先日、車検を受けてきました。

来年、ニュージーランド人の彼と日本に移住する予定なので、今回が最後の車検となります。

 

車検が終わるのを待っていた際、「せっかくだから、ニュージーランドの車検事情についてブログに書こう!」とひらめいたので。

ニュージーランドの車検制度、そして、私の愛車の過去7年の車検の金額について書いていきたいと思います。

 

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ニュージーランドの車検は『Warrant of Fitness』と呼ばれています。

略して『WoF(ウォフ)』と呼ぶことが多いですね。

 

車検の頻度は、車の年式によって変わってきます。

2000年1月1日以前に製造された車の場合は、半年に1回。

2000年1月1日以降に製造された車の場合は、1年に1回。

新車の場合、車を登録してから3年間、車検が必要ありません。

 

私の愛車のホンダ フィットは2005年式なので、1年に1回の車検です。

(毎年受けなければいけないのは、結構面倒…。)

 

 

ニュージーランドには、約3,200箇所、車検を受けられる場所があります。

実際、ガソリンスタンド、自動車の整備工場、修理工場など、町の至る所に『WoF』の看板を見かけるので、車検を受ける場所に困ることはなさそうですね。

 

車検が済んだ際、車検を通ったことを証明するラベルが発行され、車のフロントガラスに貼られます。

 

 

穴が開いている場所で、次回の車検がいつなのか分かります。

私の車の場合、来年(23年)の10月にまた車検を受けなければいけません。

 

このラベルを貼らずに車を使うことは、もちろん違法。

また、車検に落ちた車や車検の期限が切れた車を使うのも、違法となります。

(整備工場・修理工場などに車検を受けに行く場合のみ、上記のような状態の車を運転することが許されているそうです。)

 

ニュージーランドの車検でチェックされるのは、以下の項目。

  • タイヤの状態(溝の深さなど)
  • ブレーキの動作確認
  • 車体の状態(サビがあってはいけない箇所などがあるそう)
  • ライトの動作確認・状態
  • ガラス、ワイパー、ウォッシャーの点検
  • ドアの点検(安全に開け閉めできるかどうか)
  • シートベルト、エアバッグの点検
  • スピードメーター(速度計)、ステアリング、サスペンションの点検
  • 排気システム、燃料システムの点検(漏れがないかなど)
7年間車検を受けてきましたが、車検のチェック項目なんて全然知りませんでした。
日本の車検を経験したことがないので、日本と比べてどうなのかはよく分かりませんが、ネットの情報によれば、ニュージーランドの車検のチェック項目はかなり簡素化されているようです。
 
さて、肝心の車検費用
 
相場は、約4,300~6,000円($50~70)だそうです。
 
「え!安い!あんぐり」と思ったそこのアナタ!(誰)
 
この価格は、車検を通った場合の金額となります。
 
そして、2020年のデータによると、ニュージーランドでは、車検を受けた車のうち40%の車は車検に落ちたそう。
10台中4台は、何らかの理由で車検に落ちているとのこと。
 
車検に落ちてしまった場合、問題である部分を修理、または、交換しなければいけません。
そうすると、部品代や整備工賃など、もっと高い費用がかかります。
 
では、過去7年の私の愛車の車検で、実際にかかった費用を見ていきましょう。
 
2016  6,000円($70)
2017  51,500円($603)
2018  2,500円($30)
2019  50,000円($584)
2020  14,500円($170)
2021  52,800円($618)
2022  9,500円($111)
平均額  約26,700円($312)

 
一年ごとに約5万円ほどの大きな費用がかかっている感じですね。
ってか、ほぼ毎回引っかかってる…。
 
過去に引っかかった項目は、
  • ヘッドライト、テールライトの交換
  • ヘッドライトの黄ばみ、くすみの除去
  • ナンバー灯(後ろのナンバープレートを照らすライト)の交換
  • タイヤの交換(2017年に前輪、2019年に後輪のタイヤを交換)
  • ホイールベアリングを交換?修理?(謎)
  • リンクピンの交換
  • ブレーキパッドの交換
  • ショック・アブソーバーの交換
などなど。
 
