母の日が近づくと、毎年 思い出すことがあります。
あれは、息子が5歳の頃のこと。
私の誕生日に、はじめて、パパと花屋さんに行って
花を選んで、花束をオーダーしてくれたんです。
意気揚々と花束を抱えて帰ってきた息子
一緒に買ってきたケーキを
「早く食べようよ!」 というので
花束をテーブルに置いたまま
まずはお茶とケーキを頂いておりました。
ケーキを食べ終わって
さて、じゃあ花を飾ろうかな、と思ったら
「おや、なんかもう、
ぐったりしてきてるわ!
今日は暑いからかな、
(息子が花を買って1時間くらい)
早く飾らなきゃ!」
と 包みをほどいて飾ろうとしたところ
ビックリな事態が判明したのです!!!
ビックリその1・・・
水がついていなかった!
ビックリその2・・・
花のいくつかが、「乗ってただけ」だった!
(縛り口より上に花が乗ってて止まっていない)
ビックリその3・・・
ゴムの縛り口にも葉っぱがビッシリ!
花束のぱっと見た目は ホントに可愛かったです。
花の質も とってもいいと思います。
実際 つぼみも咲いてくれて いいお花でした。
でもこれ
花の扱いを知っている「わたし」だから
輪ゴムを解いて
葉っぱをキレイに落として
水揚げし直して
水が上がったら組み直して
飾ることができたけど・・・
この「一見、花束」を
「ふつうの人(お客さん)」が持ち歩いて
「ふつうの人(贈り相手)」に渡したら
どうなっちゃうかな・・・・???
花を仕事にする人が
いちばん忘れちゃいけないのは
「何のために」花の仕事をするのか?
その「目的」。
「どうして 花屋さんになりたいと思ったの?」
そのピュアな優しさを「思い出す」こと。
記念日にはじめて、花を買った。
その思い出は
「花を買って よかった!!」って笑顔になれて
【家族の素敵な思い出の日になる】ことが
超・超・超・超・超 重要!!! だと思うんです。
「花束を渡そうと思ったら萎れてた」
「花束を渡そうと思ったら花がなかった」
「すぐに腐っちゃった」
そんな【悲しい思い出】に したいわけじゃないよね?
「花だけはもう買わない」
なんて、思わせたいわけじゃないよね?
でも、この花束だと
結果的に 「そうなっちゃう」んですよ。
望んでなくても。
水ついてないし
縛れてないし
下葉とってないから。
だから、
ただ「売る」だけじゃ
ダメなんです。
お客さんが、花屋を出て歩いて行った「その先」に
嬉しい感情になれたかな?
幸せになれたかな??
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いつも、
そのシアワセのために
「自分ができること」を考えて動いてる
そんな自分でいたら
自分の仕事に誇りが持てるんじゃないかな。
それはきっと、
最初に「花屋さんになろう」と思ったときの
”ピュアな気持ち”
だと思うんです。
「花で 誰かを幸せにしたい!」って
きっと 思っていてくれたでしょう?
だから
花屋さんになって「本当にやりたかったこと」を
しようよ。
じゃあ、具体的には?
「何を」したらいいかな?
どうしていたら
花がグッタリしたり
花がなくなっちゃったり
すぐ腐っちゃったりしないで
笑顔の記念日になったかな?
花の仕事をするなら
いちばん忘れてはいけないこと。
あなたも ぜひ この気持ちを
いつも、胸に抱いていてね。
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著書2冊、監修掲載多数
新聞・TV・幼稚園~大学・市町村まで出演の
農大出身もと花屋店長がズバリ!
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