レッスンを行う際にデモンストレーションを見てもらい、
それを真似てもらうのは、生徒さんに何かを伝えるときの
有効な指導法だと言われています。
口で色々説明するより、手本を先に見てもらって、
それを何となくでもいいから真似してもらうだけなので、
すごくシンプルな指導法です。
ただ、私はこの方法も使いますが、
それ以外にも色んな指導法を持っているので、
相手によって使い分けていますよ。
ちなみに今回は、
実際に打っているところが見れない状況で、
悩みを解決する手段を紹介しています。
悩みを持たれている方のプレーを見たら、
一発で何が原因なのかが分かるのですが、
それが難しいときの指導法です。
まずはこちらをご覧ください。
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■お名前(ニックネーム可)(フリー01): k
■性別(フリー02): 男性
■年代(フリー03): 16~20歳
■テニス歴(フリー04): 12年
■どの記事からのお問い合わせですか?(フリー05): まぐまぐメルマガ
■メルマガやブログへの引用可否(フリー06): 引用可(イニシャル、ニックネーム)
■シングルス派?ダブルス派?(フリー07): シングルス派
■お問い合わせ内容(フリー08): 質問
■内容を教えてください。(フリー09):
【kさんのご質問】
こんにちは。
私はもう10年以上テニスを続けてます。
両手バックハンドが昔から得意だったのですが、
ここ数年ずっと悩んでいます。
ショット的には当たりが薄くなっていて、
左手のグリップが厚くなったのではないかと思ったり、、
肩がしっかりと入っていないのか、、
色んな事を試してますが、直る気がありません。
どうしたら安定したバックハンドストロークを打てますか?
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【スリーの回答】
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kさん
ご質問ありがとうございます!
スリーです^^
得意だったバックハンドストロークの
調子がおかしくなったのですね。
ただ実際に打っている姿を見ていないので、
ピンポイントでのアドバイスができませんが、
ひとりでもできるチェック方法を伝えることはできます。
なので、もし良かった参考にしてください。
ちなみにその方法は、
「左利きになったつもりで左手だけでストロークを打つ」です。
(右利きの場合)
両手で打っていると何となく打ててしまって、
自分がどのようにスイングしているのかが分からなくなります。
ですから、
まず自分が左利きになったつもりになって、
左手でストロークを打ってみてください。
当たりが薄くなった理由も左手だけだと見えてきますよ。
グリップなのか、打点のなのか、力の入れ方なのか・・・
右手でやっていることを模範にして、
左手でストロークを打てばその答えが見えてきます。
そこである程度修正ができたら、
あとは右手も添えて両手で打ってもらうだけです。
大事なのは、今自分に何が起きていて、
どうすれば修正できるのかを自分で分析できることです。
これができれば、相手のことも見れるようになり、
最終的には相手の弱点を見抜けたりできるので、
そのためにもまずは自己分析から始めてくださいね^^
では!
スリー
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---------------まとめ----------------
私はレッスンで生徒さんに何かを伝えるときは、
できるだけ既に出来ていることを例にするようにしています。
例えば、
左腰を回してバックハンドストロークを
打ってもらいたいとしましょう。
でも、なかなか左腰を回す感覚が分からないのなら、
まずはすでに出来ている右腰を回すことをその場で
行ってもらいます。
簡単に言うと、
「右腰で出来ていることを左腰でやってください」です。
当然、右腰で出来ているからといって、
いきなり左腰で出来る訳ではありませんが、
私が口で理論を説明するよりはイメージしやすいと思います。
自分の中にある成功体験を応用する方が
人が求めるものを実現するより簡単なのです。
だから、もしあなたが誰かに何かを教えるときは、
その人がすでに出来ていることを噛み砕いて説明した方が伝わりますよ。
今回の場合は、右で出来ていることを
左でもやってみましょうという伝え方でした。
この伝える方法はテニスだけではなく、
色んな悩みの相談を受けたときでも活用できるので、
よかったら上手く使ってくださいね^^
では!
スリー