![イメージ 1](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/15/s-limited-express/67/7e/j/o0550041214425294211.jpg?caw=800)
西武池袋線編の2回目は、所沢からさらに郊外へ向けて走り、飯能からは山間部へと入り、西武秩父線へと続く吾野駅へ至る区間を紹介します。
![イメージ 2](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/15/s-limited-express/85/4c/p/o0800060014425294219.png?caw=800)
路線名 | 区間 | 営業キロ |
西武鉄道:池袋線 | 池袋~吾野 | 57.8km |
区間 | 営業キロ | 備考 |
池袋~所沢 | 33.0km | (※1)単線・複線混在。直流1,500V電化。軌間1,067mm |
踏破達成時 | 2005年12月 |
撮影時 | 2014年3月ほか |
![イメージ 3](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/15/s-limited-express/6c/57/j/o0550041214425294233.jpg?caw=800)
池袋線上りホームの3番線の反対側には新宿線上りホームの2番線があり、都心方面へ向けてはスムーズに乗換ができます。
尚、土休日は所沢始発西武秩父行きの特急レッドアロー『ちちぶ61号』の設定があります。
所沢を発車すると南へ進みますが、すぐに築堤を上がり、右へカーブして新宿線をオーバーパスします。その後も右カーブを続けて北西へ針路を取り、住宅街を走ると狭山線へと続く線路が分岐して、狭山線乗換駅である西所沢に着きます。西所沢を発車後は畑も残る住宅地を走りますが、やがて高層住宅などが見えてくると運転上の拠点駅である小手指に到着します。
![イメージ 4](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/15/s-limited-express/f4/c8/j/o0550041214425294244.jpg?caw=800)
狭山ヶ丘を発車後は右へカーブして入間市へと変わり、住宅地を北北西へ進むと武蔵藤沢に着きます。
![イメージ 5](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/15/s-limited-express/28/a2/j/o0550041214425294260.jpg?caw=800)
稲荷山公園駅を発車後は、右手に(埼玉)県営狭山稲荷山公園を、左手に東京家政大を見ながら西へ走り、再び入間市へと入ります。
![イメージ 6](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/15/s-limited-express/55/60/j/o0550041214425294269.jpg?caw=800)
入間市駅を発車すると右へカーブしながら市街地を高架で走り、やがて台地へ変わると地上を走るようになります。ややローカル然とした感じの住宅地を西へ進むと圏央道と国道299号をアンダーパスして、その後は左手に山を見ながら走ると仏子(ぶし)に着きます。
![イメージ 7](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/15/s-limited-express/22/be/j/o0550041214425294278.jpg?caw=800)
そして入間川を渡り終えると住宅地を進み、元加治に着きます。元加治を発車後は飯能市へと変わり、畑も見られる住宅地を西へ進むと八高線をアンダーパスします。その後は上下線が開いた状態で右へカーブしますが、これは飯能駅を経由しない短絡線計画の名残です。そして上下線が寄り添うと同時に東飯能駅まで延びる計画だった短絡線の用地が右へ分かれます。その後は市街地へと入り、左へカーブすると右側から吾野・西武秩父からの線路が寄り添い、スイッチバック構造の飯能に到着します。
![イメージ 1](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/15/s-limited-express/67/7e/j/o0550041214425294211.jpg?caw=800)
南側の線路はかつてもう少し先まで延びていたようです。機回し線だったのでしょうか?