車検が終わると、どこを修理したのか書いてある紙が渡されるので、毎回の車検でどこを直したか分かります。
が、はっきり言って、よく分からん。
分からないので、私は整備工場を信頼して、まかせっきり(良いのか悪いのか…)。
 
 
私がずっとお世話になっているのは、大学生時代のバイト仲間に教えてもらった整備工場。
口コミはもちろんのこと、グーグルレビューでも良い評価が残されています。
 
嫌な経験をしたことは一度もなく、毎回誠実な対応。
お金のかかる修理・部品交換が必要な場合は、必ず電話をくれて、修理の説明・予算など、こちらの確認を取ってくれます。
(とても丁寧に説明してくれるのですが、車に詳しくない私はただただ聞くだけ。)
 
以前、車のある不具合を直そうと思い、いくつかの整備工場に見積もりをお願いした時も、一番良心的な価格を提示してくれました。
車に詳しくない人を標的にして、車検の際にお金をぼったくる整備工場もあるそうですが、私がお世話になった整備工場はそんなことはないかな、と思います。
 
無事に彼のワーホリビザが取れれば、愛車を使うのは残り6カ月ほど。
この車もガタが来ているなぁ、と感じる今日この頃ですが、残された時間、大事にしたいと思います。
(というよりも、それまで壊れないでくれ~笑い泣き

 
 

ニュージーランド人の彼と、来年(2023年)日本に移住することを決意してからのドタバタを記録しています。

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日本のワーキングホリデービザ(ワーホリビザ)の規制が緩和されたので、配偶者ビザではなく、ワーホリビザを申請することにしたニュージーランド人の彼。

ワーホリビザの申請時に提出しなければいけない書類は、

  1. パスポート
  2. 申請書
  3. パスポート規格の顔写真
  4. ビザを申請した理由を書いた手紙
  5. 履歴書
  6. 一年間の旅程・予定
  7. 銀行口座の預金残高証明書
の7つのみ。
 
自分の記録のために少し詳しく書いていきます。
 
①パスポート
コピーを取って返却されるかなと思いきや、パスポートも書類一式と一緒に提出。
どちみち使う予定はありませんが、2週間ほどパスポートとはお別れです。
 
②申請書
在オークランド日本国総領事館のウェブサイトにある申請書に必要事項を記入していくだけです。
氏名、生年月日、性別、国籍、パスポート番号、住所、職業、勤務先、身元保証人などなど。
不明な点は空欄のままでも大丈夫とのことでしたが、確認したいことがいくつかあったので、領事館に問い合わせの電話をしました。
 
まず、彼の上司・同僚には、日本に移住する計画を伝えていないため、彼の勤務先に領事館が連絡を入れることがあるのかどうか、確認しました。
勤務先に連絡することはないとのことで一安心。
 
そして、パートナー(私)の家族は、身元保証人として適切かどうかも聞きました。
問題ないとのことだったので、私の父にお願いしました。
身元保証人といっても、法令的・金銭的な義務はなく、ただ「ビザ申請者は日本で法令を遵守し、適法な滞在をします」という推薦をするようなもの。
別に身元保証人がいなくても、問題なく申請できるようです。
 
③パスポート規格の顔写真

6カ月以内に撮ったものでなければいけません。

申請書にのりで貼り付けます(ホッチキスやテープの使用は禁物)。
 
④ビザを申請した理由を書いた手紙
なぜワーホリビザを取得したいのか、A4の紙1枚にまとめます。
手書きではなく、印刷したものでなければいけません。
 
⑤履歴書
学歴や職歴が書いてある履歴書を提出します。
読み手に良い印象を与える、というよりも、今までの学歴や職歴をただ単に公開するイメージなので、就活に使うような履歴書ほど力を入れなくてもいいかな、というのが私の印象です。
 
