From:ななころ
プライベートオフィスより
◆『人を動かす』を7回を読むプロジェクト
日本を代表する商売人が、
「この本は良い!」
「私の本を読むぐらいならこの本を読め!」
「7回は読みなさい!」
というほどの名著。
「人を動かす」(デール・カーネギー)
しかし、簡単なようでいて難しい。
なかなか7回も読むことができない。
さらに言うと、1回すらちゃんと読むことができない。。。
ということで、1話づつクイズ形式にしてブログでシェアすれば、ななころが本の内容を理解しながら読み進められるのではないか!?
ついでに、ブログの読者のために役立つのではないか!?
と思い立って始めたプロジェクト。
「『人を動かす』を7回を読むプロジェクト」
「不動産投資のブログなんだから、不動産投資に関して発信してよ」と文句が出そうな企画(笑)。
自己啓発系に興味の無い方や毛嫌いしている人は、どうか読み飛ばしてしまってください。
(毎週1回だけの配信の予定です。)
とはいえ、人生をより良く描くには人間関係を良好に保つことが不可欠。
「人の動かす」の原文タイトルは、
「How to win friensd and infulence people」
(友と影響力のある人を獲得する方法)
ブログ読者様と一緒に「人を動かす」を読み進めながら、良好な人間関係を築いていきたいと考えている次第です。
【第一話】日本一の商売人が「7回読め!」と言った本とは?
【第二話】アメリカの最も偉大な大統領リンカーンが、良好な人間関係を保つために大切にしていた言葉は?
◆カーネギーからのクイズ #002
「人を動かす秘訣は、この世に、ただ一つしかない。」
デール・カーネギーは言います。
立派な人でも、偉大な成功を収めた人でも、凶悪な犯罪者でも、人が動くにはある共通した”スイッチ”があると言うのです。
アメリカの大実業家のアンドリュー・カーネギーの元で働き、重要な役割を担っていたとされるシュワッブという人物は、一日に3千ドル(当時の金額で100万円以上)の給料を得ていたそうです。
アンドリュー・カーネギーがそれだけの給料を払うほど重宝していたのも、シュワッブという人物が、この人が動く”スイッチ”を理解し、「人を動かす能力」に長けていたからだと言われています。
目の不自由だったスティーヴィーが、後にあの偉大な歌手な「スティーヴィー・ワンダー」となったのも、少年時代の彼の先生が彼の”スイッチ”を押したからだと伝えられています。
それでは、人を動かすために共通する”スイッチ”とは何でしょうか?
◆答え
人を動かすために共通する”スイッチ”は、本には章の冒頭でこう書かれています。
「人を動かすには、相手の欲しがっているものを与えるのが、唯一の方法である。」
この答えを聞いて、ななころは最初「なーんだ」と思ってしまった。
「そんなこと誰でも知っているよ」と。
しかし、浅はかだということは、本を読み進めていくとすぐに分かる。
上辺だけの理解では、決して理解できない。
相手が欲しがっているものを上げるだけでは、心から、情熱を持って、人が動くようにはならない。
水族館にいるイルカだって、芸をするたびに魚を与え続けると、芸をしなくなる。
お菓子、ゲーム、お金、子供に何でもほしいものを与え続ければ、やがて無気力でダメな大人になる。
なるほど、斎藤一人さんがこの本を「7回読め」といった理由が分かった気がしたのです。
そして、この章をさらに読み進めてくと、心から人を動かすヒントが随所に書かれています。
特にななころが重要だと感じたのは、この一文。
「深い思いやりから出る感謝の言葉を振りまきながら日々を過ごすーーーこれが、友人をつくり、人を動かす秘訣である。」
人を動かすような人間になるには、一朝一夕でできるようになるのではなく、何年何十年と信頼と実績を積み重ねて人格者になることなんだと感じました。
◆ななころの体験談と今後の実践
ななころは、以前にフロアボールというスポーツのコーチをしていたことがあります。
小学生チームを率いていたこともあれば、女子チームを率いた時もあります。
ななころは古い時代の体育会系サッカー部で育った人間ですから、「監督は絶対」「先輩は絶対」という環境で育ってきました。
そのため、最初はコーチの言うことは絶対だという態度で、小学生や女子メンバーに接していました。
「走れ~」「最後まで諦めるな!」「サボるな!」
厳しい言葉と態度で、チームを動かそうと考えていました。
しかし、最初は良かったのですが、「どこか違うな」と感じるようになりました。
チームも勝てなくなり、コーチが見ていないところで選手たちはサボるようになりました。
そして、やり方を変えてみたのです。
「チームが勝ったらアイスを奢って上げる。」
「がんばってチームの勝利に貢献したら褒める。」
選手たちにとって嬉しいと思う褒美を与えて、チームを動かそうとしたのです。
しかし、これもやがて結果が伴わなくなります。
賢い選手たちは、「いかに楽して勝つか?」を考えるようになったのです。
「これも違う」と感じるようになりました。
そして、望む結果を選手たち自身で考えさせて、その結果への努力を褒めてあげることにしたのです。
・将来に向けて達成したいこと
・1年間で達成したいこと
・その試合で得たいこと
紙に書き出してもらい、選手たちと話をしました。
すると、見る見る選手たちの目つきが変わり、コーチが見ていないところでも努力をするようになり、チームは見事優勝しました。
このような経験から、「人を動かす」ことの奥深さを感じている次第です。
◆編集後記
実はこの”やる気スイッチ”ですが、一番難しいのが「我が子」です・・・苦笑
お子さんをお持ちの方は分かるかなと思いますが、我が子を動かすことほど難しいことはありません。
「早くお風呂入りなさい」 → なかなか入りません。
「明日の支度をしなさい」 → やったことがありませ。
「宿題をやりなさい」 → やるわけがありません。
親の都合で、子供を動かそうとすることほど難しいことはないですよね。
とはいえ、親として未熟なななころもちょっとづつ分かってきました。
たとえば、これは我が家の場合だけかもしれませんが、子供と一緒に遊んであげると、その日はとても素直になります。
「今日はいっぱい遊んだから、早く寝ようね」と言うと、素直に聞いたりします。
もちろん親の私の言いなりになる子を育てるのではありません。
子どもたちが自主的に動いて、素敵な人生を送れるようになってほしいという親の願いです。
これからも「人を動かす」を熟読しながら、いろいろと試してみたいと思います。