【カウンセラーの聴く技術】傾聴本に書かれていない3つのコツ
こんにちは、心理カウンセラー☆黒田めぐみです。
カウンセラーを目指している人や、経験が浅い方からよく尋ねられます。
「聴き方のコツとかありますか?」
傾聴って、いろいろ本が出てますし、研修や講座もたくさんありますから、まずはそこから学ぶのがよろしいかと思います。
が、カウンセラーさんからの質問なので、基本は踏まえていますから、ステップアップのお尋ねですね。
あるんですよ♪
私のカウンセラー経験から、本にはあまり書かれてない聴き方の3つのコツがあります。
これ、同時並行できたらGJですよ~!!
①文脈で聴く
②感情で聴く
③構造で聴く
かんたんに解説してみるとこんな感じです。
①文脈で聴く
⇒意味内容を理解するように聴く
いつ、どこで、誰が(誰と)どのように、どうした。
主語がわからなかったり、場所が不明だったり、あの、その、このは何なのか、主題から外れたら確認したり…ですね。
②感情で聴く
⇒気持ちや気分、声の強弱、表情や姿勢から聴く
感情の言葉や、感情が反映している声や姿勢、仕草、態度…にレスポンスします。
③構造で聴く
⇒①②の中に似たパターンやよく使う言葉や言い回しを聴く
例えば、子供時代の人間関係と、今の人間関係の中にパターンが似ていたり、必ず「でもだって」的な口癖が何度も繰り返されたり…を整理して伝え返します。
この①②③は、同時並行マルチタスクでいきたいところなのですが、たいてい得意な部分と、苦手な部分があります。
①で聴くのが得意な人は、②が苦手なことが多いです。
②で聴くのが得意な人は、①が苦手なことが多いです。
③で聴くのが得意な人は、①②はある程度得意です。
ですので、
①と②をOKにして、③を目指すのがいいと思います。
・・・、ってカウンセラーさんには、いつも伝えてます。
カウンセラーだけでなく、これができると日常生活の人間関係にもいろいろ役に立ちますよ。
仕事でのお客さまへの応対とか、上司(先輩)から部下(後輩)へのヒアリングとか、子育て中の親御さんとか、学校などの先生業の方とか…ね。
ただし、まずは傾聴の心構えと基本技術ありきですよー。
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