こんばんは。
前回のつづきを・・前記事はこちら→☆彡
なんとかこうして、受験の目途を立ててからも
息子は意欲的に勉強しはじめる、ということもなく・・
せめて過去問だけでも
という私の焦りから
残り一か月ほど家庭教師をつけてみたりしたけれど
当の本人は、家庭教師の先生が来ても半分寝ていたり、宿題は手付かずだったりと
本当に受験する気あるのか
！？というような、
相変わらずの、のらりくらりとした毎日を過ごしていました。
当時の私は、全く息子を理解できないばかりか
そんな息子の態度に不登校初期のような焦りと苛立ちを感じつつ
それでも、高校に進学すると、一応は受験を決断した息子の気が変わらぬように・・という思いから
無意識に相当気を使っていたと思います。
そうこうしながらも、無事受験当日を迎え、なんとか試験は受けることができました。
結局、息子は通信制高校ではなく、全日制高校を希望し、
私立の全日制高校に進学する選択をしました。
これで四月からは高校生になれる、
高校に入学すれば、新しい生活、環境になって
不登校脱却？！
そんな期待と希望ももちろんありました。
だけど、正直、私の心には、不安もありました。
本当に高校に行けるのか？？
結局、息子から、高校生になりたい！とか、前向きな気持ちを聞けたわけでもなく、
中学の不登校から、何も変わらぬ様子のままの生活、
ただ時の流れに身を任せ？周りと同じタイミングで一応受験だけはしたけれど
本当に高校生になりさえすれば、すべて解決！ってなるのか・・？
入学手続きを済ませても、春休みに入っても
私の心から、不安のモヤモヤは消えませんでした。
私の焦りから、息子を周りのタイミングに合わせるよう仕向けてしまったのかもしれない・・
というザワザワと、
環境さえ変われば、不登校は終わるんだ
という期待が
入り混じり、複雑な思いで過ごしていました。
今思えば、この段階で、息子は受験はしたけれど
動き出そう、という気力、エネルギーが
フル充電されてはいなかったんですね。
不登校初期に比べたら、少しずつ動き出す気力は貯まってきていたけれど
ちょっと充電できたくらいの状態だったんだと思います。
そこに、タイムリミットを突き付けて、動きださせておきながら
また動きを止めないように・・という恐れの意識も乗っかり、
息子に変に気を使いながらも、尻を叩く、という
おかしなマイナスエネルギーを送り続けていました。
結果、高校には入学したものの、
すぐさまガス欠
新品の制服も、バックも、靴も、体操服も、教科書も
全て一週間で、ほぼ新品のまま、お蔵入りになったのでした
フル充電せぬまま、なかば強制的にエンジン全開で走らされ
動いている本人は、その走る目的も意味も感じていなかったんですから
またすぐに止まってしまった・・そういうことです・・。
周りのペースとか、環境とか、世間の常識と
そんなものでは、誤魔化しはきかなかった・・・
ようやくわかってきたのは、高校を中退することになってからでした。
今振り返ると、一年前の今頃も、私なりに不登校対応や、心のこと、
学んではいたものの、やはりまだ、腑に落ちていない事が多くて、
私自身の意識も、対応も、中途半端でした。
まだ、息子が変われば問題解決、としていた感じでした。
高校で再び不登校生活がはじまり、
やっと腹をくくって、私が変わる時なんだ、と、
自分自身に向き合う必要性に気づいてから、
少しずつ、私自身の意識が本当の意味で変わってきました。
そして、息子との関係も変わってきました。
読んでいただき、ありがとうございました