From:ななころ
プライベートオフィスより
◆『人を動かす』を7回を読むプロジェクト
日本を代表する商売人が、
「この本は良い!」
「私の本を読むぐらいならこの本を読め!」
「7回は読みなさい!」
というほどの名著。
「人を動かす」(デール・カーネギー)
しかし、簡単なようでいて難しい。
なかなか7回も読むことができない。
さらに言うと、1回すらちゃんと読むことができない。。。
ということで、1話づつクイズ形式にしてブログでシェアすれば、ななころが本の内容を理解しながら読み進められるのではないか!?
ついでに、ブログの読者のために役立つのではないか!?
と思い立って始めたプロジェクト。
「『人を動かす』を7回を読むプロジェクト」
「不動産投資のブログなんだから、不動産投資に関して発信してよ」と文句が出そうな企画(笑)。
自己啓発系に興味の無い方や毛嫌いしている人は、どうか読み飛ばしてしまってください。
(毎週1回だけの配信の予定です。)
とはいえ、人生をより良く描くには人間関係を良好に保つことが不可欠。
「人の動かす」の原文タイトルは、
「How to win friensd and infulence people」
(友と影響力のある人を獲得する方法)
ブログ読者様と一緒に「人を動かす」を読み進めながら、良好な人間関係を築いていきたいと考えている次第です。
【第二話】アメリカの最も偉大な大統領リンカーンが、良好な人間関係を保つために大切にしていた言葉は?
【第三話】人を動かすためのたった1つの秘訣とは ?
【第五話】数年間ずっと断られ続けてきた営業マンが、相手の方から「買うよ」と言われるようになった秘訣とは?
【第六話】人生を強力に変える「◯◯」の効果とは?
【第七話】少年時代の成功体験にもととなる、鉄鋼王アンドリュー・カーネギーの成功の秘訣は何か?
◆カーネギーからのクイズ #007
アメリカ女性誌「レディース・ホーム・ジャーナル」は、1883年に創刊された最も古い歴史を持つ女性誌。
(最終号が発行された2016年まで、実に130年以上もの歴史を持つ)
そんな偉大な女性誌を作り上げたのが「エドワード・ボック」という人物。
彼は13歳の貧しい少年時代に、交通費と昼食代を節約して、ある1冊の本を購入。
すると彼は、その本をきっかけに、アメリカ中の成功者や著名人と繋がりを持つことに成功。
夕食に招待されたり、家に訪問して温かい歓迎を受けることも。
その経験と自信が糧となり、この偉大な女性誌を作り上げ、彼自身も成功者の仲間入りを果たすのです。
ある1冊の本とは何でしょうか?
その本をきっかけにして、彼はどのようにアメリカ中の成功者とつながることができたのでしょうか?
そして、成功者に家に招待されるほど気に入られた秘訣とは何でしょうか?
◆答え
エドワード・ボックは、学校から帰るとパン屋の窓拭きをして日銭を稼いで生活を凌ぐほど貧乏でした。
学校へは6年足らずしか通いませんでした。
そんな彼が、後に偉大な雑誌編集者として成功した秘訣は、いくつかのポイントがあったと本著(人を動かす)では解説されています。
まず1つ目のポイントが、彼が貧しい少年時代に考え出して実行した、アメリカ中の成功者や著名人とつながりを持った方法です。
彼は、アメリカ中の成功者や著名人とつながるために、「アメリカ伝記全集」を購入。
アメリカの成功者や著名人の伝記を読み、本人宛に手紙を書き、話を聞かせてほしいと頼んだのです。
すると、何人もの成功者や著名人と手紙でやり取りできただけでなく、家に招待されたり、夕飯に招待されたりすることに成功したのです!
2つ目のポイント(これが本著では「人を動かす原理」と解説)は、彼が「聞き上手」だったことにあります。
人は誰しもが自分の話に熱心に耳を傾けてくれる人に好感を持ち、自己重要感を満たされ、聞き手のことを信頼してくれると言います。
ましてや成功者や著名人というのは、過去の成功談や体験談を語りたいもの。
特に子供には。
彼は成功者や著名人が成功談を大いに語るのを熱心に聞き、彼らの信頼を勝ち取り、つながりを持つことに成功したのです!
そして、この偉大な女性誌を作り上げ、彼自身も成功者の仲間入りを果たしたのです!
人に好かれる原則④
「聞き手にまわる。」
(エドワード・ボック)
◆ななころの体験談と今後の実践
ななころは、サラリーマン不動産投資家の相談を受ける時、最初は必ず聞き手にまわるようにしています。
ななころが知っている知識やノウハウを最初からベラベラ一方的に話すのではなく、
「相談者が、現状どんなことに悩んでいて、どんなところに引っかかっているのか?」
を聞き出すように心がけています。
相談者から素早く信頼を得て、関係性を良好にすることに繋がると考えているからです。
また、本著には、「幸せな子に育てる秘訣」としてこう書かれています。
「人の話をよく聞くことは、ビジネスの世界だけでなく、家庭生活でも同じように大切だ」
著書で紹介されているママは、子供が話しかけてきた時は、必ずよく聞いてやるそうです。
すると子供は自己重要感が満たされ、幸せな子供に育つのです。
「お母さんが僕を愛していることはよく分かっている。だって、僕が何かお話をしようとすると、お母さんは自分の仕事をやめて僕の話を聞いてくれるんだもの。」
ななころも、子供たちと接するときも、子どもたちが話しかけてきたことは、仕事中でもなるべく耳を傾けるようにしようと考えている次第です。
(これがなかなかバランスが難しいのですが・・・苦笑)
◆編集後記
恥ずかしい話、アメリカのジャーナリストのエドワード・ボックについて、本書を読むまでななころはまったく知りませんでした。
しかし、彼について調べると、いろいろと興味深い逸話がありました。
その中で、特に興味深かったのが、彼の「機転の良さ」です。
彼が小学生の頃に家が貧しかったために、パン屋の窓拭きをしたりして生計を立てていたことは、前述の通りです。
パン屋で働かせてもらうためのとった彼の機転が実に興味深いのです!
彼はある時、学校の帰り、空腹を抱えてパン屋さんの前を通り、窓に顔を押し付けておいしそうなパンを眺めていました。
するとパン屋のおじさんがでてきて、
「どうだ!うまそうだろう!?」
と嫌味を言ってきたのです。
そこで、エドワード・ボックは何と返したでしょうか?
彼はこう言ったのです。
「窓がもっと綺麗に磨いてあったら、もっとうまそうに見えるよ!」
パン屋のおじさんはびっくりして、
「そうだ。お前の言うとおりだ。1週間窓を磨いてくれたら50セントあげるよ。」
と言ったのです。
そして、パン屋で働くことを許可されたのです。
(きっと売れ残ったパンもおすそ分けしてもらっていたことでしょう。)
彼はこの時12才だったのですが、ななころは彼のこの「機転の良さ」は天才的だなと思いました。
生きていくための知恵を磨いていったのですね。