この記事は2017文字です。(読破予想時間:約4分48秒)
■女性アイドル・タレントにハマった事がない
実は僕は、女性アイドルや女性タレントにハマった事はない。
可愛いと思ったり好きだと思う事もあるし、好みだと思えば騒ぎもするが、それだけの事でCDやレコードやグッズを買った事は一度もないし、おっかけもした事がなけりゃ、ファンクラブに入った事もない。
当然、コンサートやイベントに足を運んだ事も一度もない。
■それでもやっぱりファンだった
「それは好きではないんだ」とか「その程度で好きとか言わないでくれ」とか勝手な事を言う奴もいるが、大きなお世話だ。
好きである事に違いはないし、関わり方がアンタとは違うだけだ。
俺から言わせてもらえば、可愛いからと言って、顔も容姿も見えない曲にハマる感覚の方が理解出来ない。
顔や性格と歌は関係ないじゃんって、子供の頃から思っている。
CD(レコード)聴いても、可愛いかどうかは全く分からないし。
逆を言うと、歌声が好きなら見た目に関係なく、CDだって買う。
いくら美人女優でも、大根役者ならわざわざお金を払って映画や舞台なんて観に行かないし、DVDも買ったりしない。
自分を魅了する演技をする人なら、容姿も見た目も性別も関係なく、ハマる事もあるしお金も使う。
とか何とか、攻撃的な言葉を書き連ねてみたものの、実際、熱狂的にアイドルにハマってる同級生を目の前にして、そんな自分が○○のファンとか言うのは何か気後れして、小中高くらいまでは、誰のファンだとか、友達に言った事はほとんど記憶にはない。
自分でもその程度ではファンとは言えないと思ってた節がある。
そのタレントやアイドルの為にお金をかける人と、一銭にもならないただの口だけの応援では、全く違う。
応援される側からしても、どちらが有り難いかと言えば、キチンとお金をかけて応援してくれるファンの方が有り難いのは当たり前だし、口だけの応援しかしない人は、ファンとすら認識されてなくても当然だ。
それは、今でもそうだと思う。
中高生くらいの年頃、同級生達は大抵、クリアケースの下敷きにお気に入りのアイドルのグラビアの切り抜きなんかを挟んだりしてたものだが、それも一度もした事がない。
そのグラビアが掲載されてる、昔懐かしい月刊誌『明星』や『平凡』などの芸能誌も買った事はない。
それに自分が気に入ってる女性芸能人が出ているテレビ番組すらわざわざチェックしたりはしなかったし、出演してると知っても慌ててテレビを観る様な事もなかった。
でも、今にして思えば、それでも確かにファンだったのだと思える。
例えそのアイドルの利益になってなくても、ファンと認識されていなくても。
その人達が今も現役でいる事に安心感と喜びの様なものも感じるし、現役でない人が久しぶりにメディアに出てきて元気な事が分かったら、やたら嬉しいし、訃報を聞けばショックを受ける。
他のタレントや有名人とは明らかに自分の中で別格になっているのが分かる。
■予言
好きといってもCDもほとんど買った事がない様な僕だが、分かる事がある。
今、AKB48とかジャニーズとかその他、アイドルを目の敵にして、けなしてる人も将来はそんな事はなかったかの様に、懐かしがって復刻した全曲集などを購入したりして、「あの頃は良かった」などと同世代の友人と語り合ってるに違いないと言っておこう!
もう予言と思って頂いて結構。( ̄^ ̄)
だって、自分がそうだったから分かるんだもん。:*:・( ̄∀ ̄)・:*:
そして、自分と同年代の人達も同じくね。
好きだったアイドルはさておき、目の敵にしたりはしてなかったが、当時は可愛いとも思わないし、何がいいのか分からないと思ってた人の曲が、今、ラジオから流れてきたりしても、懐かしくて聴き入ってしまったりする事がある。
昔は、その人だけでなく、その曲すらいいとも思わなかったのに。
音楽って、単に旋律が心を打つのではなく、聴く人の想い出や体験や記憶を伴って、その時代の息吹そのものを聴き手の心に蘇らせてくれる、そんな不思議なものなのだと実感している。
その時代のリアルタイムで下手な歌や演奏は聴きたくないのは事実で、それは今も昔も変わらないのに、何故だか、当時耳障りだったヘタクソと言われた歌手の歌声と、そのハズし具合ですら、今は、懐かしく感じたりするものなのだ。
不思議な事に。
そして、年々それが顕著になってくるものなのだよ。(* ̄Oノ ̄*)
☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*
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