⑥一年間の旅程・予定
領事館のウェブサイトにあるフォームに記入していくだけです。
 
 
どの都道府県で何をするか、一か月ごとの予定を書いていきます。
「未定」「同上」などという言葉は使わず、詳しい予定を書かなければいけないとのことでしたが、ネットで調べてみると、実際にワーホリビザを取得した人で、提出した旅程表に沿って行動している人は少ないよう。
一年間の予定を立て、それにキッチリ沿って行動するのも難しいですよね。
 
とはいっても、必要な書類の一つなので、ちゃんと予定を立ててみました。
 
日本に着いたら、まずは地元のレストランや懐かしいスポットを巡り、私の家族と時間を過ごす。
次の月は、九州・中国地方に住んでいる友人たちに会いに行くついでに、観光旅行。
地元に戻って、旅行から回復しつつ、私の家族と時間を過ごす。

そして、今度は私も彼もあまり行ったことがない四国へ。

その翌月は、彼のお母さんに日本に来てもらって、一緒に観光旅行。

などなど。
 
書いているだけで夢が膨らみます。
日本に移住するタイミング、日本の気候、私の甥っ子たちのイベントなど、いろいろな要素があるので、提出した旅程通りに動くのは難しいと思います。
でも、日本でやりたいことを書き出したことに変わりはないので、時期や順番は違えど、一つずつ実行していくんだろうな、と思っています。
 
⑦銀行口座の預金残高証明書
必要な残高は、
  • 帰りの航空券を購入していない場合は、$4,000(約34万円)以上
  • 帰りの航空券を購入済みの場合は、$3,000(約25万5千円)以上
残高のみではなく、前月の預金・引き出しなどの取り引きが一通り表示されている書類を提出します。
また、残高証明書には、名前と住所が記載されていなければいけません。
銀行のアプリ・ウェブサイトを使えばすぐに手に入るので、印刷するだけ。

 

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週末を利用して、二日ほどですべての書類を揃えることができました。
配偶者ビザとは比べ物にならないくらい楽~!
 
申請書類一式は、領事館に直接提出しなければいけないので、今週の月曜日、彼と二人でオークランドに行ってきました。
 
利用する有料駐車場もグーグルマップで調べておき、午前10時過ぎに家を出発!
私たちが住んでいるハミルトンからオークランドまでは、車で約1時間半。
朝のラッシュアワーを避けたので、スムーズにオークランドに着きました。
 

領事館が入っているビルを見つけ、エレベーターに乗って、領事館のある15階に行くと。
スタッフのおじさまがちょうど受付を閉めているところでした。

 

「あ、12時から1時までお昼休憩なんだよね」と言い渡される私たち。

 

時計を見ると、12:03。

なんというタイミング…。

 

「ここで待っててもいいけど、下の通りにおいしいカフェがあるから、コーヒーでも飲みにいったらどう?」というフレンドリーなおじさまのアドバイスを受け。

お昼ご飯もまだだったので、ビルの周りをウロチョロし、美味しそうな韓国料理のレストランでランチ。

(お腹が空いていたので、写真撮るのを忘れてしまいました。)

 

1時少し前に領事館に戻り、受付が開くと同時に書類を提出。

私たちの他にも、10~15人ほど来館者がいました。

私たちと同じようにビザの申請をしに来た人もいれば、パスポートや何らかの書類の受け取りに来た日本人もいました。

 

人間観察しながら待っていると、私たちより先に待っていた女性がカウンターに呼ばれました。

インターホン形式の窓口なので、盗み聞きしようとしなくても聞こえてくる会話。

 

この申請を受け付けることはできません。

ここの欄とここの欄の記入がされていませんし、滞在する予定のホテルの名前も書いてありません。

各欄、しっかりチェックしてから、書類を提出してください。

 
サムネイル

 

え、めっちゃ叱られてるじゃん?滝汗滝汗

こ、怖い!滝汗滝汗

 

(決して叱っていたわけではなく、ちょっとキツめに聞こえただけだったのですが。)

 

私の心臓はバクバクし始め。

彼も緊張した顔つきに。

 

どうしよう?

記入で抜けているところがあったら?

また後日出直してください、と言い渡されたら?

