『ラーメン郷＠高座渋谷』

2017年2月1日オープンの「ラーメン郷」に行きました。

「麺屋江武里」を出た後は同じく高座渋谷駅が最寄りとなるラーメン郷へ。

やっと行くことができたラーメン郷は、恐らくここ数年横浜市を除く神奈川県内にオープンした新店ではトップクラスに話題となって評判の店です。

店主の郷（さと）氏は札幌に本店を構え全国区の知名度を誇る超有名店「すみれ」出身。

現在は全て閉店してますが「新横浜ラーメン博物館店」・「ラゾーナ川崎店」・「博多店」に計15年在籍していたそうです。

すみれ公認の暖簾分け店となりますが、他にすみれから暖簾分けされた店は「麺屋彩未」・「大島」・「八乃木」に続く4店舗目の公認店。

昔は2000年11月創業の彩未だけでしたが2店舗目の大島以降暖簾分け店は徐々に増え、郷の後にも江戸川橋駅からすぐの場所に暖簾分け5店舗目となる「三ん虎」が2019年10月29日オープンしました。

これで公認独立店は八乃木のみ未訪で、いつの日か食べに行きたい…

お店の場所は高座渋谷駅西口から徒歩10分ほど。

西口を出て真っすぐ進むと、いなげやとかファミレスなどがある大通りに出るので右方面に進み札の辻交差点を越えたらパラッツォチェリーという建物1Fにあります。

大通り沿いにあるけどこういう建物内にあるので意外に目立たず、一応札幌ら～めんの幟が出てますが。

専用駐車場は店舗隣の学習塾STEP出入口1Fの5～9番の5台分と、専用ではないが札の辻交差点を郷からだと左に曲がり進むと本線と2つに分かれる道の上にあるタイムズに停めて駐車証明書を持っていくと1時間無料サービス。

店内は席数は意外にあるけど結構こぢんまりした造りで、すみれも含め札幌ラーメン店にありそうな内装。

テーブル席近くにガラスケースに入った木彫りの中に郷と大きく書かれ、右下に札幌すみれよりと暖簾同様書かれていたのが飾られていた。

厨房前にストレートカウンター4席、店内右側に2人掛けテーブル席3卓、左側に4人掛け小上がり席2卓。

厨房に店主と男性スタッフ1人とホールに女性スタッフ2人の4人体制で切り盛り。

この訪れた日は今日まで入れても恐らく神奈川県では1番の荒天の日で、風が強く横殴りの雨が降る中14時20分頃に到着すると、並びは無くすんなり席に案内されたがタッチの差で2人組に入られるなど天気悪い昼の部終了近い時間帯なのにほぼ満席で私の後も普通にお客は出ては入ってきて人気ですね～。

昼時や平日以外は間違いなく並ばないと食べれないでしょうね。

券売機。

メニューは、味噌ラーメン850円・正油ラーメン850円・塩ラーメン850円・胡麻味噌ラーメン980円・あっさりしょうゆラーメン760円・素ラーメン580円・特醸味噌1050円・特正油1050円・大盛り+100円・チャーシュー1枚120円・味玉120円・メンマ120円・ひき肉120円・ワンタン3個150円・白髪ネギ150円・辛みそ150円・ライス150円・大ライス200円・郷飯380円・チャーハン700円・アイスクリーム300円など。

すみれよりも他の暖簾分け店よりも麺メニューは多く、基本の味噌ラーメン、正油ラーメン、塩ラーメンとすみれで言う昔風ラーメンになるあっさりしょうゆラーメン、具が入らない味噌ラーメンの素ラーメンにオリジナルの胡麻味噌ラーメン、特醸味噌、特正油があります。

デフォルトの味噌ラーメンは札幌すみれオリジナル味噌を使用し、特醸味噌は具が増量された特製ではなく店主が厳選した味噌を使用したマイルドな味わになるそうで、特正油は正油ラーメンとは作り方が異なる焦がし正油スープになるそう。

すみれでも人気のサイドメニューチャーハンもありますが店主が1人で全て調理するので基本平日限定となるようで、土日祝でも混んでいない時は声掛ければ作ってくれることもあるそうです。

他にご飯ものとしてチャーシュー・メンマ・玉ねぎをしょう油ダレで炒めた郷飯もあります。

新トッピングとして現金対応のもやし50円が加わり、味噌ラーメンに入るショウガは無料で増量できます。

カウンターに当店の味噌・正油・塩ラーメンは濃い味のため薄めるスープもございますと掲示。

塩ラーメンご注文のお客様柚子胡椒もございますも掲示。

卓上調味料は酢・一味唐辛子・GABANブラックペッパー・辛子味噌。

注文したのは「味噌ラーメン（ショウガ増量）」￥850+「チャーハン」￥700

特醸味噌も気になりましたがやはり最初は味噌ラーメンかなとショウガ増量でお願いし、食べる気満々だったチャーハンも。

近年すみれで修行された方の味噌ラーメンも間違いなくすみれに似たルックスなんだけど、郷の味噌ラーメンは丼も含めほぼ完璧にすみれで学んだ味噌ラーメンを忠実に再現してるのが見た目で伝わってくる。

スープは熱々濃厚味噌。

いやぁ、もう味のほうも完璧と言えるクオリティーですみれと遜色ない味噌でした！

中華鍋で調理されたスープは豚骨ベースの清湯で味噌ダレとニンニクや生姜を強く効かせ、スープの熱を分厚いラードにより蓋をした最後まで熱々の濃厚味噌に仕上がっています。

札幌すみれオリジナル味噌ダレは少し塩分が強めで立った印象でしが、下支えした動物出汁の軸はブレず旨味も出て味噌ダレを受け止めています。

ニンニクや生姜もバッチリマッチし、スパイスもよく効き感じさせてくれるので非常に満足感のある濃厚味噌で文句なしにウマいっ☆

麺は「森住製麺」の中太縮れ。

すみれは長年使用していた森住製麺から同じ札幌の有名製麺所「西山製麺」に切り替え、弟子の店も西山製麺に変えた店もありますが郷は森住製麺を使用。

正直森住でも西山でも王道の札幌味噌には抜群に合うし、熟成感のあるプリっとした食感に適度なコシは堪能できるし縮れ具合がスープによく絡んできます。