ニュージーランド人の彼と、来年(2023年)日本に移住することを決意してからのドタバタを記録しています。
「いいね!」を押してくださる方、温かいコメントを残してくださる方、とても励みになります。
ありがとうございます
ニュージーランドで結婚するには、
- 何らかの式を挙げなくてはいけないこと
- 最低でも2万円近く手数料がかかること
が分かりました。
また、結婚する前に、日本の法令上、私が独身で婚姻可能であることを証明する婚姻要件具備証明書が必要になります。
その証明書は、結婚前に申請・取得しなければいけません。
それに加え、長期の配偶者ビザを申請する場合、婚姻事実の記載がある戸籍謄本が必要になります。
よって、結婚後、大使館にて、ニュージーランドの結婚を日本の戸籍に反映させる、別の手続きが必要。
う~ん、なんかいろいろ面倒だな~。
姉とそんな会話をしていたら、ズームをしながら姉がいろいろ検索してくれました。
そして、ありがたいことに、ニュージーランドに在住しながら、日本方式で結婚する方法を紹介しているサイトを発見!
そのサイトによると、ニュージーランドに住みながら、日本方式で結婚する場合、用意するのは以下の書類。
- 婚姻届
- ニュージーランド人の婚姻要件具備証明書(原本+訳文付き)
- ニュージーランド人の出生証明書(原本+訳文付き)
- ニュージーランド人のパスポート写真のコピー(原本に相違がないと記載したもの)
上記の書類を用意し、市役所に直接郵送するか、家族に代理で市役所に提出してもらう、という形式です。
え、簡単じゃん!
しかも、そのサイトの情報を見た感じ、日本に書類を送る送料などは除きますが、書類発行などにかかる費用は約1万円。
ニュージーランド方式の結婚は、入籍自体に2万円かかりますが、その他に、日本人の婚姻要件具備証明書の発行、結婚証明書の発行があるので、最終的には2万5千円ほどかかります。
つまり、日本方式の結婚の費用は、ニュージーランド方式の結婚にかかる費用の半額以下!
(実際は半額以下ではありませんでしたが…。)
ということで、ニュージーランドにいながら、日本方式で結婚することに決定!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
この時点で、私たちの両親に報告することにしました。
9月9日金曜日。
(過去の出来事を遡って書いています。)
彼は有休を取り、彼のご両親が家にいることをメッセージで確認してから、お昼頃にお邪魔しました。
彼のお父さんは、庭の木に登って、ノコギリで枝を切り落としていたので、彼のお母さんとまずお互いの近況報告。
彼のお父さんは木から降りてきそうにもないので、ちょっと話が落ち着いたところで、「ところでさ」と彼が切り出しました。
彼のご両親の家に行く際、普段は何も連絡せずに顔を出すのですが、今回は家にいるか確認する連絡まで入れていたので、彼のお母さんは何かあるのだろうとすでに察していた様子。
ニヤニヤし始めました。
日本移住に向けて動き出したこと、そして、結婚することを伝えました。
前々から、いずれ日本に移住することは彼のご両親にも伝えていたのですが、移住に向けて実際に動き始めると、現実味が増してくるのでしょうね。
大事な息子が日本に移住してしまうのは寂しそうで、笑顔の中にも少し寂しそうな彼のお母さんの表情を見ると、少し心が痛みました。
しかし、結婚の報告はとても喜んでくれました。
「二人は本当お似合いだと思う。お互いちゃんと支え合ってるし。結婚するってことは、一生一緒に過ごしていくってことになるのよ 」と。
そんな言葉に、彼は「一生?!おぇ~」と吐く真似。
ふざけたリアクションでお母さんと私を笑わせた後、「まぁ、もとからそのつもりだったから。」と彼は言っていました。
ニュージーランド方式ではなく、日本方式で結婚を進めることを伝え、結婚式を挙げる気がないことも伝えました。
「え?!式あげないの?あんたが結婚式を見届けられる唯一の希望だったのに~!」と彼のお母さん。
私のほうを見て、「いいの、数独?結婚式なしでも?ドレスとか着なくていいの?」と。
「別にいいかな。ドレスが着たかったら、私の義姉みたいに写真撮影だけしてもいいし 」と私。
「え~!私の結婚式は楽しかったわよ~」と自分の結婚式の話を始めようとするところに…
「で、結婚式の日から下り坂でしょ~」と水を差す彼。
容赦ない!
一通り笑った後、「まぁ、二人次第だからね。二人が後悔しない決断をすればいいんじゃない 」と言ってくれました。
数週間後に、彼のおばあちゃんが私たちが住んでいる町に遊びに来ることになっていたので、その時にみんなでレストランに食事にでも行く?というような提案はされました。
まだ少しバタバタしていたので、またゆっくり考えてから連絡するね、とだけお母さんに伝え、とりあえずその日は撤退することにしました。
私たちが家を出るタイミングで木から降りてきた彼のお父さん。
「また連絡ちょうだいね」とニヤニヤしながら言う彼のお母さんに、「何?何の話?!」と興味津々。
そのタイミングで結婚することをお父さんに伝えるのかなぁ、と思いましたが、彼は「う~ん、なんだろね~」ととぼけながら家を出ていき。
彼のお父さんにはなぜ結婚することを伝えないのか疑問に思いつつも、私も彼の後を追いました。
私と彼が家を出た瞬間に、彼のお母さんはお父さんに伝えたらしく。
私たちが車に乗り込もうとしたら、彼のお父さんが玄関から顔を出し、「おめでと~」と嬉しそうに手を振って見送ってくれました。
彼が彼のお父さんに直接結婚報告をしなかったのは、照れというよりは、ちょっとお父さんに怒っていたからのよう。
安全防具もつけずに、庭のめちゃくちゃ高い木に登って、枝を切っていたお父さん。
確かに見ていてヒヤヒヤする高さ(だから、途中から見るのをやめた私)。
間違って落ちたら、ただのケガでは済まなさそう。
自分の身や周りの家族の気持ちも考えず、危険な行動をしているお父さんに彼は腹が立ったそうです。
息子の心、父知らず。
そんなお父さんは、息子が結婚報告を直接しなくても全然気にしていなかったようで、笑顔でお祝いの言葉をかけてくれました。
さて、彼のご両親への報告は済んだので、次は私の両親への報告。
彼の両親に報告した翌々日の日曜日に、ライン電話で報告することにしました。
彼は「俺から結婚の報告したほうがいいかな?」と聞いてくれました(優しい)。
前回の記事でサラッと書きましたが、神の教えに反するから、と私の義兄(姉の夫)に会うことも、挨拶することも拒否している私の母。
義兄(姉の夫)はのけ者にするが、義姉(兄の妻)と私の彼は可愛がる。
そんな母にはあまり関わって欲しくない、という気持ちもあったので、彼の気持ちはありがたかったのですが、私から断りました。
また、彼は4年前の一時帰国の際、私の両親に「娘さんと一生一緒に生きていくつもりです」と公言してくれたので、結婚報告は私がすることにしました。
さて、ライン電話に出た父と母。
父とはちょこちょこズームやライン電話で話していますが、母と直接話すのは約1年半ぶり。
私はかなり緊張していたので、近況報告もせず、彼と入籍することを報告。
(単刀直入だな 、と隣に座っていた彼は目を丸くしていました。)
日本方式で結婚する旨を伝え、その際、父に書類を市役所に提出してもらいたい、とお願いしました。
もちろん父は快く了承。
おめでとうと祝ってもらい、30分ほどで電話を終えました。
はぁ、疲れた…。
さて、無事に双方の両親への報告も終わり。
日本方式での結婚へと動き出します。