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今日は２年前に書いた記事を再度今の感覚で少し加筆修正してお届けします。
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コチラがそのまま当時の記事
お子さんが学校に行かなくなって
いよいよもうこれは、【不登校】なのか・・
親も、そう認めざるを得なくなって、
「登校刺激は、今は控えよう・・」そんな風に少しずつ、
迷いながらも、我慢と諦めの中で揺れている・・・。
そんな状況のお母さんお父さんの中には、
「じゃあ、適応指導教室？フリースクール？」
「今の学校がダメなら、他の場所を探してやらねば！」
と、情報集めや実際の見学予約などに奔走しては、
そこでまた、子どもの反応が薄かったり、
行くと言ったのに、すぐに行かなくなってしまった…などで
更にガッカリしたり、不安になったり、子どもにイライラしたり・・と、
心をかき乱されて、疲弊してしまっている方々もいると思います。
親御さんの、このお気持ちも、とっても良く分かります。
私自身も、息子が完全に中学に行かなくなった時、
どこか通えるフリースクールなどがないだろうか？と、
こっそりネットで情報を探したりしていた時期がありました。
実際には、ウチの場合は、息子にその気が全くなかったので
（そして、息子はハッキリと拒否の意思表示をしたので）
具体的に体験や見学に行く、という行動には及びませんでしたが、
親主導で、もしそういった体験や見学までは足を運んでも、
その後、結局そのフリースクールなども行かなくなってしまう、
という事は、結構あるのではないかと思います。
（我が家の場合で言えば、フリースクールではなく、高校がそうでしたね。
全日制高校がダメならと通信に切り替えましたが、結局行きませんでした(>_<)）
これね、冷静になってよく考えてみれば、
まぁまぁ、想定内の結果だったりするんですよね。
親としては、今の学校がダメなら・・って
勝手に別の場所への所属を期待してしまうけれど、
不登校になった子どもの立場になってみたら
学校に行けなくなったのは、
単純に”その学校という箱”に問題があっただけ、
というケースばかりではないですからね・・。
表面的には、友達が・・とか、学校の先生が・・とか
そういうことがキッカケとしてあるかもしれませんが、
むしろ大抵の場合、それはキッカケに過ぎず、
根本の原因は、他に複雑に積み重ねられてきたもの
である場合が殆どです。
本人の自覚があるなしに関わらず、ここに至るまでに、
その子がそもそも生まれ持ったいわば、先天的な個性と
家庭内、家庭外から後天的に日々受け取ってきた
目に見えるもの見えないモノ（エネルギーとか含め）
それらすべてがぜーんぶ影響しあった結果、
たまたま、不登校だったり、ひきこもりだったりという、
そういう”今の””状態”なんだと思うのです。
だから、そんな簡単に、
こっちがダメなら、あっちで頑張れ！
と提案されても、その通りに出来るだけの
気力や体力や、心のエネルギーが足りない状態なら
それは当然、場所を変えてどうにかなるものではない
ということにもなります。
ましてや、親の勝手な価値基準による決めつけで、
「どうだ。こっちなら行けるだろ！」
「これくらい行けないとまずいぞ！」
ってな勢いで、別の箱を用意されたとて・・
本人にとっては、その別の箱も、前の箱も
根本的に感じるストレスは変わらない
ってことなら、そりゃ、箱を変えても行かなくなる
っていうのは、まぁ想定内じゃないかと思うんですよね。
もちろん、箱を変えて生き生きしだす子どももいるでしょう。
そういう発信を見ると、余計に
「フリースクールという道があったか！」とか「通信なら輝けるのか！」
みたいに、今度は違った意味で親が勝手にゴールを見据えてしまって
変に突っ走ってしまうこともあるかもしれませんね。
だけど、それは単純に、その家庭、その子の
ほんの一例に過ぎません。
不登校であれ、何であれ、ひとりひとり当然ながら
その人生、課題、目的は全員ちがうんですよね。
誰かの表面的なサクセスストーリーを信じて
親が過剰にそこを目指してしまうと、（参考にするのはもちろんアリだけど）
結果的に悩みの本質からどんどんズレて
自分を見失ってしまうことにもなりかねません。
だから、あっちもこっちもダメ・・・という事態が問題というよりは、
むしろ、そこでひどく親が落ち込んでしまったり
不安になってしまったり、子どもにイライラしてしまう、
子どもをなんとしてでもコントロールしないといられない
その親の心の内側にある課題の方に
目を向け、心を向けていく必要があると思うんですね。
そして、親側の心のどこかに
「これくらいなら耐えれるはず」
「これくらい我慢できて当然」
「これだけハードルさげて提供してあげてるのよ！」
的な、自分目線、自分基準、エゴ・・・
それを無意識にプレッシャーという形で
子どもに押し付けていないか・・・
そこも振り返ってみることも必要だと思います。。
偉そうに言ってますけど、（いや、偉そうに言ってるつもりないけど！）
息子が不登校真っ只中、当時の私自身は、
これが全く見えてませんでした・・・(-.-)
だからこそ、自戒の念もこめてこうして色々お伝えしてます。
まとめ
なので、今まさに、目の前にいるお子さんに対して、
「学校がダメなら」「全日制がダメなら」「正社員がダメなら」
「家の外がダメなら」「勉強がダメなら」・・・・
などなど、
【こっちがダメなら、あっちでどうだ！】
【せめてこれくらいは！】
という意識でザワザワしているお母さんに
私からお伝えしたいことは、
そう感じてしまう自分の感情に✖を付ける必要はないけれど
そうやって相手にどこまでも求め続けないと
満たされないあなた自身の心の課題に
向き合っていくことが必要ですよ～！
ってことなんです。
親だって、未熟な一人の人間ですから
不安や恐れからエゴが暴走してしまうことも
子どもの本当の気持ちに寄り添う余裕がなくなることも
あって当然。それが悪いとかダメとかじゃないです。
むしろ、そういうものと葛藤しながら
大事な子どものために頑張っているお母さんは
今どんな状況にあったとて、間違いなく素晴らしい！と
本当に思うんですよ。
だからこそ、もっと楽に幸せになってもらいたいし、
もっと楽に子育ても楽しみながら
あなた自身の人生を輝かせてほしいなと思うのです。
私の方では、悩みの表面を扱うのでなく、
しっかり自分の悩みの本質にじっくり向き合っていくサポートをしています♪
★★★★★★
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