南大塚駅にて。20000系電車です。
前回より東京・新宿から西部郊外へと進み、東京都から埼玉県へと入って所沢を経由して本川越へ至る西武新宿線を紹介していますが、
2回目となる今回は、西武鉄道本社のある所沢市から狭山茶の産地である武蔵野台地(入間地域)を北上し、昔ながらの街並みが残る城下町で、「小江戸」として有名な観光都市である川越市を結ぶ区間、所沢~本川越です。
2回目となる今回は、西武鉄道本社のある所沢市から狭山茶の産地である武蔵野台地(入間地域)を北上し、昔ながらの街並みが残る城下町で、「小江戸」として有名な観光都市である川越市を結ぶ区間、所沢~本川越です。
(Yahoo!地図を使用)
路線名 | 区間・営業キロ | 備考 |
西武鉄道:新宿線 | 西武新宿~本川越(47.5km) | 軌間1,067mm |
区間 | 営業キロ | 備考 |
所沢~本川越 | 18.6km | 単線・複線混在(※1)。直流1,500V電化 |
踏破達成時 | 2007年6月 |
撮影時 | 2011年~2014年 |
所沢駅にて。新宿線の列車は西側の1番線・2番線を使用します。西武新宿方面の2番線の同じホーム反対側には3番線があり、池袋線の池袋方面列車が発着しているので、本川越方面→池袋方面、西武秩父方面→西武新宿方面はスムーズに乗換ができます。また、新宿線と池袋線の間には渡り線があり、定期列車の運行こそないものの、両線直通の臨時列車が運転される事があります。
所沢を発車するとすぐに池袋線が右へ分かれます。その後は左へカーブして、住宅街の中を北西へ走ります。その後、車窓右手に所沢航空記念公園を見て走ると航空公園駅に着きます。航空公園駅を発車後は住宅街の中を走り、やがて市街地へ入ると新所沢に到着します。
新所沢駅にて。駅周辺は市街地化されています。
当駅の本川越方に南入曽車両基地がある関係で、一部列車が当駅を始発・終着としています。
当駅の本川越方に南入曽車両基地がある関係で、一部列車が当駅を始発・終着としています。
新所沢を発車後は急に畑が現れ、車窓風景は一気にローカルムードが濃くなります。
そして埼玉県所沢市から狭山市へと変わる地点に存在する南入曽信号場(所在地は狭山市)を通過すると同時に左側に南入曽車両基地を見て走ります。その後は住宅地へと入り、入曽に着きます。
入曽を発車後は右へカーブして、畑や狭山茶の茶畑が混在した住宅地の中を北西へ走ると左手に航空自衛隊入間基地を見て走ります。
基地の反対側には池袋線が走っています。基地が離れると市街地へと入り、右へカーブして狭山市駅に到着します。
狭山市駅を発車するとさらに右へカーブして、左手に秩父の山並みを見ながら住宅地と畑・茶畑が混在した風景の中を北東へ走ります。
やがて住宅地を走るようになると新狭山に着きます。
新狭山を発車後は川越狭山工業団地の中を走り、周りは工場ばかりになります。川越市へ変わっても工業団地内を走り続け、工業団地が途切れると住宅地へと入り、南大塚に着きます。南大塚を発車後は休止中の貨物線・安比奈線が左へ分岐しますが、新宿線とはレールが分断されていて、半ば廃線状態です。
その後は関越自動車道・川越ICの下を潜り抜けて、引き続き畑の混在する住宅地の中を北東へ走ります。
やがて市街地へ入ると国道16号線をアンダーパスして、脇田信号場に差し掛かります。複線区間はここまでで、これより先は単線区間となります。
(西武新宿方を向いて撮影)脇田信号場を通過後は右へカーブして、川越線と東武東上線をアンダークロスしますが、潜り抜ける部分は単線分の広さしかなく、複線化は困難です…。
その後は踏切を通過し、すぐに終着駅である本川越に到着します。
本川越駅は頭端式ホーム2面3線の構造で、中央の線路は両側にホームがあります。
改札口は終端部の1階と2階にあります。
改札口は終端部の1階と2階にあります。
本川越駅は川越市街南西部にあり、駅ビルには西武本川越ペペ、西武系の川越プリンスホテルが入居しています。
観光地として有名な蔵造りの町並みは駅の北側約1kmの場所にあります。
観光地として有名な蔵造りの町並みは駅の北側約1kmの場所にあります。
尚、JR・東武の川越駅や東武の川越市駅は少し離れていて、本川越駅~川越駅の間には路線バスが頻繁に運行されています。
ちなみに、川越駅までは徒歩約15分、川越市駅までは徒歩11分です。
ちなみに、川越駅までは徒歩約15分、川越市駅までは徒歩11分です。
西武新宿線では特急ニューレッドアローによる『小江戸』が西武新宿~本川越で昼間帯は毎時1本、朝(ラッシュ時の前後)や夕方以降は毎時2本運転されます。
急行は新宿線の主力種別で、昼間帯は西武新宿~本川越で毎時3本ずつの運転です。田無~本川越は各駅停車となります。ラッシュ時は増発され、新所沢を始発・終着とする列車も運行されます。また、平日朝ラッシュ時には上りのみ全区間通過運転をする通勤急行が運転されています。
準急は主に平日朝、深夜に運転されます。平日は夕方にも運転され、運転区間は西武新宿~本川越です。上石神井~本川越で各駅停車となります。
準急は主に平日朝、深夜に運転されます。平日は夕方にも運転され、運転区間は西武新宿~本川越です。上石神井~本川越で各駅停車となります。
当該区間を走る各停は昼間帯に毎時3本運転され、2本が西武新宿~本川越、1本が西武新宿~新所沢です。本数が少ないですが、その分は急行が各駅に停車する事で補完しています。。尚、東村山~本川越では国分寺線直通の各停も毎時1本運転されます。さらに、早朝には新所沢発本川越行きの列車も一部設定されています。また、ラッシュ時には増発されます。
使用車両は、特急『小江戸』が10000系7連、急行・通勤急行・準急は4扉車10連または8連、各停は8連が基本ですが国分寺線直通列車は6連、上石神井以東へ直通しない列車は10連で運転される場合があります。
尚、新101系や3000系などの3扉車は、現在新宿線で営業運転を行っておりません。
尚、新101系や3000系などの3扉車は、現在新宿線で営業運転を行っておりません。
急行での西武新宿からの所要時間は、所沢まで37分前後、本川越まで1時間少々です。
乗換駅 | 乗換路線 |
所沢駅 | 西武鉄道:新宿線(西武新宿方面)、池袋線 (池袋方面、飯能・西武秩父方面) |
本川越駅 | 東武鉄道(川越市駅まで徒歩12分):東上本線 (池袋方面、寄居方面) |
本川越駅 | JR東日本(川越駅まで徒歩15分):川越線 東武鉄道(川越駅まで徒歩15分):東上本線 |
(参考:Wikipedia)