 

頭の中が半分パニック状態になろうとしていたその時、彼の名前が呼ばれました。

 

ドキドキしながらカウンターに向かうと。

 

だいたいでいいので、いつ日本に入国する予定なのか、ここに記入してください。

あ、後、どの空港かなのかも。

おおよその予定でいいのでね。

 
サムネイル

 

と申請書を渡されました。

 

あ、それだけ…?良かった…絶望

 

入国の日付は来年の5月頃、利用する空港は成田空港、と記入し、申請書を渡しました。

 

じゃあ、また座って待っていてください。

 
サムネイル

 

必要事項は何度もチェックしたので、大丈夫なはずだけれど、緊張は解けず。

「出直してきてください」的なことを、私たちの前の女性が言われているのを目撃してしまったのも、たぶん悪影響。

その女性はニュージーランド人ではなく、ビザもワーホリビザではなさそうだったので、私たちの申請とは全くの別物なのですが…。

 

落ち着かず、待合室のスペースの隅っこでウロウロする私たち。

日本語能力試験(JLPT)の単語本が待合室に置いてあったので、クイズを出しながら、緊張をごまかそうとする私たち。

 

待つこと5分ほど。

彼の名前が呼ばれました。

 

こちらがビザの受付票です。

約10営業日後に、こちらからメールで連絡いたしますので、この受付票を持って、ビザとパスポートを取りに来てください。

 
サムネイル

 

無事に終わった…!デレデレデレデレ

 

お礼を言い、ホッとしながら、領事館を後にしました。

 

車に向かいながら、彼と話していると…。

 

ん?

「この受付票を持って、ビザとパスポートを取りに来てください。」って言ったよね?

 

ビザとパスポートを取りに来てください。」?!

 

とうことは、ビザは取れる方向でいいんですか~?爆  笑

 

10営業日ということは、結果が分かるのは10月31日あたり。

まぁ、どんな結果になるかは分かりませんが、今はただ待つのみです。

 

 

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事実婚では配偶者ビザを取得できないため、ニュージーランドにいながら、日本方式で結婚することに決めた彼と私。

市役所に問い合わせた結果、必要な書類はこちら。

  1. 婚姻届
  2. 彼の婚姻要件具備証明書
  3. 彼の出生証明書
  4. 彼の国籍証明書
  5. 2~4の訳文

(市区町村によって対応が異なる場合があります。)

 

早速、彼の出生証明書を申請。

続いて、彼の婚姻要件具備証明書を申請することにしました。

婚姻要件具備証明書の申請には、知人・友人を身元保証人として推薦しなければいけないので、いつも一緒に外食をする友達のJ君にお願いすることに。

 

J君から直接了承を得るため、3人で外食に行く約束をした前夜。
洗面所にて、彼と並んで歯を磨いていると。

 

あ、忘れるところだった。

10月11日から、ワーキングホリデービザの申請に今まで必要だったエルフス(ERFS)がいらなくなるんだってさ。

 
サムネイル

 

え?

今なんて?キョロキョロ

 

思わず歯を磨く手も止まった私。

 

というのも。

彼と日本に移住することを決意した当初の計画はこうでした。

  1. ワーキングホリデービザ(ワーホリビザ)で日本に入国
  2. ワーホリビザが有効な1年の間に、日本で結婚し、配偶者ビザに切り替え

しかし、コロナ渦のため、ワーホリビザの申請に規制がかかってしまい。

ワーホリビザを申請するには、日本の企業・学校から発行されるエルフス(ERFS)という証明書が必要でした。

つまり、就職先・就学先が決まっていない場合、また、就職・就学をするつもりがない場合(彼はこのタイプ)、ワーホリビザの申請さえできない状態だったのです。

 

いずれ規制も緩和され、エルフスという証明書がなくても、ワーホリビザの申請ができるようになるだろう!と信じていました。

が、待てど暮らせど、申請基準に変化はなし。

1年以上待ちました。

 

このエルフスという立ちはだかる壁は高すぎる…。

規制が緩和されることは当分ないだろう…。

そう思い、どちみち日本に入国後、配偶者ビザに切り替えるつもりだったので、ワーホリビザは諦め、最初から配偶者ビザを取得することにしたのです。

 

ま、まさかこのタイミングで規制が緩和されるとは…。

彼と私の前に立ちはだかっていたエルフスという壁が崩れ落ちるとは…。

 

配偶者ビザの取得方法を調べ、ニュージーランド方式か日本方式で結婚するかも考え、双方の両親にも結婚することを報告し、彼の家族に「一家へようこそ!」と迎え入れられ、ブログでも結婚することを報告し、出生証明書も申請したこの時点で、ですか?

