幸せなタイプ」とか何とか、普通に会話が弾むのに。

そのフォローは「君の楽しみ方に問題は何もない。俺も奴とは全く違うし、君とも違う。人それぞれだ」って意味を込めたつもりのフォローだ。

実際、俺は他の記事にも書いたが、音そのもの以外には、ほとんど興味はない

◇音楽の話って、実はあまりしない。


何故、こんな奴らに対して何故こんな不快な感情を抱いているのかと言うと、理由はおそらく簡単だ。

自分もこんな奴らに振り回された経験があるので、きっとそのせいなのだろう。

元々音楽好きで、けっこういろんな音源を知ってるつもりでいたのだが、バンドを始めていろんな奴に出会って、自分がいかに幅の狭い人間だったか思い知らされた経験がある。

そうなると、自然といろんな事を幅広く知ってる周りの連中にリスペクトの念が湧く。

奴らは、そういう態度を見逃さない。

高性能のセンサーでもついてるのか、格下発見ランプが点滅でもするのだろう。

そうなると、ロックオンされてあとは、最初に話した展開の餌食になる。

そして、そういう精神状態で奴らのあの攻撃を受けると、自分が間違ってる様な気にさせられるのだ。

こんな奴らがいるから、芸術そのものが駄目になるのだ。

芸術を楽しもうとする心や、芸術の才能の芽を摘み取る様なマネはやめろと心底今はそう思う。


そんな奴らが周りに数人いたおかげで、自分を見失って、知らなければ恥ずかしいと言われた大御所アーティストや名盤だと言われたアルバムを必死に入手して、時間を割いて聴く。

バカにされたくないから、分かった様な話をなんとかして合わせる。

しかし、そんな音源を聴いた所で、全然いいとは思えないし、ちっとも心には響かない。

でも、何か名盤だと言われる理由がある筈だとその理由を必死で探そうとする。

だけど、その理由はやっぱり見つからない。

それでも、奴らにああだこうだと言われたくないから分かったフリをする。

そして、音楽を聴く事にも疲弊し始める

こんな無意味な数年が自分にはあった。

確かに、本当に何らかのジャンルの大御所や名盤でこちらの知識不足で知らなかった場合もある。

しかし、奴らの言う大御所の中には、大御所でも何でもなく、あれから何年経ったのか分からないが、まだ、自分達が生きている僅かな時間に既に、既に、音楽活動の痕跡すら残っていない奴らもけっこういる。

現実に奴らが大御所と言ってた訳の分からないマニアックなアーティストのライブにも足を運んだが、今から思えば、たいした技術も芸術性もない、ただのマイナーインディーズアーティストだったりした事もある。

当時は、一部のマニアから評価が高かった様だが、実際見た時の本音は、単なる荒々しいだけで無茶苦茶な演奏をしてるだけの、ただのヘタクソにしか見えなかったし、ただただ退屈なライブに感じた。

今から思えば、「俺達は他の奴らとは違う」と言わんばかりに、無理矢理ヤバい空気感と大物感をまとっただけの、くだらない小さな奴らだと言うのも、心の底では透けて見えていたと言うのが、正直な所だ。

あれを高評価してた連中って大して聴く耳もない癖に、ヘタクソが無茶苦茶してるだけのものを、勝手に拡大解釈して、実際にはない意味をそこに作り出していただけなのだと、今だと容易に分かる。

たったそれだけの話で、ネット時代が訪れた今、案の定、検索エンジンにもヒットしない。

そんなものを理解した振りをしていた自分が恥ずかしい

裸の王様 の物語を思い出す。



知識で他人より優位に立って悦に入る人間の特徴として、他人が知らないものを求めるあまり、マニアックなものへ走っていく傾向がある

それがエスカレートしてマニアックではなく、単なるマイナーなもの へいってしまうのが定番コースな様だ。

「マイナーなものを知ってる自分カッコいい!」って馬鹿げた価値観の連中だ。

決して、マイナーなものがダメだと言ってる訳でもなければ、マイナーをバカにしてる訳でもない。

それを知ってる事を自慢して、他人を攻撃する価値観へのダメ出しだ。

マニアックとマイナーは違う。

◇マイナーアーティストとマニアックなアーティストは違う

マニアックでもメジャーなものはあるので、マニアックは知名度の低さとは別物だ。

それすら理解出来ない様な奴らだ。

その程度の連中を、気にする方がどうかしてたと今更ながら思う。

音楽が好きだ。

芸術や文学が好きだ。

そんな人達にこそ、理屈抜きに普通に自分のペースで自分なりにアートや文学を楽しんで欲しい。

心底そう思う。


先程もちらりと触れたが、実際、その数年間にそいつらがこれは名曲だの名盤だのといった音源を聴いて、心底いいと思った事は実はほぼ皆無で、自分の中にはほとんど残っていない

