【第十二話】相手が明らかに間違っている時でも、意固地にさせず、誤りを認めさせて、納得してもらうに | 不動産投資で人生を自由に豊かに描く!「ライフデザイン実践会」

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わたしはど素人からスタートとして5年で家賃収入1500万円を達成し、2012年9月サラリーマンを卒業しました。ライフデザインの手段として不動産投資は最適です。不動産投資のノウハウや有益な情報や人生を豊かに描く方法をどんどんシェアしていきます。


From:ななころ

プライベートオフィスより

◆『人を動かす』を7回を読むプロジェクト

日本を代表する商売人が、

「この本は良い!」

「私の本を読むぐらいならこの本を読め!」

「7回は読みなさい!」


というほどの名著。


「人を動かす」(デール・カーネギー)

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しかし、簡単なようでいて難しい。

なかなか7回も読むことができない。

さらに言うと、1回すらちゃんと読むことができない。。。


ということで、1話づつクイズ形式にしてブログでシェアすれば、ななころが本の内容を理解しながら読み進められるのではないか!?

ついでに、ブログの読者のために役立つのではないか!?


と思い立って始めたプロジェクト。


「『人を動かす』を7回を読むプロジェクト」


「不動産投資のブログなんだから、不動産投資に関して発信してよ」と文句が出そうな企画(笑)。

自己啓発系に興味の無い方や毛嫌いしている人は、どうか読み飛ばしてしまってください。

(毎週1回だけの配信の予定です。)


とはいえ、人生をより良く描くには人間関係を良好に保つことが不可欠。


「人の動かす」の原文タイトルは、

「How to win friensd and infulence people」

(友と影響力のある人を獲得する方法)



ブログ読者様と一緒に「人を動かす」を読み進めながら、良好な人間関係を築いていきたいと考えている次第です。
 

 【第一話】日本一の商売人が「7回読め!」と言った本とは?

 

 【第二話】アメリカの最も偉大な大統領リンカーンが、良好な人間関係を保つために大切にしていた言葉は?

 

 【第三話】人を動かすためのたった1つの秘訣とは ?


 【第四話】「人の立場に身を置く」とはどういうことなのか?


 【第五話】数年間ずっと断られ続けてきた営業マンが、相手の方から「買うよ」と言われるようになった秘訣とは?

 

 【第六話】人生を強力に変える「◯◯」の効果とは?

 

 【第七話】少年時代の成功体験にもととなる、鉄鋼王アンドリュー・カーネギーの成功の秘訣は何か?

 

 【第八話】歴史的なアメリカ女性誌を作り上げた人物が、少年時代にアメリカ中の成功者とつながった秘訣とは?


 【第九話】史上最年少42歳でアメリカ大統領になったルーズベルトが考えていた「人の心をとらえる近道」とは?


 【第十話】人間関係の重要な法則「相手に重要感を持たせる」その具体的な方法は? 


 【第十一話】相手と議論になった時、この世にただ1つ最善の解決策とは?

 

 



◆カーネギーからのクイズ #011

 

あなたも一度は経験しことがあるのではないだろうか?


相手の間違いを指摘し、どれだけ自分の方が正しいかを論理立てて説明すればするほど、相手は反抗的になり、意固地になり、かえって話がこじれてしまったことが。


名著「精神の発達過程」にはこうある。

「人から誤りを指摘されると、腹を立てて、意地を張る。我々は実にいい加減な動機から、いろいろな信念を持つようになる。」

「その信念を誰かが変えさせようとすると、我々は、がむしゃらに反対する。」

「この場合、我々が重視しているのは、明らかに、信念そのものではなく、危機に瀕した自尊心なのである。」


一方で、我々が、自分の非を自分で認めることはよくある。

驚くほどにあっさりと。


それでは、相手に意固地にさせず、たやすく誤りを認めさせて、納得してもらうにはどうしたら良いだろうか?

