Of Mice & Men『Defy』Austin脱退後、再起を謀る新体制初作品。 | (旧)喜怒音楽 -きど"おと"らく-

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2020年に引っ越しをしました。引っ越し先は最新記事からどうぞ。

今年最初に買った4枚のアルバムのレビューは


今回ですべてになりますが…


こうして幸か不幸か


レビュー → ライブ → レビュー → ライブ…


ってなっていくにつれ、


リリース時期からのレビューがどんどん遅れてしまう!


何枚も何枚も、発売日かぶせすぎなんじゃ


もっと分散せーよ。


って、まとめて買ってる自己責任なんですが←


どうも、トトです。

 

 

 

ハイ、ということで


今年最初に買った4枚のアルバムの内、


2週間ほどかけて、ようやく4枚目に辿り着きました。


今回のバンドもね、


近年は苦労が絶えなかったであろうバンドですが、


ようやくこうして再出発を果たせました。

 

 

 

 



Of Mice & Men 『Defy』
01. Defy
02. Instincts
03. Back To Me
04. Sunflower
05. Unbreakable
06. Vertigo
07. Money (Pink Floyd cover)
08. How Will You Live
09. On The Inside
10. Warzone
11. Forever YDG'n
12. If We Were Ghosts


Of Mice & MenのフロントマンAaron PauleyがNewアルバム「Defy」全曲を語る(ALTERNATIVE PRESS JAPAN)

 

 

 


バンドの絶対的なカリスマ性を持ったボーカリスト

Austin が病によって脱退し、

それまでクリーンボーカルを務めていた

Ba/Aaron がメインボーカルになって初の作品であり

Of Mice & Men としては5枚目のアルバム。

↑にリンクを載せたように、Aaron がAPで

セルフライナーノーツ的なことをやっているので

そっち見れば事足りるジャン

って話なんですが、まぁそう言わずに( ´∀`)ノシ←

早速聴いていきましょう。




Defy
先日レビューしたCane Hill 同様、
Rise Records 所属のこの2バンドの新譜、
どちらもタイトルトラックから始まります。
タイトルを叫ぶシンガロングパートがあり
キャッチーながらも、ヘヴィメタルしてますね。
しかし、ラストサビ前はきっちりブレイクダウンを入れ
コア感も出してます。


Instincts
スラッシーなギタリフと疾走&スクリームで
幕を開ける2曲目"Instincts"
いい感じにアップテンポで、アルバム序盤、
ライブ序盤には持ってこいの上げ曲。
メタル然としたギターソロが臭ぇぜ!w


Back To Me
3曲目で早くもミドルテンポな展開を見せる
聴かせるメタルナンバー"Back To Me"
ボーカルも当然クリーン主体ではあるものの、
そもそもAustin 在籍時はAaron がクリーンでしたしね。
何の問題も、文句のつけようもありません。


Sunflower
そんなミドルテンポナンバーが続く4曲目"Sunflower"
しかし、こちらはスクリームパートもあり、
同じ聴かせ曲でも、攻め感はこちらが上か。
サビではAaron の伸びのあるクリーンも。


Unbreakable
今作リリース前、最初に発表された曲であり
アルバムの5曲目"Unbreakable"
Austin 在籍時後期は、Austin の病もあってか、
スロー~ミドルテンポで、スクリームも少なく…
って曲も多かったけど、この曲の初聴時に
うぉー!上がるー!\(^o^)/
という、勢いのあるアグレッシブソングで、
新体制となったOMMへの不安を取っ払い、
バンドの期待と、今作への期待を高めましたよね。
元々スクリームできることも知ってたけど、
Aaron のスクリームも申し分なく、
曲の攻め感とマッチしてて、すげぇ良かった。


Vertigo
アルバムの折り返し地点、6曲目の"Vertigo"
再びミドルテンポに戻って聴かせるメタルナンバー。
サビはエモーショナル感ありますね。


Money
7曲目はPink Floyd のカバー曲"Money"
原曲は【 コチラ
イントロはジャラジャラとコインのSEが
しっかり原曲を踏襲してますね。
そして本編は原曲クラッシュはさせず、
OMM式に良きHR/HMカバーとなってます。