今、自分の体の中にしっかりと残ってるものと言えば、本気で好きで聴きたくて聴きまくった音楽だけが残っている。

結局、音楽や芸術や文学なんてものは受験勉強じゃないんだから、必死に詰め込んで覚えても意味はない

そいつらに言われて、必死で聴いてる時も、たった一枚のアルバムを聴く時間がもの凄く長く感じて本当に苦痛で、音楽が嫌いになりそうになっていた

その後、こういう話を誰かとした事も何度かあるが、同じ様な経験をして、音楽を聴くのが嫌になったって人や、絵を描くのを嫌いになってやめたって人に、何人か出会っている。

自分が弱いとか、結局は自分が悪いとか言われると返す言葉もなく、その通りだと思うが、かと言って、知識を自慢して人を見下すのが正しいと言う訳でもないし、弱い事が悪い事だとも思わない

◇自殺や薬物、弱い事はそんなに罪な事?

『泥棒に入られた側にも責任はある理論』と同じで、やっぱり一番悪いのは泥棒なのだ。


音楽をあまり知らないけど、もの凄く好き。

そんな人に「どんなのが好きなの?」と訊くと、もの凄くたじろいで「あまり、詳しくないから」って話す人がけっこういる。

こういう態度の人は、大抵、奴らの被害経験者だ。

こっちがミュージシャンやバンドマンだと知ると、『ミュージシャン=音楽に詳しい人→詳しくない人をバカにして攻撃する』って、そんな図式が、無意識に防御態勢を取らせるのだろう。

可哀想になってくる。

そして、そうなるとミュージシャンを含めた音楽に詳しい人全般、間接的に奴らの被害者だ。

奴らの罪は本当に重い。


絶対知っとくべき音源なんてものはない

でも、知らないと損だよって音源ならある。

大御所なんてジャンルによっても違うし、捉え方によっても多少差は出てくる。

大御所や名盤だからと言って、必ず、誰が聴いても良いものかと言えばそうではない。

自分の好きなアーティストのジャンルそのものへの興味が湧いた時に、自然な流れで鑑賞してみればいい。

そして、大御所だからと言って好きにならなければならないってルールもない

今、大御所と言われてる既に亡くなった方の現役時代をリアルタイムで知ってるって事も年齢的に多くなったが、案外、亡くなるタイミングや報道のされ方で、亡くなってから二階級特進って事も少なくないものだ。

現役時代を知る者としては当時は凄かっただの天才だなどと言われても、話盛り過ぎって感想しか出てこないって事も多い。

だから、芸術の鑑賞はネームバリューに左右されずに素直に鑑賞するのが一番楽しい

例え、世間から評価されてない作品が好きで、理解出来てないと他人から言われても、本当に楽しめるのならそれでいい。

その作品の中に、自分を虜にする要素があると言うのは間違いのない話であって、その要素を理解出来ないのは、他の人達なのだから。

そして、同じ作品を論じるのに、他人、特に音楽に詳しいとされる人と違う感じ方を持っていても何ら問題はない。

感じ方なんて人それぞれだ。

それと、そういう連中の言う、その名盤の事を「俺はあんまり好きじゃない」なんて言うと、どうせ理解出来ない事を散々バカにされるんだろうけど、どんな名盤にも好き嫌いがあるのは、ごく普通の事なのだ。

名プレイヤーと言われる人の演奏も、うまいのは分かっても、何度聴いても好きになれないものだって、たくさん存在する。

それも普通なのだ。


長くなったが、結論としてはこういう事だ。

下らない奴らの下らない戯言に振り回されるな。

自分なりに、楽しめばそれでいい。

正解なんかない。

と言っても、正解がある場合もあると言うのが実際のトコなのだが、今、それを話すとややこしくなるので、基本的には正解なんてないでOKだと思う。(;^_^A


そういう事なので、そんな奴に出会ったら、軽く右から左へ聞き流してやってくれ。( ´艸`)


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