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はじめての方はこちらをご覧下さい。
介護施設には
相談員という職業があります。
介護老人保健施設(老健)では
支援相談員、
特別養護老人ホーム(特養)では
生活相談員と呼ばれ
名称が違うものの、
その役割はほぼ同じです。
利用者様や家族様の相談対応
苦情対応、
施設への入退所の調整などです。
色々な業務がありますが、
実際のところ相談員に
求められることは稼働率、
つまり施設の売上を上げることです。
稼働率を上げることは中々難しく、
老健の場合は、
稼働率以外にも二つのパーセンテージ
在宅復帰率と回転率を
気にする必要があるため、
特に相談員の手腕が問われます。
在宅復帰率と回転率に
ついてはこちらの記事 に
詳しく書いているので割愛します。
私も一時期相談員をしていました。
しかし上手く行きませんでした。
稼働率などのパーセンテージ、
数字の面では結果を出せたものの、
精神的にかなりの苦痛だったからです。
何が苦痛だったかを書く前に、
相談員の必要性と重要性について
軽く触れます。
相談員は利用者様の話も
家族の話も職員の話も聞き、
時には調整役に回る重要な役割です。
また、家や病院などで困っている
高齢者やその家族に対して、
施設で生活することを提案し、
困り事を解決することもあります。
もちろん素晴らしい相談員さん、
人格者の相談員さんも
たくさん居られますし、
介護業界に必要不可欠な人たちです。
なので今から私が言うことは、
あくまでも私が経験しただけの、
バイアスのかかった相談員になることの
苦痛や課題の話だと思って下さい。
まず苦痛だったことは、
現場の介護士として持った価値観との
大きなギャップと矛盾でした。
相談員に求められるものは稼働率、
つまりは数字という無機質なものです。
この数字の上がり下がりで
相談員は評価され、
一喜一憂するのです。
しかしその数字とは
人間のことに他なりません。
定員が100名の施設があるとして、
1名退所すれば稼働率は99%。
定員いっぱいの100%に比べて、
数字にしてみるとたった1%
減っただけです。
介護士目線で見るとその1%は
利用者様一人のことで、
長年施設におられよく話をした方かも
しれませんし、
転倒などによる死亡事故での
退所だったかもしれません。
分かりやすく稼働率で例えましたが、
回転率や在宅復帰率などを考えると
『入院よりも死亡の方が数値が下がらない』
そんなケースがざらにあります。
数値だけでみると、人としての倫理観が
ブレてしまいそうになります。
理想論かもしれませんが、
良い学びがあった相談員業務でした。
関連記事はこちら
稼働率について
より詳しく書いています






















