今の時代って伝えるべきことが伝わらない時代だよね。


求められるものを提供しないといけない時代。


ネットでは、多くの人が求めている情報を提供する時代。


探す人に求められていない、探す人が求めようとしないものは、闇に葬り去られる。


逆に探す人に探す意図がないと、知るべき情報を探したいと思わないと見つからないとも言える。


【5つの人への効果と弊害】

◎超簡単!

◎超便利!

◎時間節約!

◎知識不要!

◎ひと目でわかる!


人はこの5つに敏感だよね。


効果は語らなくてもわかると思う。


でも、それ以上に弊害が数え切れないくらいある事に気づいている人はどう?


インスタント、コンビニエンス、マニュアル化にもつながる事柄は、


◎マナーやモラルが低下するのも

◎短絡的な人が多いのも

◎陰湿、悪質ないじめが多いのも

◎略語や若者言葉が社会現象化するのも

◎ネットやネット掲示板やネット辞典がもてはやされるのも

◎行間が読めないのも

◎会話が成立しないのも

◎考える力がないのも

◎ジェネレーションギャップが生まれるのも

◎想像を絶する反応も、事象の背景が見えないのも

◎物事を深く追求しないのも

◎発想や感性が乏しくなったのも

◎科学に興味がないのも

◎漢字が書けなくなったのも

◎ことわざを使う人が減ったのも

◎努力のレベルに差があるのも

◎・・・



本は読まない、新聞も読まない、ネットとテレビで十分だ、読んでも目次だけで中身を探ろうとし、流し読み、速読に頼る。


さらに「超簡単!」「超便利!」「時間節約!」「知識不要!」「ひと目でわかる!」という言葉に弱い。


取扱説明書もできれば1枚で!図でわかりやすく!グラフでまとめて!という。


それを見た後、必要なところは、しっかりじっくり読み進めるならまだしも、それだけで済ませたがる人が多い。


その物事をしばしば見聞きしていて多少知る努力をしたとか詳しく知っているという人ならグラフや図で見ただけでもその背景にあるものが想像、予測できる。


でも、知らない人が同じグラフや図だけを見ても、知っている人ほど想像力が広がらない、見当違いな予想をする可能性が高い。



目次で知り、流し読みで選別し、必要箇所をじっくり読むことを組み合わせる読み方をしない人、知らない人が多いんじゃないかな。



その習慣がないか、目次と流し読みだけだと速読も意味がなくなる。



さらに行間を読むこともできないんじゃないかな。



著者や記者が書くに至った経緯や背景、何を思って書いたのか、それによっては、否定していたものに興味を持ち、肯定的になるかもしれない。


つまり、ただ食わず嫌いだっただけで好きか嫌いか知らなかっただけということが。



逆にこの経緯や思いが強すぎて偏向した見方になっている事もあるかもしれない。


どの情報がより正確でどの情報が偏見でどの情報がウソか。


その内容のどこが要点なのか。


要点は文字や言葉にされておらず、行間にその意味が表れていることもある。


この選別を読者が、聞く人が、どう捉えるのか。


書き手や話し手によっては、読み手や聞き手によっていろんな考え方が生まれるのを期待する場合もあれば、考え方はある程度集約されるだろうという場合もあれば、ほぼ同意するだろうと言う場合もあるだろう。


これは、本に限らず、新聞でも、人との会話でも通ずるものがある。


そして人間関係を築くのに重要なポイントでもある。



伝える側にも当然、その人それぞれに伝える努力が必要だけど、聞く側にも前提として聞こうとする耳が必要で聞くという努力がいる。


時には、相手に好意がある敵意があるに関わらず。


伝える側も「こいつに言っても無駄だ」とか、受け手も「こいつの言うことはどうせ無意味だ」と思わずにある程度、心開くことでお互いに誤解していた事に気づくかもしれない。


これまで途絶えていた間柄に進展があるかもしれない。


否定だけしていて相手も理解不能であれば、平行線であり、何も生まれない。


そうは言ってもいろんな経緯があってそうなっていて修復不可能と思われることもあるかもしれない。


生理的に合わないなんて場合は、もしホントにそうなら、難しいだろうけど。


なんでこんな事を書いているのかというと、私の周囲でそういうシーンが度々出てくるから。


これは年代に関わらない。


十ある話を一から三まで話せばわかるという時代が残念ながら終わってしまった。


今は、十ある話を一から十まで話しても伝わらない。


食べる際の咀嚼も、話の咀嚼もできなくなっている多くの現代人(悲しいことに年代不問な場合が多い)には、


十ある話を百まで噛み砕いて、千まで噛み砕いた上で、


一から七十までを伝えるのか、百まで伝えるのか、千まで伝えるのか。。。


という時代になってしまっている。


少なくともここ20年弱の私の周辺では。


あえて区切れば、おおむね学生は、こうしたことも、社会に出てから過去に気づき反省するのもこれからかもしれない。


フレッシュな社会人なら、まだ心が純真なうちなら、それに気づく機会が近いかもしれない。


社会人経験が豊富になればなるほど、気づけた人と気づけなかった人の差は大きく、歳を重ねるごとに乖離していくと感じている。


実力主義の時代背景から年代で短絡的に話すことはできないけど、


30代、40代は、社会人としては中堅となる人が一般的に増えるようだ。


既にこの年代で多くの人が、頭は固くなり、少なくとも目下、年下の言うことに聞く耳を持たなくなり始める。


理想の上司像ランキングなどでも、


男性の場合は、得てして話を聞いてくれそうな一緒に物事に向き合ってくれそうな人が選ばれる傾向にあるように思う。


これは、現実には、そういう上司が少ないことの裏返しなんじゃないかな?