 

もう笑うしかない彼と私。笑い泣き笑い泣き

 

一通り笑ったら、さて、どうしよう?と彼と作戦会議。

 

結婚することをいろんな人に報告してしまったし、夫と妻として日本に入国したい気もする。

が、ブログを読んでくださっている皆様も分かるかもしれませんが、配偶者ビザを取得するまでの道のりはとてつもなく長く…。

日本方式で結婚するための書類を集めるだけで1~2カ月ほどかかりそうなので、配偶者ビザを申請する段階からは程遠い状態にいるのが私たちの現状。

来年のいつ日本に移住できるのか、全く見当がつかない状態なのです。

 

一方、ワーホリビザの申請は必要書類も少なく、すぐにできます。

今すぐ申請すれば、早ければ今月中、遅くても11月初めにはビザが取得できる。

ビザさえ取得すれば、その翌月に日本に移住することだって可能です。

(こっちの仕事や家のこともあるので、そんなすぐには移住しませんが…。)

 

また、ワーホリビザは、配偶者ビザに比べて、申請までの準備や必要な書類の量が少なく、とにかく楽。

ということで、配偶者ビザの取得はとりあえず保留し、ワーホリビザを取得して日本に入国することにしました!

 

一周回って、当初の計画に戻ったことになります。

(すごろくゲームで『振り出しに戻る』に当たったイメージかも!)

 

これからの流れとしては、

  1. ワーホリビザを取得し、日本に入国
  2. ワーホリビザが有効な1年の間に、日本で結婚し、配偶者ビザに切り替え

彼と結婚することを書いた際、温かいお祝いのお言葉を読者の方々からいただいたので、少し恐縮なのですが、結婚すること自体をやめたわけではなく、とりあえず日本に入国するまで入籍は延期になったという感じですね。

 

双方の両親にも「入籍はとりあえず延期になった」と伝えましたが、私の親も彼の親も、私たちの言っていることがよく分からないようでした。

まぁ、そりゃそうだ。

入籍が延期だとか、ビザがどうのこうのだとか、エルフスが必要なくなっただとか、当事者以外には分かりづらいでしょうしね。

 

さて、思い立ったが吉日。

早速、昨日(10月17日)、オークランドに行って、彼のワーホリビザを申請してきました!

申請に必要な書類を集めるまでの過程、領事館でのビザを申請する際の様子などは次回の記事にて。

 

とりあえずビザの申請が済んだので、日本移住に一歩近づいた気がします。照れ

 

 

日本移住の話は今回はお休み。

いろいろと進展はあるのですが、まだバタバタしている途中なので、落ち着いてから記事にまとめたいと思います。

 

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今年の7月、オークランド大学にて、日本語能力試験(JLPT)を受けた彼。

 

彼の試験中、私はオークランド大学工学部を思う存分探索しました。

 

JLPTは、日本語を母国語としない人の日本語能力を測定する試験。

N1からN5の5段階のレベルがあり、1年に2回(7月と12月)実施されます。

就職、昇給、昇格、資格認定、就学などの判断基準としても使われていて、世界最大規模の日本語の試験のようです。

 

測定されるのは、

  1. 言語知識(文字・語彙・文法)
  2. 読解(リーディング)
  3. 聴解(リスニング)

の3つの要素。

 

記述問題(作文)や面接は一切ないので、ライティングとスピーキングは測定されません。

この点が、私の知っている英語の検定(英検、IELTSなど)と非常に異なっているので、興味深い。

日本人の観点からして、日本語のライティングとスピーキングはあまり重要ではないのでしょうか。

 