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◆答え

ヒントは、アメリカ合衆国建国の父の一人として讃えられるベンジャミン・フランクリンの自叙伝に書かれている。


この自伝の中で、ベンジャミン・フランクリンは、いかにして相手をやり込めようとする悪癖を克服して、アメリカ随一の人当たりの良さと外交的手腕を身につけたかの答えがある。


ベンジャミン・フランクリンは次のように言っている。

「私は、人の意見に真っ向から反対したり、自分の意見を断定的に述べないことにした。」

「相手が明らかに間違ったことを主張しても、すぐにそれに反対し、相手の誤りを指摘することをやめた。」

「そして、『なるほどそういう場合もあるだろうが、しかしこの場合は、少し事業が違うように思われるのだが・・・』という具合に切り出すことにした。」



ベンジャミン・フランクリンは、相手の誤り指摘する癖をやめたのだ。

すると、驚くほどの変化が起こったとしている。

「控え目に意見を述べると、相手はすぐ納得し、反対する者も少なくなった。」

「私自身の誤りを認めるのがたいして苦にならなくなり、また、相手の誤りも、たやすく認めさせることができるようになった。」



この態度や姿勢は、さまざまな場面で活用できる。

ビジネス、夫婦関係、家族関係、親子関係、社内関係、、、


つまり、相手が誰であろうと、口論をしてはいけない。

相手の間違いを指摘して怒らすようなことには、まるでメリットが無いのだ。

 


人を説得する原則②

「相手の意見に敬意を払い、誤りを指摘しない」




◆ななころの体験談と今後の実践
 

ななころは、この考え方や態度を、親子関係で実践練習するようにしています。


子どもたちは、子供たち自身の理屈で、親の言うことに反論してきます。

成長すれば成長するほどに。


たとえ、その理屈が間違っていて(大抵は間違っていますが)、理屈が通らないとしても、そのことを指摘してもまるで意味がありません。

かえって親に反抗的になり、時には逆ギレしてきますよね。


たとえば、昨夜も子どもたち同士の兄弟げんかが始まりました。

5年生の長男が、1年生の次男に、何が気に食わなかったのか、いきなり殴る蹴るをしました。

それを見ていた妻が長男を叱りました。


しかし、長男は「うるせー」と逆ギレ。

妻が「体の大きい長男が次男を殴ったり蹴ったりするのは良くないこと」「謝りなさい」と叱れば叱るほど、長男の態度は意固地になり、「俺は悪くない」と言い張ります。


こんな時に、この章が思い浮かびます。

長男の悪いことや間違ったことを指摘しても、決して長男が納得することはないのです。


そこで、長男の言い分を聞くことに。

一切否定せずにフンフンと聞いていると、塗り絵を貸してくれなかっただの、親切に教えてあげようとしたのに次男が拒否しただの、それなりの理由を言いだしました。

そして、最後には自分の非を、不本意ながらも認めるような態度になったのです。


親子関係や夫婦関係になると、どうしても感情が入ってしまうので難しいもの。

ななころもついカッとなってしまうことがたくさんあります。


ですが、ななころは感情をコントロールし、この章で学んだことを実践練習していきたいと考えている次第です。

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◆編集後記

2年ほど前、日本中で大騒ぎになった日大アメフト部のラフ・プレー事件。


事件やその後の監督の対応ももそうですが、日大広報部の対応があまりにもひどかった。。。

確かに、煽ったり何度も同じ質問を繰り返す記者も酷かったのですが、日大広報の司会者の対応があまりにもまず過ぎましたよね。

釈明会見は大炎上して、さらに問題を大きくしてしまいましたね。

 


もし、あの日大広報の司会者の方が、この「人を動かす」を読んでいたなら・・・

「私の理解不足かもしれませんが、先ほどの質問と同じように。」

「他にも質問したい方が大勢いらっしゃいますし、会場の時間も限られていますので、できる限り同じような質問は避けて頂けると大変助かるのですが。。。」

と言った回答もできたのではないかなと、今更ながら感じました。