すみれ1994【2024年2月5日まで】@新横浜ラーメン博物館 | Ramen Story Of L.I

すみれ1994【2024年2月5日まで】@新横浜ラーメン博物館

世界初のラーメンフードテーマパーク「新横浜ラーメン博物館」が30周年を迎える2024年へ向けた取り組みとして過去に出店した約40店舗の銘店が2年間かけ、3週間のリレー形式で出店するプロジェクト、2年で味わい尽くす、ラー博30年史~ラー博史上最大のプロジェクト「あの銘店をもう一度」を2022年7月1日から開始。

 

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過去に出店した約40店舗の銘店が2年間かけ3週間のリレー形式で出店するプロジェクトになり現在第27弾まで出店してます。

 

 

並行して2022年11月7日から1994年新横浜ラーメン博物館の創業店が3カ月間のリレー形式で出店する「あの銘店をもう一度"94年組"」もスタート。

 

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1994年ラー博開館時に出店した8店舗の中で現在も出店してる「熊本ラーメン こむらさき」を除く7店舗が出店。

 

 

あの銘店をもう一度"94年組"ここまで出店した店。

 

 

第1弾 2022年11月7日~2023年2月26日「支那そば勝丸1994」

 

 

第2弾 2023年3月2日~2023年7月17日「野方ホープ1994」

 

 

第3弾 2023年7月20日~2023年10月22日「名代ら~めん げんこつ屋1994」

 

 

第4弾 2023年10月27日~2024年1月8日「大安食堂1994」

 

 

現在5弾として出店中なのが「すみれ1994」

 

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あの銘店をもう一度、あの銘店をもう一度"94年組"にここまで出店した店では復活を待ち望んでいた方は多くいるのではないでしょうか?

 

 

全国に名が知れ渡るほど知名度高く札幌に本店を構える超有名店「すみれ」がラー博に復活!!!

 

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札幌味噌ラーメン店では恐らく1番知られてる札幌すみれは昭和39年8月札幌「純連(すみれ)」の屋号で創業したのが始まり。

 

 

創業者の村中明子さんは当時札幌を席巻していた味噌ラーメンとは異なるもっとコッテリした若い人たちに好まれそうな味噌ラーメンをと、ほぼ独学でラーメンを作り上げたそうです。

 

 

屋号純連は若い人がたくさん集まるという意味で純連と書いてすみれと読みますが、月日が経ち看板の純連の上に書いてあったフリガナが長年の雨風によって取れてしまい本当の屋号を知らないお客が、じゅんれんと呼ぶようになったとか。

 


札幌屈指の人気行列店になった純連でしたが昭和57年6月末に突然店を閉め、創業者の明子さんが股関節亜脱臼になり続ける事が出来なくなったそうですが諦めることができず、昭和58年場所を変え約1年間のブランクを経て純連を再開。

 


場所を変えても味は変わらず再び行列店となり当時のお客のほとんどが純連(じゅんれん)と呼んでいた為すみれとは呼ばず、じゅんれんの屋号で再開することになったとか。

 

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その後、後を継いだ長男の村中教愛氏が昭和62年「さっぽろ 純連(じゅんれん)」をオープンし、元和食料理人で高級ホテルなどで腕をふるい自身はラーメンの道に進まず地元の札幌で寿司店を開業した三男の村中伸宜氏が母のたっての願いで平成元年母が最初に純連を創業した中の島で「札幌 純連(すみれ)」の屋号でオープン。

 

 

純連は2つの屋号で兄弟で継承されたがラー博が招致したのは純連(すみれ)で、約3年間100回以上口説いて出店することになったそう。

 

 

村中伸宜氏は純連は家族経営でやってるし味は門外不出だから自分1人の意見では決められず家族を説得しなければならないとラー博出店を何度も断ったそうですが家族の反対を押し切って出店することにして、申し訳ないが純連という屋号は使えないので平仮名のすみれで出店することになったとか。

 

 

ラー博は出店の返事が無くても店を作って出店できる日まで待つという覚悟だったそうです。

 


ラー博にすみれがレギュラー出店したのは1994年3月6日~2004年10月31日までと、2012年8月30日~2018年12月2日の2回。

 

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94年組のコンセプトは94年当時の味の再現になるので、すみれ1994は30年前の濃厚味噌ラーメンを復活させ更にすみれから独立し有名店となった弟子12人が期間中日替わりで村中氏と共に厨房に立つというラヲタにはたまらない光景が見れる。

 

 

卒業して独立した弟子12名を今回すみれオールスターズと命名し、オールスターズの予定はこちら↓

 

1月9日~11日「大島」


1月12日~14日「三ん寅」


1月15日~16日「麺屋彩味」


1月17日~19日「ラーメン郷」


1月20日~22日「らーめん福籠」


1月23日~24日「狼スープ」


1月25日~26日「らぁめん 千寿」


1月27日~28日「IORI」


1月29日~30日「ら~麺ふしみ」


1月31日~2月1日「麺屋つくし」


2月2日~3日「八乃木」


2月4日~5日「らーめん みかん」

 

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11日前の16時35分頃に到着すると、アイドルタイムだからかタイミング良かったのか待ち時間0分だった!

