ほんの小さな違和感が残ることがあります。
たとえば、
久しぶりに実家に行った帰り道。
いつも通りのやり取りで、
大きな問題があったわけでもないのに、
なぜか、少しだけむなしい感じが残る。
大きく気持ちが揺れるほどではないけれど、
少しだけ引っかかるような感覚。
でも、それはとても小さいので、
そのままにしてしまうことが多い。
「たいしたことはない」
「問題というほどでもない」
そうやって、
その違和感をなかったことにして、
そのまま進もうとする。
そのとき、
何かが間違っているわけではないけれど、
ほんの少しだけ、
自分とのズレが生まれる。
一つひとつは小さくても、
そのまま進んでいくと、
少しずつ、
気づかないまま、
そのズレが大きくなっていく。
気づかないまま、
選んでいるようで、
どこかに無理がかかっている状態。
最初はできていたことが、
続かなくなったり、
なぜか動けなくなったり、
途中で止まってしまう。
理由ははっきりしないけれど、
どこか苦しくなってくる。
違和感をなくそうとするのではなく、
そのときに、
ほんの少し立ち止まってみる。
どこに引っかかりがあるのか、
何が起きているのかを、
そのまま見てみる。
小さな違和感は、
大きな問題ではないように見えて、
その人の中で起きていることを、
静かに教えてくれていることがあります。
気づいたときに、
少しだけ立ち止まれるかどうか。
そこに、
そのあとの流れが変わるきっかけがあるのだと思います。
こうした小さな違和感も、
なかったことにせずに見ていきます。