先日試みた「M1 MacにUTMを使ってIntel版Windows10をインストールを試みたけれど」は仮想環境には「UTM」を使いました。
結果としてはx64 Windows10はインストールできませんでした。
そして、Intel Mac miniのMojaveではVirtualBoxを使って「MacのWindows10インストールのやり直し(VirtualBox)」を行って、Windows10はほぼ確実にインストールできることが確認できました。
そこで、「VirtualBox」を使って「Windows11」のインストールを試みましたが、これはどうも上手くいきませんでした。
「MacのWindows10インストールのやり直し(VirtualBox)」」の記事に追記したとおり、VirtualBox7はmacOS 10.14(Mojave)では動かないということで、macOS 10.15(Catalina)を「macOS をダウンロードしてインストールする方法」で入手してCatalina環境を作って、そこにVirtualBox7をインストールしてWindows11のインストールを試みました。
ところがWindows7のインストール設定でダウンロードしたWindows11のISOイメージを使ってインストールを試みたところ、
という原因不明のエラーが出てインストールできませんでした。
仕方がないので、CatalinaにViertualBoxは6.1.38をインストールしてWindows11をゲストOSとしてインストールを試みました。「Windows 11 の仕様、機能、コンピューターの要件を確認する」の公式資料を確認すると、「トラステッド プラットフォーム モジュール (TPM) バージョン 2.0。」の仕様がVirtualBox6.1.38には搭載されていません。
それでも「Windows 11 にISOファイルでアップグレード」というWindows10をインストールした環境からWindows11のISOファイルの「setup.exe」を起動すればインストールできるという方法が紹介されていたので、VirtualBoxでまずWindows10をインストールしてWindows11のISOイメージを仮想光学ドライブにセットして、その中の「setup.exe」を起動する方法を試してみました。
すると、Windows11のインストールは開始されました。しかし残念ながら
というWindows11の要件を満たしていないというメッセージが出てしまい、インストールできませんでした。この方法はもしかしたら実機のWindows10のマシンなら使える方法なのかもしれません。
もう少しネットを検索したところ、「Windows11非対応PCで超簡単にWindows 10から正式版Windows 11(22H2対応)にアップグレードできてしまう方法(TPM2.0やSecureBootなどのチェックは行われず)VMやBOOTCAMPにおすすめ」という記事を見つけました。
この記事では「appraiserres.dll」というファイルを削除または入れ替えるのですが、「appraiserres.dllとは?削除でwindows 11非対応でもアップグレード?」の記事によると「どうやら、システム要件をチェックするのは「appraiserres.dll」というファイルらしく、このファイルを削除もしくはファイルの場所を差し替える、ファイル名を変更することでシステム要件をチェックではねられることなくインストールが進むようです。」(記事から引用)と書いてありました。
ただし、このファイルのダウンロードはWindows10でEdgeを使ってダウンロードすると、セキュリティの問題で正しくインストールできなかったので、macOSでダウンロードし、「VirtualBoxのGuest Additions」もインストールしてVirtualBoxのファイル共有機能を使ってWindows10の環境に移動しました。
Windows11のISOイメージにある「setup.exe」を実際に実行してみると、Windows11のインストールが始まりました。
と、Windows11のインストールが始まりました。
およそ1時間ほどかかりましたが、「Windows11 PRO」のインストール完了が確認できました。
これでWindows11をIntel Macにインストールできたのですが、普段、Windowsは使わないので、Windows11を少し触ってみる程度にしか使わないと思います。