さて、彼が受けたのは、JLPTで一番簡単なレベルのN5。

 

基準となるのは、「基本的な日本語をある程度理解することができる」というレベル。

  • ひらがなやカタカナ、日常生活で用いられる基本的な漢字で書かれた定型的な語句や文、文章を読んで理解することができる。
  • 教室や、身の回りなど、日常生活の中でもよく出会う場面で、ゆっくり話される短い会話であれば、必要な情報を聞き取ることができる。
というのが、N5の認定の目安となっています。(こちらから引用しました。)
N5の近年の合格率は、60%~66%ぐらい。
一番易しいレベルということもあり、高めの合格率です。
 
大学1年生の時から日本語の単位を取っていた彼は、たぶんN4を受けても大丈夫だったとは思いますが、JLPTの試験自体が初めてであることを踏まえて、一番簡単なN5を受けることにしました。
「N5って赤ちゃんレベルだから、10年近く日本語を勉強した挙句、N5にさえ受かれないぐらいだったら、もう日本語の勉強は一切あきらめます真顔」と大胆な発言をする彼。
 
試験を受けたのは7月初め。

オンラインで結果を確認したのが8月末。

証明書が届いたのが9月末。

 

結果は…、

合格!

 

大丈夫だろうとは思っていましたが、やっぱり嬉しいですね。

 

こちらが郵送で届いた認定書。

 

そして、認定書と一緒に入っていた証明書。

 

いくつになっても、こういった賞状っぽいものをもらうと嬉しいですよね(私のじゃないけれど)。

 

合否はもちろん、点数もブログで公表していいよ、と言ってくれた寛大な彼。

早速、彼の得点を見ていきましょう!

 

分野 得点/満点(合格点)
言語知識・読解  90点/120点(38点)
聴解  50点/60点(19点)
総合得点  140点/180点(80点)

 
合格するには、総合得点はもちろん、それぞれの分野でも合格点に達していなければいけません。
つまり、言語知識・読解で120点を取ったとしても、聴解で10点しか取れなかった場合、総合得点は合格点の80点を超えていますが、聴解の合格点に達していないため、不合格となります。
 
各分野、総合得点共に、合格点を余裕で上回っている彼の点数。
初めての受験にしては、良い出来だと思います。
よく頑張った!ラブ
 
残念ながら、それぞれの分野の問題数や配点、また、どの問題を間違えたか、何問間違えたかなどの情報を得ることができないので、フィードバックとしてはちょっと物足りないものがあります。
が、無い物ねだりをしてもしょうがない。
 
さて、得点の横に書いてあるパーセンタイル順位とは。
JLPTのサイトで調べてみると、「海外で受験した合格者(聴解免除を除く)の成績証明書に、その試験を含む過去6回の全受験者の中での『パーセンタイル順位』(あなたの得点に満たない受験者は全体の何パーセントを占めているか)を表示します。」と書かれていました。
 
つまり、今回の試験と過去5回の試験の全受験者(N5)の中で、彼より低い点数を取った人は全体の94.3%ということ。
逆に、彼より高い点数を取った人は全体の5.7%のみということになります。
「大半の受験者よりも高い点数を取れているなんて、すごいじゃん 照れ」と喜ぶ私に対し、「レベルが上がるにつれ、このパーセンタイル順位がどんどん下がるんだろうな 真顔」とドライな彼。
ちょっとは喜べ!笑い泣き
まぁ、なんだかんだ言いつつ、認定書と証明書を手に取って嬉しそうな表情をしていました。
 
12月の初めに今年二回目の試験があります。
無事にN5に合格したので、今度受験するのはN4です。
フルタイムで働きつつも、仕事の後、日本語の勉強に毎日励んでいる彼。
頑張れ~!
 