快速急行以下は基本的に当駅で系統分断されていて、飯能駅を跨いで移動する際は原則として乗換となります。
中線に西武秩父方面の列車が、両端の線路に池袋・地下鉄方面の列車が停車します。
中線に西武秩父方面の列車が、両端の線路に池袋・地下鉄方面の列車が停車します。
尚、特急『ちちぶ』など飯能を跨いで運行する列車は方向転換します。余談ですが、特急『ちちぶ』では飯能で進行方向が変わるのに座席の向きを変えない乗客が多いとネットで書かれていました。私も実際に乗って、後ろ向きで平気な乗客が多いことに驚きました。例えばJR九州の特急『ソニック』では、小倉駅でほぼ全席が方向転換しているのですが…。
飯能からは単線になります。飯能を発車すると左へカーブして池袋方面への線路と分かれ、市街地を走ります。やがて右側を走る八高線の線路に寄り添い、東飯能に着きます。
東飯能を発車後は左へカーブして八高線と分かれるとすぐに北飯能信号場へと差し掛かり、ここからは複線になります。その後は西武秩父線の横瀬まで並走することになる国道299号と距離を置いて並走しながら住宅地を北西へ進みますが、やがて山間部へと進み、武蔵丘信号場からは再び単線に戻ります。
東飯能を発車後は左へカーブして八高線と分かれるとすぐに北飯能信号場へと差し掛かり、ここからは複線になります。その後は西武秩父線の横瀬まで並走することになる国道299号と距離を置いて並走しながら住宅地を北西へ進みますが、やがて山間部へと進み、武蔵丘信号場からは再び単線に戻ります。
![イメージ 8](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/15/s-limited-express/df/d4/j/o0550041214425294296.jpg?caw=800)
高麗を発車後はさらに左へカーブした後に右へカーブして、まさにS字カーブを描きます。その後は国道299号と並走しつつ高麗川の谷に広がる農村風景を見ながら北西へ進み、高麗川を渡ると武蔵横手に着きます。武蔵横手を発車後は高麗川を渡り、飯能市へと戻ります。その後も山あいの農村風景を眺めながら高麗川を三度渡ると東吾野に着きます。東吾野を発車後は高麗川を2度渡り、さらに山深くなってきます。
![イメージ 9](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/15/s-limited-express/fb/64/j/o0550041214425294304.jpg?caw=800)
![イメージ 10](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/15/s-limited-express/47/e9/j/o0550041214425294309.jpg?caw=800)
1929年の開業時から1969年に西武秩父線が開業するまで40年もの間にわたり終着駅でした。
西武秩父線は路線名こそ異なりますが、池袋線の事実上の延長線であり、吾野駅も現在は実質的に中間駅の様相です。
島式ホーム1面2線の構造で、側線が1本あります。駅舎とホームは構内踏切で結ばれています。
(西武秩父線へ続く)
今回の区間ですが、池袋系統は池袋~西武秩父の有料特急『ちちぶ』が毎時1本の運転で、池袋~飯能の急行が毎時3本、準急が毎時2本、そして各停は池袋~飯能・狭山線の西武球場前が毎時各1本ずつの運転です。
そして練馬以東で西武有楽町線を介して東京メトロ有楽町線・副都心線へ直通する列車は、副都心線方面~小手指・飯能の快速急行が毎時各1本、有楽町線方面~小手指の各停が毎時2本です。
また、特急『ちちぶ』と土休日運転の快速急行・急行の一部を除き、飯能で系統が分割されています。飯能~吾野では西武秩父線直通の各停が毎時2本の運転です。飯能駅では池袋・地下鉄方面の列車との接続が考慮されています。
また、ラッシュ時には有料特急『むさし』や、停車駅が異なる通勤種別が運転されます。また土休日には西武秩父方面直通の快速急行・急行が運転されます。
使用車両は有料特急が『ニューレッドアロー(NRA)』の10000系7連、快速急行以下は主に4扉車が運用されますが、西武秩父直通の定期快速急行には2扉車の4000系4連×2が運用され、飯能~吾野~西武秩父の各停にも4000系4連または8連が使用されます。かつて西武で主力をなしていた3扉通勤形車両はほぼ見られなくなりました。
所沢~飯能の各停での所要時間は、24分です。そして飯能~吾野の各停での所要時間は、23分~26分です。
ちなみに池袋~所沢の急行での所要時間は23分で、飯能~西武秩父の各停での所要時間は50分弱です。
ちなみに池袋~所沢の急行での所要時間は23分で、飯能~西武秩父の各停での所要時間は50分弱です。
乗換駅 | 乗換路線 |
所沢駅 | 西武鉄道:池袋線(池袋・東京メトロ有楽町線・副都心線方面) |
所沢駅 | 西武鉄道:新宿線 (西武新宿方面、本川越方面) |
西所沢駅 | 西武鉄道:狭山線 (西武球場前方面) |
東飯能駅 | JR東日本:八高線 |
吾野駅 | 西武鉄道:西武秩父線(直通運転) |
(参考:Wikipedia)