 

 

ちなみに平日昼時は60分以上の待ち、土・日の昼時はなんと150分待ちとかの時間帯もあり極力並ばずに食べたい方は平日の15時~17時半頃までに行けば恐らく待ち時間少なく食べれると思われます。

 

 

待ち時間ボードを撮影してすぐ近くのすみれ1994の方を向いたら村中氏が店から出てきて私が入店してすぐ位に店に戻ってきてました。

 

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出店してるスペースは大安食堂など94年組が出店してたところではなく「けやき」の跡地。

 

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暖簾はレギュラー出店してた時と同じのを使用。

 

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店頭には三十年前の濃厚味噌ラーメン復活と、すみれオールスターズがラー博に集結!と写真付きで掲示。

 

 

なお、私が訪れた時の弟子は三ん虎店主でした。

 

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券売機。

 

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全メニューは、30年前の味噌ラーメン レギュラー1200円、ミニ680円・煮玉子入り30年前の味噌ラーメン レギュラー1400円、ミニ880円・ライス200円・ビール500円・30周年記念メモリアルトレーディングカード1枚50円。

 

 

味噌以外のレギュラーメニュー正油・塩は無く30年前の味噌ラーメンのみ。

 

 

あの銘店をもう一度94年組でも30周年記念メモリアルトレーディングカードを5枚買ってます。

 

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卓上調味料は一味唐辛子。

 

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注文したのは「30年前の味噌ラーメン レギュラー」¥1200+「ライス」¥200

 

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30年前の味噌ラーメン レギュラーとライスを。

 

 

30年前すみれは食べたことがないので比較はできませんがルックス的には確かに現在のすみれで提供してる味噌よりも濃い色合いをしたスープでチャーシューの上にすりおろし生姜が少量振りかけられてます。

 

 

丼ぶりは汁完するとあの銘店をもう一度のロゴが現れる白い共通のを使用。

 

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スープは濃厚熱々味噌。

 

 

オォ~!!これは、確かに濃くてパンチのある激熱な濃厚味噌ですね!

 

 

基本的には現在のすみれと同じ出汁だと思われますが、中華鍋で生の味噌から火入れし、挽肉・にんにく・玉ネギ・モヤシを炒めて豚骨・魚介・野菜類で取った清湯スープを合わせ炒め煮して仕上げた濃厚味噌スープ。

 

 

村中店主によると「30年前の味噌ラーメンは高度な技術を要するため、熟練の職人しか作ることができない」とのことで、生味噌から火入れしてるからなのか味噌ダレは塩味も強く尖りもありビンビンに突出しまくって完全に味噌ダレ先行のスープですね。

 

 

分厚いラードで覆われてるのは同じだけど、温度は現在のすみれより熱々状態で提供された。

 

 

しかし、改めてと言うか痛感させられたのは、現代でも濃厚味噌に数えられる味わいなのにこの味噌ラーメンを30年前に提供してたなんて衝撃的だっただろうしなんだこの味噌ラーメンは!?と評判になり話題になりますね。

 

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麺は「西山製麺」の中太縮れ。

 

 

ぷりっとした熟成感と適度なコシと弾力があり、すみれの濃厚味噌にも抜群に合う!

 

 

後半に掛けてモチッとした食感になっていった。

 

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具はチャーシュー・刻みチャーシュー・挽き肉・メンマ・炒めモヤシ・玉ネギ・刻みネギ・おろし生ショウガ


チャーシューは小ぶりの肩ロースでホロッと崩れてしまうほど柔らかく十分美味い。

 

 

熱効果により炒めモヤシと玉ネギのクタッとした緩い感じがよく馴染んでくる。

 

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刻みチャーシューはやや多めに入ってましたね。

 

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ライスは他のすみれみたくご飯の上に細切りたくあんをのせず別容器にたくあんが入って提供。

 

 

ライスが非常に合う濃厚味噌なのでライスと一緒に食べるのがオススメ。

 

 

食べ終えて思ったけど刻みチャーシューをライスにのせてセルフチャーシュー丼にして食べたら絶対美味いじゃんと、次回試してみよう!

 

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すみれの味噌をより濃厚に仕上げた今しか食べれない30年前の味噌ラーメン美味しかった☆

 

 

複数回食べて方の感想として、すみれオールスターズの弟子により若干味が異なり食べ比べるのも面白いとのことだし純すみ系が好きな方は絶対食べておいたほうがいいです。

 

 

すみれ1994に3回は行こうと決めてたので既に再訪してきました。

 

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