How Will You Live
イントロこそ、またミドルテンポか?と思いきや
いい感じにリズムアップする8曲目"How Will You Live"
サビでテンポは落ちるものの、
シンガロングパートが待ち受けていて、
スクリーム&ブレイクパートもありで、
ライブでも活躍できそうな曲です。


On The Inside
浮遊感漂う高音ギターと、クリーンで歌い上げる
イントロから幕を開ける9曲目"On The Inside"
しかし、ラスト1分には激しいブレイクダウンに
スクリームが乗るアグレッシブパートもありで、
聴かせるメタルコアナンバーですかね。


Warzone
そんな前曲のコア要素が布石かのように、
のっけから疾走メタルコア感全開で始まる
10曲目"Warzone"
今作でも数少ないメタルコアしてる曲ですね。
こーゆーの、あと数曲ほしかったなー。


Forever YDG'n
メタルコアナンバーが終盤に続きます。
11曲目の"Forever YDG'n"
こちらは疾走はしないものの、ヘヴィさ特化で
どっしりかまえてヘドバンしたくなる感じ。
サビはクリーンになるものの、
他のパートでブレイクダウンを中心に、
大いに攻めてるので問題なし。


If We Were Ghosts
今作のラスト12曲目を飾る"If We Were Ghosts"
聴かせるスローバラード。
こういう曲でAaron のクリーンが映えるなぁ。
しっとり落として、アルバムの幕を閉じます。




以上、新体制となった

Of Mice & Men『Defy

でした。


アルバムの内容については、

最初に載せたAaron の全曲解説の通り。

"再起"を思わせるものがいくつかあって、

それはやはりAustin 脱退後から、

新体制になったバンドの"再起"を意味するものだと思う。

そして、メンタルヘルスやChester のことにも

触れている内容の曲もあったということ。

そういったものに対する理解が、

バンドを通して広まっていけば何よりです。



で、サウンド面に関しては

曲レビューのところでも行ったけど、

Austin 在籍時終盤の時よりも攻め感はある。

ただ、これまでバンドがやってきた

ポスト・ハードコア、メタルコアというよりかは

HR/HMに近付いた作風なのかな?

って印象を受けます。

メタルバンドにカテゴライズされつつも、

メタルコア的な曲を持つBFMVやTrivium 的な。

そういったメタル寄りになった感じです。

クリーンとスクリームの両刀使いである

AaronAustin の後釜にしたと言えば

音楽性的にも、良い落としどころじゃないでしょうか。

ニューメタルに寄せて来なかったことだけは

大正解だと言っておきましょう。よくやったAaron

とはいえこの新体制で、ライブでは

どの程度、過去の曲もやるのかってのも

ちょっと気になるとこではありますね。



と、そんな過去曲も披露するであろうライブが

こちらも先日レビューしたTonight Alive 同様、

わーぷど()への出演が決定しています。

前回はそれこそ、Austin の病状悪化の為、

やむ無く来日キャンセルとなってしまったのでね。

バンド的にもリベンジとなる来日公演、

行く人は、しかと目に焼き付けてきてください。



…え?オレ?

単独やってくれるなら喜んで行く←

 

 

 

 

 

そんなわーぷど()も


小出しにされた第4弾が発表され、クロスオーバースラッシュの先駆者


Suicidal Tendensies が追加になりました。



Warped ってことを考えたら、ストライクな追加ながらも


やっぱり全体を見るとうーん…だし、


海外バンドだけに絞れば意外といけそう


ってのも、近年の海外バンド主体フェスの特徴ですが。


ヘッドライナーを考えたら、JESSE率いるThe BONEZ


どちらかといえば正解ラインナップなんだけど


うーん……


やっぱ今回の失敗は、第2弾で発表された連中に尽きると思う。


だってアイドルとV系とアニソン抜かせば


それだけでそこそこまともに見えない??