Illidiance『The Iconoclast』ロシア産メタルバンド、5年ぶり4枚目の新譜! | (旧)喜怒音楽 -きど"おと"らく-

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2020年に引っ越しをしました。引っ越し先は最新記事からどうぞ。

 
今週は新曲公開週間!
 
初のフルアルバムリリースを間近に控える
A Ghost Of Flare、新機軸となる曲のMVを。
やっぱ元々こうして日本語詞を入れてるバンドだし
こういうのあっても違和感なく聴けるんよな。
 
 
 
Bad Omens は新譜リリース日と共に
それまでの活動の集大成的なMVをUP!
日本でのシーンもちょこっとだけ入ってます。
 
 
 
既に新譜リリース日が決まっているSum 41
しっとり系のミドルバラードを。
前作で言うところの"War" 的な感じかな?
 
 
 
そして、同じくこれまで通り
Rise Records からのリリースが決まった
Crown The Empire も、新曲のアニメーションMVをUP
 
 
 
最後はいちばん驚いた!
まさかのSumerian Records 移籍と共に
新譜のリリースが決定したSleeping With Sirens
プログレ、メタルコア、デスコアバンドひしめく
ラウドなレーベル契約が相まってか、
サウンドもへヴィで、vo/Kellin も久々に叫びまくり!
 
 
 
夏のリリース戦線が盛り上がってきましたねー!
 
どうも、トトです\(^o^)/
 
 
 
反面、何気に音源には恵まれない今月ですが
 
良い感じに、良いタイミングで
 
リリースされているので、ネタが切れずに済んでます。
 
ってことで、今日もレビューをしてきましょう。
 
SHREZZERSDate My Recovery に続き、
 
何気に今年3枚目のロシアバンドとなります。
 
 
 

Illidiance『The Iconoclast』
01. Defying Gravity
02. Modern Iconoclast
03. When There Is a Thunder
04. Heaven Denies
05. Last Dawn
06. Fuel for My Hate
07. Horizon of Days
09. My Divergence
10. The Afterglow
11. Defying Gravity - Russian Version
12. When There Is a Thunder - Russian Version
13. Heaven Denies - Russian Version
14. Last Dawn - Russian Version
15. Horizon of Days - Russian Version
16. The Afterglow - Russian Version
 
 
 
来日経験のあるロシアのインダストリアルメタル
 
サイバーメタルバンドのIllidiance が、
 
4枚目となるアルバムThe Iconoclast をリリース。
 
リリースと同時に、各種サブスクに配信されたのは
 
これまたワタシの誕生日である6月7日。
 
まず、このアルバムのアートワーク見て、
 
思うことがあった人は少なくないんじゃないかと…
 
あれ?CROSSFAITH…?
 
 
そう、↑のCFのアイコンと非常に似ているものが
 
アートワークの男性が着ているコートに
 
描かれているいるじゃあーりませんか。
 
てか、コートではないけど、
 
CFのこんなデザインのマーチ出してなかったっけ?
 
と、記憶が曖昧になるほど酷似しています。
 
まぁ、真偽の程は定かではありませんが。
 
 
GO WITH MEからDamage & Deform
 
国内盤がリリースされてから、約5年…
 
長い月日を経て、リリースされたIllidiance の最新作。
 
早速聴いてみました。
 
 
 
 
Defying Gravity
まずはオープニングの1曲目。
イントロからバンドの持つ打ち込み要素と、
へヴィなメタルサウンドがお目見えします。
そしてTommy のクリーンボーカルが展開。
短く、攻めのサウンドとシャウトを見せ、
サビでは再びクリーンで歌い上げます。
打ち込みパートは初期CFに似たものを感じる。
全体的にはクリーン多めな曲でしたね。
それでも十分カッコイイですけどね( ´∀`)b
 
 
Modern Iconoclast
軍隊の行進的な歩行SEと、その軍隊が
声を上げているようなコーラスパートから始まる2曲目。
それが布石になっているのか、短く吠える
シンガロングパートがアツい曲になっています。
打ち込みはこれまでよりもトランス寄り…か?
 
 
When There Is a Thunder
確か今作で最初に公開されたのが、この曲だった記憶。
でも、これを聴いた時は
そんなに期待値上がらなかったんですよね(。-∀-)笑
というのも、ミドルテンポな聴かせる曲だったからかな。
割とクリーン多めな1枚だったので、
今はそんなに悪いイメージはないですけどね。
そもそもTommy のクリーンは
なかなかのイケメンボイスですからね。
男も割と好意的に取れる声だと思います。
 
 
Heaven Denies
イントロからへヴィなリフで始まる4曲目。
サビではTommy のクリーンの後ろで鳴る、
神秘的でシンフォニックなコーラスがまた美しい。
タイトルの"Heaven"成分を入れた結果ですかね?
でもタイトル自体は、直訳すると
天国を拒否するですけどねw
アウトロも30秒くらいあって少し長めに、
神秘的、福音的なSEを使用して締めます。
 
 
Last Dawn
折り返し地点の5曲目は、頭から打ち込み多量
アグレッシブなサウンドと共にエレクトロパートも。
サビは適度なテンポと、Tommy のクリーン、
少しエモーショナルな雰囲気を感じさせる展開に。
しかし、サビに入るまでの展開は、攻め感もあり
クールなサウンドを叩きつけてきます。
ラスト1分くらいから、メタルサウンドの中に
アコギが現れ、フェードアウトしていくへヴィなサウンドに反し
アコギと、波打ち際のSEを入れ、エモーショナルに締めます。
 