その点については度々このブログでも触れているけど、経済社会の不平等感や理解不能で理不尽だけど、上司や会社の言うことを聞かないといけないという抑圧感の中で生まれる理想像なんじゃないのかな?


女性の場合には、同じ上司像でも『ハケンの品格』の主役が人気が高い傾向にあるんじゃないかな?


女性の場合は背景が背景だけに男性以上に複雑で、

◎『ハケンという働き方が良くも悪くもメジャーになっている』

◎『仕事をバリバリしているのに!というフラストレーションと仕事をバリバリこなしたい!という希望』

◎『まだまだ認められているとは言いがたい女性の地位や評価』

◎『仕事の質や実態や評価は、正社員、契約社員、派遣社員、パート、アルバイト・・・という区分とは無関係という思い』

の少なくとも4つの視点からこの上司像が浮かび上がるんじゃないのかな?


(ここで、女性の場合は『背景が背景だけに』がどんな背景かは敢えて触れていない、いわゆる行間を読んで欲しいところ)


このようなランキングに表れる傾向の原因と思われるのは、


◎スピードの速過ぎる経済社会の流れ

 -経済社会の不平等は必然/http://ameblo.jp/soboku-question/entry-10071417168.html

 -経済の最も醜い汚い一面/http://ameblo.jp/soboku-question/entry-10080114940.html
 -芸能界とメディアと公務員にメス/http://ameblo.jp/soboku-question/entry-10079854340.html
 -現代日本経済の5つの弊害/http://ameblo.jp/soboku-question/entry-10079839112.html
 

◎情報の氾濫によるより正確な情報の選別のストレス

 -広告に見る経済の歪み/http://ameblo.jp/soboku-question/entry-10078299782.html
 -専門家という言葉に惑わされるな/http://ameblo.jp/soboku-question/entry-10085260535.html
 -リサイクルの怪/http://ameblo.jp/soboku-question/entry-10085516540.html
 -IT情報通信技術と二酸化炭素/http://ameblo.jp/soboku-question/entry-10086617310.html
 -頭良さそうで頭悪い人類/http://ameblo.jp/soboku-question/entry-10089784803.html
 -ホントに道路ってそんなにも必要?/http://ameblo.jp/soboku-question/entry-10088158687.html
 -地下開発は明るい未来!?/http://ameblo.jp/soboku-question/entry-10088156561.html
 -クローン畜産物日本で解禁!?/http://ameblo.jp/soboku-question/entry-10089498770.html
 -頭良さそうで頭悪い人類/http://ameblo.jp/soboku-question/entry-10089784803.html

があるからだと思う。



経済のスピードって、ただでさえ、不平等感漂う事も多く、無理が当たり前になっている経済は、それだけでも苦痛だけどさらにスピードアップするとその場その場で見極める、判断することがより難しくなり、さらに進むと面倒になってそれをしなくなってしまう傾向を生む。


◎サービス残業による過労死/http://ameblo.jp/soboku-question/entry-10085236817.html
◎ゾッとしない仕事教えて下さい/http://ameblo.jp/soboku-question/entry-10087674023.html
◎木下優樹菜の日テレ太田総理での発言は正論/http://ameblo.jp/soboku-question/entry-10089542855.html


そうなると理不尽だとか不平等だとか考えても言ってみても無駄という無気力感を生む。

-心の渇き/http://ameblo.jp/soboku-question/entry-10080354613.html


この無気力感は、本来の仕事にも生活にも家族や友達との接し方にも自分の身体や心へのケア不足としても当然ながらたとえ気づかなくても影響しているはず。


情報の氾濫は、正確な情報だけが氾濫しているのならTPOを考えさえすれば、大きくブレることは少ないだろうけど、そうでない現実に、度が過ぎると選別することすら面倒になり、判断力も鈍る。


これも同じように本来の仕事にも生活にも家族や友達との接し方にも自分の身体や心へのケア不足としても影響してくる。

-サービス残業による過労死/http://ameblo.jp/soboku-question/entry-10085236817.html

そういう人が増えるにつれて、これが社会現象となる。


この社会現象が、望ましいものなら問題はないけど、そうでないなら遡って場合によっては根本や本質から見直していかなくては、目の前の状態が変わらないという事態になる。


これは、◎物事の本質の見極め方/http://ameblo.jp/soboku-question/entry-10083047781.html を知るところから始めて◎物事の本質/http://ameblo.jp/soboku-question/entry-10079318294.html に気づく必要が出てくる。


場合によっては、本質がわかっても変わらない理由/http://ameblo.jp/soboku-question/entry-10079345342.html も考える必要が出てくるかもしれない。


でも、物事の本質が見えると、現代社会とのギャップや職場のギャップや世代のギャップなどを意識さえしていれば、これはおのずと見えてくるはずのものなんだよね。


だからこそ普段のコミュニケーションだって大切だっていわれるんだよね。


今は現代は、この点で矛盾した世界になっている。


この本質を見極め、見つめなおし、軌道修正することで社会の心も人の心も、もっともっと温かくなる。


それによって世界も必ず変わる。


誰?理想論って言ってるのは。そういう人こそ大切な存在で、そういう人が変わらないと世界は変わらないんだよ。

◎本質がわかっても変わらない理由/http://ameblo.jp/soboku-question/entry-10079345342.html
◎「正論」「理路整然」「筋が通った話」は「理想」「偽善」?!/http://ameblo.jp/soboku-question/entry-10090316227.html


それに気づくのが早ければ早いほど地球も美しい星に戻り、未来に光が差し込むことになるんじゃないかな。


そしてまたそれによって癒されるんじゃないかな。


続く。。◎PARTⅡ超簡単!超便利!時間節約!知識不要!ひと目でわかる!/http://ameblo.jp/soboku-question/entry-10090085112.html