 

ニュージーランド人の彼と、来年(2023年)日本に移住することを決意してからのドタバタを記録しています。

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ありがとうございます おねがい

 

 

市役所とメールのキャッチボールを無事に終え、ホッと一息。
市役所の方の迅速かつ丁寧な対応のおかげで、ニュージーランドに住みながら日本方式の結婚をする際に必要な書類と費用を把握することができました。
早速、必要な書類の一つである、彼の出生証明書を申請。
ウキウキした気分で週末を迎えました。


土曜日の昼2時頃まで公文教室でのお仕事がある私。
いつも通り、「今から帰るね~」というメッセージを彼に送ろうとしたら、彼から長文のメッセージが。
私が仕事中に、お母さんと電話で話したらしく、その内容を詳しく書いたものでした。

 

忘れる前に書いておくね。
今日の午後に、おばあちゃんがハミルトン(私たちが住んでいる町)に来るんだって。
実家に晩ご飯食べに行くの、明日か月曜日か、どっちがいいか決めてほしい、って母さんが言ってた。
それと、おばあちゃん、俺たちにビーチで結婚してほしいんだって。
(おばあちゃんが住んでいる家は綺麗なビーチのすぐ真横です。)
ウェディングドレスや指輪交換とか、ちゃんとした結婚式を挙げてほしいらしい。
おばあちゃんの友人に式を執行できる人がいるらしくて、無料でやってくれるってさ。
(つまり、本来なら式執行人に払う手数料$90(約7,300円)をサービスしてくれるということ。)
日本方式で結婚するから、正式な結婚式はやらないけど、数独と話して考えてみる、って母さんには言っておいた。
他にもなんかあったかもしれないけど、とりあえず仕事が終わったら話そう。

 
サムネイル

 

ガーン

 

彼からのメッセージを読んだ時は、まさにこんな顔。
急いで家に帰ると、私ほどではありませんでしたが、彼もちょっと難しい顔をしていました。

「あんた達が結婚式を見届けられる唯一の希望だったのに~!悲しいガーン」と彼のお母さんに言われた時は、笑い流せたのですが。
89歳の彼のおばあちゃんのご要望となると、私も彼もアタフタ。

勘違いしてほしくないのですが、彼のおばあちゃんは優しくて素敵な人。
彼の母方のおばあちゃんで、89歳になった今もとっても元気。
過去にバレエの先生をやってたことがあり、今は太極拳の先生をやっています。
孫である彼のことはもちろん、私のこともとても可愛がってくれています。

初めて会ったのは5年前。
私のことをなぜかとても気に入ってくれて、「数独は本当いい子よね!あんた、こんないい子と出会えて幸せ者だよ。彼女のことを大事にしなさいね。」と彼に言っていたほど。
その時は照れくさい気持ちでいっぱいでしたが、後から「おばあちゃんの言う通りだぞ~ニヤリ」とニヤニヤしながら彼をからかったのはここだけの話です。

おばあちゃんは、私たちの町から車で6時間ほどかかる町に住んでいるので、1年に数回しか会えませんが、会うたびにとても嬉しそうにしてくれます。
親しみやすく、私も気兼ねなく話せるほど良い関係が出来ているので、怖いおばあちゃんというわけでは決してありません。


では、なぜ彼も私もおばあちゃんからの要望にアタフタしたのか?
私たちだけかもしれませんが、祖父母からのお願いって断りにくくありませんか。
親からの場合、とぼけてスルーできそうなことも(いや、するな)、おじいちゃんおばあちゃんからだと圧が違いますよね。

また、私の祖父母は父方も母方も亡くなってしまっているため、まだ元気でいる彼のおばあちゃんを大切にしたい、という気持ちもあると思います。
仲が良いからこそ、大事に思うからこそ、おばあちゃんのリクエストは厄介(おい!)なんです。

さて、歩きながら作戦会議(?)をしよう!と彼と二人で散歩することにしました。

 

  • なぜ、ニュージーランド方式ではなく、日本方式で結婚するのか
  • 結婚式を挙げたくないのはなぜか
  • 結婚式もどきのイベントをしてもいいけど、どのくらいの規模のものならいいか

などなど、歩きながら彼とじっくり話し合いました。

 

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彼の実家での晩ご飯にお呼ばれになった月曜日。
おばあちゃんは、彼のご両親の家に泊まっていたので、おばあちゃんとの緊張の対面の時です(大袈裟)。
少しドキドキしながら家に入ると、「久しぶり~」とハグしてくれました。

