川越線(埼玉県。2009年ほか訪問)

西大宮駅にて。埼京線と直通運転している205系電車です。

今回は、埼玉県さいたま市の大宮駅から西へ延び、「小江戸」として有名な川越市を経て日高市の高麗川駅へ至る路線、
川越線を紹介します。

(Yahoo!地図を使用)  

路線名	区間	営業キロ	備考
JR東日本：川越線	大宮～高麗川	30.6km	単線・複線混在(※1)。直流1,500V電化

(※1)大宮～日進(3.7km)のみ複線区間。     

踏破達成時	2000年8月
撮影時	2009年12月、2011年5月

大宮駅では埼京線と同じく地下ホームより発着します。
川越線からの電車はすべて埼京線と直通運転しています。

(大宮方を展望)地下駅の大宮を発車してしばらく地下を走ったのちに地上に出て鉄道博物館を見ながら市街地の中を高崎線、東北・上越新幹線と並走します。

やがて新幹線をアンダーパスし、左へカーブして高崎線と分かれ西へ針路を取り、カーブが終わると日進に着きます。複線区間はここまでで、この先は高麗川まで単線区間となります。
日進を発車すると住宅地を走りますが、鴨川を渡ると農地が混在する風景の中を西大宮、指扇と進みます。指扇を過ぎると堤防を越えて荒川の河川敷を築堤区間で走ります。

そして河川敷のゴルフ場を見ながらさいたま市から川越市へ入るといよいよ荒川を渡ります。その後は広大な田園地帯を進みます。

(大宮方を展望。指扇～南古谷にて)左手に川越車両センターを見ながら進み、住宅地にある南古谷を過ぎてしばらくすると再び田園風景の中を走ります。そして市街地に入り、右へカーブして東武東上線をアンダーパスしてからしばらく並走すると川越に到着します。

川越駅は島式ホーム２面３線で、中線には高麗川方面行きの、両端には大宮方面行きの電車が発着します。
川越駅では東武東上本線と乗換可能ですが、西武新宿線の本川越駅へは商店街を歩いて約15分かかります(他に運賃100円の路線バスあり)。

川越を発車後も市街地を走りますが、西武新宿線をアンダーパスすると左へカーブして東上線と分かれます。その後も左へカーブしながら住宅地を走り西川越、入間川を渡り的場と進みます。的場を発車後は関越自動車道をアンダーパスし、田園風景も見ながら走ると笠幡着。

(大宮方を展望)的場～笠幡にて。この付近の駅間はローカルな雰囲気の中を走ります。

その後はローカル風景の中を走り日高市へ入ると圏央道をアンダーパスします。そして駅北側が開発中の武蔵高萩を過ぎても農地の目立つ風景の中を走りますが、住宅地に入り左へカーブして南へ針路を変えると八高線と合流し、終点の高麗川に到着します。

(大宮方を展望)高麗川駅の手前で八高線(左側の線路)と合流します。
中央の線路は太平洋セメントへの専用線の廃線跡です。

高麗川駅にて。八高線の高崎方面は乗換が必要です。
川越線の大半の電車は八高線と直通運転をしていて、八王子(一部は拝島)まで乗り入れます。

乗り鉄の注意点  

川越線は川越を境に運転系統が分かれていて、大宮～川越を走る全列車(一部南古谷、指扇始発列車もあり)が埼京線と直通運転します。種別は大半が快速で一部各駅停車もありますが、川越線内では全列車が各駅に停車します。
また、川越(一部は南古谷)～高麗川を走る列車の大半が八高線へ乗り入れて八王子(一部は拝島)まで直通運転します。

列車の運転本数は大宮方も川越方も概ね毎時３本ずつの運転でラッシュ時は若干増発されます。車両基地から出庫する電車の始発駅である指扇→大宮の朝ラッシュ時は１時間当たり６～８本にもなります。

車両は、大宮方では埼京線用の205系またはりんかい線の70-000形の10連で、205系は殆どの編成で６扉車を２両連結しています。

205系につきましては2013年度よりE233系に置き換えられる予定です。
高麗川方では、205系または209系の４連で、埼京線直通の車両とは帯の色が違います。

川越からの大体の所要時間は、大宮まで22分、高麗川まで20分～25分です。

  
のりかえ  

乗換駅	乗換路線
大宮駅	JR東日本：東北新幹線、上越新幹線
大宮駅	JR東日本：東北本線【宇都宮線】(上野方面、宇都宮方面)、高崎線、京浜東北線
大宮駅	JR東日本：<埼京線(直通運転)>、<湘南新宿ライン(新宿・横浜方面)>
大宮駅	JR東日本：武蔵野線大宮支線(むさしの号)、武蔵野線西浦和支線(しもうさ号)
大宮駅	東武鉄道：野田線。埼玉新都市交通：伊奈線(ニューシャトル)
川越駅	東武鉄道：東上本線 (東上線)。西武鉄道：新宿線 (本川越駅まで徒歩15分)
高麗川駅	JR東日本：八高線 (八王子方面【直通運転】、倉賀野・高崎方面)

   

(参考：Wikipedia)