高崎線(埼玉県・大宮駅~群馬県・高崎駅) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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大宮駅にて。東北縦貫線開業へ向けて増備が進行しているE233系3000番台電車です。

  

今回は、埼玉県の代表駅である大宮から中山道沿いに進み、群馬県の玄関口である高崎駅まで至る、
『本線』とは付いていないもののかつては甲信越や西東北、北陸方面への重要なルートの一部であり、
現在は主に首都圏の通勤路線として機能している幹線、
高崎線を紹介します。

  
  

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(Yahoo!地図を使用)  

  

  

路線名   区間   営業キロ  備考  
JR東日本:高崎線  大宮~高崎  74.7km   全線複線・直流1,500V電化  
  
  
踏破達成時   1999年3月  
撮影時   2012年4月ほか  

  

  

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上と同じ写真ですみません…orz 
大宮駅は大規模な駅ですが、高崎線の列車は上野・湘南新宿ライン方面が6・7番線を、上野から高崎方面へ向かう列車は8番線を、湘南新宿ラインから高崎方面へ向かう列車は11番線を使用していて、結構複雑です。乗り間違いに注意が必要です。

  
  

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大宮を発車すると大宮総合車両センターや鉄道博物館を見ながら、市街地の中を東北新幹線・上越新幹線やニューシャトル、そして地下から出てきた川越線と並走します。

  

やがて新幹線、ニューシャトルをアンダーパスし、川越線が左へカーブして分かれると、住宅街の中を高崎線単独で北北西へ走るようになります。宮原を過ぎてしばらく進むと埼玉県の県庁所在地・さいたま市から上尾市へと変わり、市の代表駅であり「上尾事件」の現場にもなった上尾に着きます。市街地は駅の東側に広がっています。

  

上尾を発車後も引き続き住宅地の中を北上尾、桶川市へと変わり桶川と進みます。

  
  

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北上尾~桶川にて。住宅地を走ります。駅間は戸建住宅が多いです。

  

桶川を発車後、次は北本市へと変わり沿線に少しずつ田畑や林が見られるようになり北本、そして今度は鴻巣市と1市1~2駅の状態で目まぐるしく自治体が変わり、通勤快速停車駅で『ホームライナー鴻巣』の終着駅でもある鴻巣に到着します。

  

鴻巣を発車すると左へカーブして針路を北西へと変え、やや田畑が目立ってきた住宅地を北鴻巣、吹上、行田市へと変わり行田と進みます。行田駅は行田市の南端にあり、高崎線はほぼ駅の部分のみ行田市域を通ります。因みに行田市の中心駅は秩父鉄道の行田市駅です。

  
  

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吹上~行田にて。農村風景を見ながら走ります。土手の向こうは荒川です。

  

行田を発車後はすぐに熊谷市へと変わり、田畑の中を走ります。やがて秩父鉄道秩父線をアンダーパスし、続いて上越新幹線もアンダーパスすると市街地へと入り熊谷に到着します。

  

熊谷を発車すると市街地の中を走り、右へカーブして上越新幹線、秩父鉄道線と分かれると、非電化路線だった東武熊谷線の廃線跡と交差してから田園地帯へと入り、左手に熊谷貨物ターミナル駅を見ながら走ります。そして秩父鉄道の貨物線である三ヶ尻線が左へ分かれると籠原に到着します。

  
  

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籠原駅にて。当駅にて日常的に付属編成の増解結が実施されています。
駅構内には留置線があり、運転上の拠点駅となっています。

  

籠原を発車すると左手に留置線を見ながら深谷市へと変わり、工場や住宅地を見ながら走ると深谷に着きます。

  
  

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深谷駅にて(大宮方を向いて撮影)。東京駅丸の内駅舎をモチーフとした橋上駅舎です。

  

深谷を発車後は農村風景へと変わります。岡部を過ぎてしばらく走ると本庄市へと変わり、沿線風景が住宅地へと変わると本庄に到着します。

  