コーヒー・紅茶を飲みながら、お互いの近況報告。
おばあちゃんは相変わらず元気そうで、太極拳はもちろんのこと、コミュニティの中でいろいろ忙しくしているようです。
彼と私が日本に移住する話になり、「寂しくなるわ~」と彼のお母さんとおばあちゃん。

が。

結婚・結婚式の話は一切出ず。

そのまま、晩ご飯の支度が始まりました。
自由人な彼のお父さんは庭でガサガサと何か忙しそう。
彼、彼のお母さん、甥っ子二人は台所で晩ご飯のステーキを焼いたり、マッシュポテトを作ったり。
賑やかな台所は、若干、船頭多くして船山に上るという状態でしたが、楽しそうな声が聞こえてきます。
私はおばあちゃんとラウンジでまったりしながら、おしゃべりを続けます。
といっても、私は基本聞き役。
おしゃべりが大好きなおばあちゃん、コミュニティ内で活発に行動していることもあり、話題は尽きません。
ニュージーランドの北島の先端のほうの町は、私たちが住んでいる町であるハミルトンとは雰囲気も違うようで、興味深い話ばかり。

そうこうしているうちに、晩ご飯が完成。
「僕たちが作ったんだよ~!」と甥っ子二人がマッシュポテトを誇らしげに運んできました。
8歳と10歳なんて、まだまだ可愛いお年頃。
中学生・高校生ぐらいの年齢になったら、口きいてくれなくなるのかな~、なんて思いながら。

デザートは、The Cheesecake Shopというチーズケーキ屋さんのチーズケーキ。
去年のクリスマスにも利用したお店です。
(チーズケーキはこんな感じ。)

 

 

「おぉ、豪華!」と思っていたら、彼のお母さんに包丁を渡され、

「はい、ケーキ入刀!二人で包丁を持つのよ!指差し
「あ、写真、写真!おばあちゃん

 

と目をキラキラさせながら、スマホのカメラをこちらに向ける彼のお母さんとおばあちゃん。

「え~、いいよ~」と照れる彼と私でしたが、お母さんとおばあちゃんの熱意に負け、二人でケーキ入刀しました。

嬉しそうに写真を撮る彼のお母さんとおばあちゃん。
「もっと大きく切って!」「早く~!」とケーキが食べたくて仕方ない甥っ子二人。
晩ご飯を食べ終えたら、また庭へ消えた自由人のお父さん。

写真撮影も終わり、ケーキを食べ始めると同時に、「改めて一家にようこそ ニコニコ」と彼のお母さんが言ってくれました。
ケーキに貪りつく甥っ子達を指しながら「この子たちもとっても喜んでるのよ」と。
おばあちゃんも「数独は素敵だもの!(She's GORGEOUS!)」ともったいないぐらいの褒め言葉をくれました。

その後、甥っ子達の就寝時間までカードゲームで盛り上がり、結婚式のけの字も出ないまま、夜が終わりました。

数日後、おばあちゃんが自分の家に戻る前に、彼と二人でもう一度顔を出しましたが、その際も結婚式の話は出ず。
ちょっと拍子抜け。

後から気付きましたが、私たちの方から「結婚することになったよ」って言った方が良かったのかなぁ、と。
でも、私たちが結婚することは彼のお母さんを通してすでに知っていたし、ケーキ入刀もしたし…。
まぁ、後悔先に立たず。
優しいおばあちゃんのことだから、ああしてほしい、こうしてほしいと彼のお母さんには言いつつも、結局は彼と私二人の思ったようにすればいい、と思ってくれてるのかな。

さて、必要以上にアタフタしましたが…。
盛大な結婚式を要求されることもなく、ただただ楽しい時間を彼の家族と過ごすことができました。

結果的に、彼のおばあちゃんを説得する必要はありませんでしたが、散歩しながら、彼と真剣に話し合ったおかげで、お互いの今の気持ちが再確認できた気がしました。
終わり良ければ総て良し、かな。