はい! のろのろ旅行記も5日目!
みなさん待ちに待った(?)お城のお話です。
歴史あるお城というと、「うっそうとした森の中にある」とか「静かにたたずんでいる」なんてイメージがあると思います。少なくとも星流はそうです。眠りの森の美女的な。
しかーし! これから紹介するお城は違います。
なんと首都ベルリンの真っただ中にあるのです。
それがこちら。
シャルロッテンブルク宮殿。世界遺産です。
品のあるお城もさることながら、庭も広く市民のみなさんがくつろいだりランニングしたりしています。にぎわう様子はまるで公園のよう。
妹の陽菜は滞在中この宮殿までランニングに行っていました。ある日、見知らぬドイツ人青年に「ハロー!」って笑顔で手を振られたとか……うらやましいぞこのやr(ry
閑話休題。
さて、改めてこのお城について説明を。
名前の「シャルロッテンブルク」は、日本語訳すると「シャルロッテの城」。その名の通りプロイセン王国初代王妃ゾフィー・シャルロッテの夏の別荘として建てられた建物です。
これは別荘として建てられた建物です。
……さすが王家、庶民とは規模が違うぜ……。
元は「リーツェンブルク宮殿」という名前でしたが、彼女の死後「シャルロッテンブルク」に改名されたそうで。
元は真ん中の建物だけだったそうですが、その後の城の主人達が増築を繰り返したので、横幅が大変なことになっています。
(中央の出っ張ってるところまでが最初の建物。さらにその奥に広がっている)
長い時代使われてきたのでそれぞれの流行りによって様式が異なっているとか。芸術知識が今一つの星流にはよく分かりませんでしたが(苦笑)
中では解説オーディオを借りることができます。日本語もあるので安心!
内部は保存のために写真不可なので、以下は言葉のみで。
壁にかけられた肖像画やタペストリー、天井に色鮮やかに描かれた神話のモチーフ。天蓋のベッド。一部屋を埋め尽くす陶磁器のコレクション。中庭を見渡せる張り出した円形の間。各部屋をつなぐアーチに彫られた精巧なレリーフ。
本当に、写真に収められないのが悔しいほどきれいでした。目を見開いて必死に脳内フォルダに保存してきました。
第二次世界大戦の際に天井崩落などの大きな被害を受けたそうですが、必死の修復作業でここまで戻ったとか。技師さん達の頑張り素晴らしいです。
もう一つ、ベルリンのお隣ポツダムにあるお城をご紹介。
サンスーシ宮殿。フランス語で「憂いのない」を意味するため、無憂宮とも呼ばれています。これも世界遺産。
奥にある金色のが宮殿。手前にある階段状のものはブドウの栽培場。
ブド……あれ?
星流達が訪れた3月は冬真っただ中。ブドウを枯らさないために、扉を閉じて温かくしているそうです。
もう、これだから冬はっ!
気を取り直して宮殿の中見学しましょう!
おばさん「今は冬だから閉鎖されてて中は入れないよ」
……!?
あ、で、でも、外を見るだけでもすごくきれいですよね!
(近くで撮るとこんな感じ。正面に「SANS SOUCI」の文字)
庭もすごく広いし!
そういえば、さっきから庭に細長い百葉箱みたいなのがあるけど、これ何なんでしょう?
おばさん「これは石像を守るための木箱だよ。冬の寒さでやられないように保護してるのよ」
なるほど! この中にすてきな石像があるんですね!
……見れないけどっ(泣)
教訓:庭園のきれいな場所に行きたいなら、冬は避けるべし
オフシーズンなら飛行機代は安く済むんですけどね……。目の前まで行ってみられないのは少しもどかしかったです。
逆に、冬の保全方法を勉強できたのは幸い?
5日目は以上! ぜひ夏にまた行きたい所です。
次回はドイツ人のお宅にお邪魔した時のお話でも書こうと思います。住宅事情や出していただいた変わった飲み物など。