 
Fuel for My Hate
ライブさながらのMCから始まる6曲目は、
今作イチのアグレッシブナンバー。
エレクトロパートの雰囲気といい、
バンドのサウンドといい、初期CF感すごい。
ここまでで個人的にもいちばん好きですね。
違うのはシャウト多めでも、クリーンでの
メロディがしっかりしてるってとこですかね。
そしてクリーンの声質の明らかな違い。
MASATOとなんかは相手にならないからいい←
Tommy レベルでなくても全然良いけど、
コイちゃんもクリーンがカッコ良ければなぁ…(。-д-)-3
 
 
Horizon of Days
7曲目はバンドサウンド強めなイントロから。
そもそもカテゴリーとしては、断然!
メタルバンドに入るバンドなので、
打ち込み、エレクトロパートがなくても、
バンドサウンドだけで十分カッコイイバンドなんです。
そしてシャウトはもちろん申し分ないし、
クリーンはイケボだしで、割と弱点はない。
 
 
Out of Coverage
8曲目は、今のところ唯一のMV曲。
このMVが出たときには期待を煽りましたね。
シャウトと共に始まる頭のリフを聴くと、
あー、Illidiance!
って感じが強く出てて良いですねぇ( ´∀`)
後ろで鳴る打ち込みエレクトロパートも、
バンドサウンドと上手く調和していて、
さすがMVにするだけの今作の目玉曲になってます。
 
 
My Divergence
"Fuel for My Hate" が今作イチのアグレッシブナンバー!
と言っておきながら、のっけからの
ドラムのドゴドゴ感がその言葉を打ち消す9曲目。
バンドサウンドの攻め感だけなら、こっちの方が
遥かに上でしたね。
この曲でもシャウト多めな展開ではありつつ、
やはりクリーンはイケボ&グッドメロディ。
個人的にも"Fuel for My Hate" とこの曲で
今作の2強になりましたね。
 
 
The Afterglow
ラストを飾る10曲目も、イントロのサウンドは
ガツンとへヴィにかましてくれます。
イントロを超えるとTommy のクリーンで静かに歌い上げ
激しいバンドサウンドとシャウトのあとは
サビではへヴィサウンドと打ち込み要素、
Tommy のイケボクリーンを展開するという、
Illidiance の黄金パターン。
しかし、ブレイクパートの激しさは今作イチですかね。
 
 
Russian Version
Путь По Встречной (Defying Gravity)
Когда Грянет Гром (When There Is a Thunder)
Я Здесь Еще (Heaven Denies)
Последний Рассвет (Last Dawn)
За Горизонтом Дней (Horizon of Days)
Лишь Звезды Не Гаснут (The Afterglow)
 
オリジナル楽曲はtrack-10で終わり、
ここから先の6曲は、今作収録曲の
ロシア語バージョンが収録されています。
ボートラみたいなもんですかね。
Spotifyの方では全曲英語表記にはなっていますが
トラックリストをコピペする為に見つけたサイトでは
ロシア語表記になっていたので、
それをそのまま使ってみました。
 
 
 
 
以上、
 
Illidiance『The Iconoclast
 
でした。
 
いやー、やっぱバンドとしては安定して
 
カッコイイっすね!
 
エレクトロパート、トランスパート抜きゃいいのに←
 
ってくらい、基本のバンドサウンドがクールです。
 
まぁ、その要素を抜いてしまうと
 
Illidiance ではなくなってしまうので、
 
そのままで全然いいですけどね。笑
 
 
しかし、やっぱりアートワークが影響してるのか
 
その電子音パートの部分が、
 
割と初期のCFっぽさを醸し出してる曲もチラホラ。
 
単純に初期CFはかなりイケてるのでね、
 
そのへんの要素を出すのは全然アリです。
 
Illidiance のサウンドにも違和感なく溶け込んでますし。
 
 
 
ロシアのバンドなんて
 
どいつもこいつもリリースペースは遅いので、笑
 
きっとIllidiance もこの先、数年は出さんでしょう。
 
しかし、今作も十分にカッコイイ良盤。
 
コイツをじっくり聴いて、過去作も漁って、
 
Illidiance を知っていけば良いのです。
 
ってことで、
 
Illidiance の最新作The Iconoclast
 
是非。
 
 
 
 
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新譜ではないけど、先日
 
今年のSUMMER SONIC EXTRAの第2弾が発表されましたね。
 
 
元来、フェスより単独派な自分にとって
 
このラインナップは非常に嬉しい!
 
しかも、行こうとしてた2日目の中で
 
見たかったバンド、トップ2の単独あるとか!
 
そんな2つの公演
 
8月15日(木) Deaf Havana@代官山SPACE ODD
8月19日(月) Bring Me The Horizon@新木場STUDIO COAST
 
同じ過ちを犯すまいと、
 
退会してたモバイル会員に再登録し、
 
先行から申し込んだ結果、
 
バッチリ、チケットは確保しました。
 
惜しむらくは、Rancid/The Interrupters
 
BMTHと同日だったことですよね…orz
 
The Interrupters の単独のみ、
 
第3弾で別日で来ねーかな←
 
そしてBMTHはまだしも、
 
Deaf Havana は集客が不安すぎる…
 
チケット取れたは良いけど、
 
サマソニだけに留まらず、単独をやってくれたのに
 
申し訳ないレベルの集客だったらどうしよう…( ノД`)
 
本国ではアリーナ公演も成功に収めたバンドなのになぁ。
 
最新作、そして前作と
 
レビューに、アルバムランキングにと
 
かなり自分も推してたけども…
 
ま、それが伝わらなかったのなら
 
残念無念としか言い様がありませんけどね。
 
最近ライブレポ書くたびに言ってますが
 
来ない連中はもう知らん
 
オレは見たいから、そのバンドが好きだから
 
来日してくれたのなら行くのみ。
 
何にせよ、8月の楽しみが増えたぞーぃ\(^o^)/
 
 
 
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