三ん寅@江戸川橋 | Ramen Story Of L.I

三ん寅@江戸川橋

2019年10月29日オープンの「三ん寅」に行きました。

 

 

現在首都圏にかなりの札幌味噌ラーメン店があり、年々どんどん増えていき札幌に行かずとも本場の味が食べれると言っていい時代になりました。


本場札幌でも圧倒的な人気を誇り知名度は全国区の味噌ラーメンと言えば名が出る超有名店が「すみれ」


すみれで修行した方が独立オープンというパターンが近年首都圏に多く見られ、久しぶりに本家のすみれ位の行列ができる人気店の三ん虎が相当な評判を呼んでいる。

 

 

店主の菅原氏は長年すみれで修行された方で、札幌本店・京都店(閉店)で店長を務め、2009年夏頃から2012年8月26日まで新横浜ラーメン博物館内に出店していたすみれの原点とも言われる「らーめんの駅(閉店)」でも店長を任されるなど17年間在籍し、すみれ重鎮だった方が満を持して独立。

 

 

さらに凄いのが卒業して普通に独立したのではなく「麺屋 彩未」「大島」・「八乃木」・「ラーメン郷」に次ぐ5店舗目の暖簾分け店となり、昔は彩未しか暖簾分け店は許されてなかったが2010年代から年々増えていってます。

 

 

ちなみにラーメン郷は今年実食済みなので、暖簾分け店未食は八乃木のみです。

 

 

なお、すみれは全盛期に比べると店舗は減り札幌市に3店舗と横浜市に1店舗しかなく希少な味噌ラーメン専門店になった影響も少なからずあるからかほとんどの店がオープン前から注目度高くすぐ話題となり人気店になっています。

 

 

お店の場所は江戸川橋駅1b口から徒歩2分ほど。

 

1b口出てすぐの都道8号線 新目白通りを少し進んですぐの横道を曲がり、2つ目の十字路にあるやきとりの扇屋の隣にあります。

 

 

訪問時も行列のできる店に変わりなかったが13時半頃に到着すると10人も並んでなく、これは少ないほうじゃないかと予想。

 

 

その予想は的中し、私が食べ終えて出たら昼営業終了近い時間帯なのに推定20人以上の行列ができており、時間が無いなか無理して来たので20人近く並んでたら諦めてましたよ。

 

 

回転は良くもなく悪くもなく、調理提供スピードが速くてもすみれ系は熱々スープで食べ終えるのに時間が掛かる方も多いので致し方ないですね。

 

 

店内の壁に、お隣のやきとり扇屋様店舗付近への駐輪駐車は絶対におやめ頂きますようお願いしますと掲示されていた。

 

 

店内は程よく広くゆとりにのある造りで、清潔感ある綺麗な和の内装。

 

 

厨房は手元が見えないようになっていて調理工程はほぼ見えないですね。

 

 

厨房前にストレートカウンター6席、店内奥に壁に向かったストレートカウンター3席、出入口付近に2人掛けテーブル席2卓、4人掛けテーブル席1卓。

 

 

厨房に店主とホールに女性スタッフ2人の3人体制で切り盛り。

 

 

調理は全て店主1人でされてる模様。

 

 

券売機。

 

 

メニューは、味噌らーめん850円・醤油らーめん850円・塩らーめん850円・麺大盛100円・ごはん150円・ごはん(小)100円・煮玉子150円・チャーシュー300円・もやし(炒め)50円・メンマ(別皿)150円・ねぎ(別皿)150円・かまぼこ(別皿)200円など。

 

 

純すみ系らしく味噌、醤油、塩の3種類とトッピングによるバリエーションのみ。

 

 

麺少なめ(半分)は100円返金してくれます。

 

 

カウンターのメニュー表裏には営業時間とツイッターのQRコードが書かれていた。

 

 

卓上調味料はS&Bコショー・一味唐辛子。

 

 

レンゲは沢山置かず2つしか置かない模様。

 

 

注文したのは「味噌らーめん」¥850+「ごはん」¥150

 

 

初訪なので迷わず味噌らーめんと普通のごはんを。

 

 

すみれとほぼ同じ味噌の色合いをしたスープはやはり厚めのラードが張られ、デフォルトでチャーシューが1枚のり昨今のすみれとの関連店で多く見られるチャーシューの上におろし生姜が添えられてます。

 

 

スープは熱々濃厚味噌。



うわぁ~!マジかよ!?めっちゃくちゃウマ~~~い(≧◇≦)

 


いつもの純すみ系と同じ感覚のスープだろうと一口飲んでみたら思わず固まってしまい、震えるほどウマかった☆

 

 

出汁はすみれと同じく豚清湯をベースに、昆布・煮干し・サバ節などを加えてるそう。


すみれと決定的に違うのがこの出汁で、清湯とはとても思えず乳化して旨味が溢れんばかり前面に出ており、もしかしたら味噌ダレを入れなくてもウマいんじゃないかと言いたくなる。

 

 

けど驚くことに完全に乳化した豚スープと思ったけど、乳化させると味がくどくなるので絶対に乳化はさせないらしく熟成させたスープと新しいスープをブレンドしてこの出汁を完成させるそうです。

 

 

魚介出汁も、すみれよりくっきりと風味を感じ効いてましたね。

 


味噌ダレは中華鍋で火加減を調整しながら焼き、心地よい香りと塩気も抜群のコクと仄かな甘味が濃密で分厚い出汁に融合してる。

 

 

ラード効果によりスープに蓋をするので最後まで熱々状態の役目もきっちり果たしてるのは無論厚みもプラスして、すみれの弟子ならラードも重要なポイントです。

 

 

麺は「西山製麺」の中細縮れ。



すみれと言えば長年「森住製麺」を使用していたがライバルとも言える同じ札幌の製麺所西山製麺に変えたのは衝撃でした。


三ん寅も西山製麺を使用し、製麺所は異なるが両方ともメインの麺は札幌ラーメン定番の熟成された麺です。

 

 

ぷりっとした食感に適度な歯応えも残し、熱々濃厚味噌スープに超絶マッチ!

 

 

具はチャーシュー・刻みチャーシュー・メンマ・輪切り青ネギ。

 

 

チャーシューは脂身部分が少なく旨味も抜けずにきっちり詰まり美味!


少量の刻みチャーシューも入り、すみれ系の中ではかなりチャーシューは美味しい。

 

 

ごはんもしっかり炊かれ美味しい。

 

 

チャーシューをのせてセルフチャーシュー丼にして食べてみたら、これがまた美味かった☆

 

 

純すみ系はかなりの数のお店を食べてるけど、まさかこんなに唸るほどウマいとは全くの想定外でしたし、すみれ本店も含め純すみ系でここまで感動したことはなく現段階では三ん寅が純すみ系で1番好きな店になりました。


さらに言ってしまうと今まで1番好きだった味噌ラーメン店を超えて1番好きな味噌ラーメン店が三ん虎になるかも。

 

 

先日再訪してきて再び味噌らーめんを食べたので、またいずれ記事に書きます。

 

 

醤油らーめんと塩らーめんも食べたいし、もっと再訪しに行かないと。

 

 

ラーメン三ん寅

ポスト東京都新宿区山吹町362 プレステージ362 1F 102号

電話03-6265-3989

時計11時~15時・17時30分~20時30分(材料なくなり次第終了) ※コロナ自粛期間中は20時迄(L.O19時30分)

ぐぅぐぅ不定休 ※休みは店内とTwitterで告知

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