本庄を発車した後も住宅地を走り、上里町へと変わると神保原に着きます。その後は田畑の中を走り、利根川の支流である神流川(かんながわ)を渡り終えると群馬県高崎市の飛び地(旧・新町)へと変わり、住宅地へと入ると新町駅に着きます。
新町駅を発車後は藤岡市へと変わり、関越自動車道をアンダーパスします。田畑の混在する住宅地を走ると、左手から八高線が合流しますが、合流地点手前には八高線の北藤岡駅が見えます。こちらの高崎線には駅が設置されていません。

  
  

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八高線が合流後は上下線が大きく離れて高崎市へと変わり、烏川を渡った後に上下線が接近すると工業団地の中を走り、やがて住宅地へと変わると右手から貨物線(正式には倉賀野駅貨物基地の構内)が合流して八高線の終着駅である倉賀野に着きます。

  

倉賀野を発車すると高崎操車場やその跡地を見ながら走り、やがて住宅地へと入り国道17号をアンダーパスします。その後は右側に高崎機関区を見ながら走ると上越新幹線をアンダーパスし、右へカーブすると左手から上信電鉄上信線が合流して、市街地にある終点・高崎駅に到着します。

  
  

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高崎駅にて。高崎線の快速・普通列車は一部を除き当駅始終着となっています。
在来線は島式ホーム3面7線(1線は八高線用の切欠ホーム)と大規模です。
上越線や信越本線などで運用されている115系や107系も見られます。

  
  

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高崎市は群馬県内において県庁所在地・前橋市と双璧をなす都市です。
それゆえに駅は立派な造りで、群馬県の玄関口として申し分ないです。駅前にはデパートなどの商業施設が立地しています。

  

  

乗り鉄の注意点  

正式には大宮~高崎が高崎線ですが、運転系統上は上野~大宮を含めた上野~高崎を高崎線として案内されています(上野~大宮は宇都宮線と重複)。
したがって、定期運転の寝台特急『あけぼの』や特急『あかぎ』『草津』『水上』、そして快速・普通列車の全てが大宮駅を経て上野方へ直通運転しています。
尚、快速では『アーバン』と『通勤快速』が上野発着、愛称のない『快速』と『特別快速』は湘南新宿ライン直通列車となります。また、普通列車はすべて上野発着です。
また、高崎方では一部の列車が上越線へ直通し、新前橋や両毛線の前橋まで運転されます。

  

注意点は、途中の籠原を境に高崎方では本数がほぼ半減してしまうことと、籠原以遠では一部の例外を除き15両運転を実施しないため、その籠原で付属編成(5連)の増解結が実施されるということです。特に下り利用時は気をつけなくてはなりません。

  

使用車両は、特急『あかぎ』『草津』『水上』は国鉄型の185系です。普通・快速列車E231系が主力で、湘南新宿ライン直通の全列車と上野口の一部の列車で運用されています。かつては211系も主力でしたが、こちらは少しずつ新型のE233系へと置き換えられています。

  

大宮からの普通列車での所要時間は、鴻巣まで25分、熊谷まで40分、高崎までは80~90分台です。

  

  
のりかえ (上野~さいたま新都心は東北本線【宇都宮線】を参照)  

乗換駅   乗換路線  
大宮駅   JR東日本:東北新幹線上越新幹線、<京浜東北線>   
大宮駅   JR東日本:東北本線【宇都宮線】(上野方面(直通運転)宇都宮方面)   
大宮駅   JR東日本:<埼京線>、川越線、<湘南新宿ライン(新宿・横浜方面)>  
大宮駅   JR東日本:武蔵野線大宮支線(むさしの号)武蔵野線西浦和支線(しもうさ号)  
大宮駅  
大宮駅  
東武鉄道:野田線【東武アーバンパークライン】  
埼玉新都市交通:伊奈線【ニューシャトル】    
熊谷駅   JR東日本:上越新幹線。秩父鉄道:秩父本線。東武鉄道:熊谷線の廃線跡   
倉賀野駅   JR東日本:八高線  
高崎駅   JR東日本:上越新幹線北陸新幹線【長野新幹線】  
高崎駅   JR東日本:信越本線上越線、(両毛線列車)、(吾妻線列車)  
高崎駅   上信電鉄:上信線  
高崎駅   榛名山ロープウェイ (路線バスで1時間30分)  
  
(参考:Wikipedia)