西武池袋線(その1・池袋~所沢) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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練馬駅にて。101系の車体更新車ですが、VVVFインバータ制御に改造された9000系電車です。

  

今回から2回にわたり、西武鉄道の2大本線の一角をなす西武池袋線を紹介していきます。

  

第1回目は、都市圏輸送区間で、練馬以西は有楽町線・副都心線直通列車も走る池袋~所沢を紹介します。

  
  

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(Yahoo!地図を使用)  

  
  

路線名   区間   営業キロ  
西武鉄道:池袋線  池袋~吾野  57.8km  

  

  

今回紹介の区間  

区間   営業キロ  備考  
池袋~所沢  24.8km   (※1)複線・複々線混在。直流1,500V電化。軌間1,067mm  
(※1)練馬~石神井公園(4.6km)は方向別複々線区間。   

  
  

踏破達成時   2003年12月  
撮影時   2014年3月ほか  

  

  

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西武の池袋駅は東口側にあります。東から西武・JR・東武の順で、素人目には西武と東武が逆に思えますw 某家電量販店のCMでお馴染みですね。
また、西武池袋駅は山の手3大副都心のひとつである池袋に位置していて、西武鉄道全駅の中でトップとなる乗降客数を誇ります。
駅ビルには西武百貨店の池袋本店が入居していて、パルコやロフトといった旧セゾングループの店舗も同じ並びにあります。


 

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池袋駅は頭端式ホーム4面4線の構造で、一番西側にある7番ホームの終端側には特急専用ホーム(番号なし)が設置されています。
西武百貨店の1階部分にある地上駅です。

 

池袋を発車すると南へ進みますが、すぐに右へカーブして山手線をオーバーパスします。その後は住宅街の中を椎名町、東長崎と進み、東京都・豊島区から練馬区へ変わると江古田(えこだ)に着きます。


 

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江古田駅にて。
ちなみに都営地下鉄大江戸線の江古田駅は(えごた)と読みます。また、余談ですが、私がよくお世話になっている「松屋」(松屋フーズ)の1号店は江古田でオープンしました。

 

江古田を発車後は環七通りをアンダーパスした後に高架へと上がり、桜台に着きます。地下には西武有楽町線が走っていますが、桜台には駅がなく、北東へ進んだ環七通りの地下に新桜台駅があります。桜台を発車後は急行線(外側)と緩行線(内側)に分かれ、両線の間に地下から西武有楽町線の線路が上がってくると練馬に到着します。


 

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(中村橋~富士見台にて)
練馬を発車すると豊島線が上下緩行線の間から地平に下りて分かれ、その後は高架の方向別複々線で中村橋、富士見台、練馬高野台と市街地を西へ進んだのちに石神井公園に到着します。尚、複々線区間は練馬~石神井公園の間のみです。


 

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高架化された石神井公園駅にて。2012年に複々線区間が当駅まで延伸されました。

 

石神井公園からは複線区間に戻ります。石神井公園を発車すると地上へ下りて住宅街を西北西へ進み、大泉学園を過ぎると左へカーブして引き続き住宅街を西へ進むと西東京市へと変わり保谷(ほうや)に着きます。


 

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保谷を発車後は右手に留置線を見ながら西へ進みますが、沿線には畑が見られるようになってきます。やがて右へカーブして市街地へ進むと、ひばりヶ丘に到着します。

 

ひばりヶ丘を発車すると東久留米市へと変わり、住宅地を北西へ進むと東久留米に着きます。東久留米を発車後も住宅地の中を進み、埼玉県新座市へと変わりますが、左へカーブすると東京都清瀬市へ変わり、清瀬に着きます。
清瀬を発車後は畑も見られる住宅地を西北西へと進み、東村山市へ変わると秋津に着きます。尚、秋津駅は駅所在地(駅長室所在地)が東村山市、ホームの東半分(池袋方)が清瀬市、そして駅北口と上下線ホーム中央部分は埼玉県所沢市と、1都1県3市にまたがる大変珍しい駅です。
秋津を発車後は武蔵野線をオーバーパスして、池袋線と武蔵野線とを結ぶ連絡線が寄り添い、埼玉県所沢市へと変わります。


 

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その後は連絡線と3線区間の形で自然の残る住宅地を北西へ走りますが、やがて市街地へ入ると大きく左へカーブして針路を南へ変え、新宿線に寄り添い、所沢に到着します。


 

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所沢駅は単式ホーム1面、島式ホーム2面の計3面5線の構造で、池袋線は東側の3線を使用します。
池袋線上りホームの3番線の反対側には新宿線上りホームの2番線があり、都心方面へ向けてはスムーズに乗換ができます。


 

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(所沢駅西口にて)所沢駅は所沢市の代表駅で、駅周辺は市街地になっています。
また、西武ホールディングスと西武鉄道の本社は反対の東口側にあります。
ちなみに所沢駅は、2012年に橋上駅舎化されました。

  

  
乗り鉄の注意点(昼間帯中心)  

池袋口では池袋~西武秩父の有料特急『ちちぶ』が毎時1本の運転で、池袋~飯能の急行が毎時3本、準急が毎時2本、池袋~所沢の準急が毎時1本、そして各停は池袋~豊島線の豊島園が毎時4本で池袋~保谷・所沢・飯能・狭山線の西武球場前が毎時各1本ずつの運転です。

  

そして練馬以西では西武有楽町線を介して東京メトロ有楽町線・副都心線直通列車が加わります。副都心線方面~小手指・飯能の快速急行が毎時各1本、各停について石神井公園系統は副都心線直通が毎時1本、保谷系統は有楽町線直通が毎時2本で副都心線直通が毎時1本、小手指系統は有楽町線直通が毎時2本です。

  

練馬駅での池袋系統と地下鉄直通系統の乗り継ぎは概ね良好です。

  

また、ラッシュ時には有料特急『むさし』や、停車駅が異なる通勤種別が運転されます。また土休日には西武秩父方面直通の快速急行が運転されます。

  

使用車両は有料特急が『ニューレッドアロー(NRA)』の10000系7連、快速急行以下は主に4扉車が運用されますが、西武秩父直通の定期快速急行には2扉車の4000系4連×2が運用されます。かつて西武で主力をなしていた3扉通勤形車両はほぼ見られなくなりました。

  

池袋~所沢の急行での所要時間は、23分です。

  

  
のりかえ  

乗換駅  乗換路線
池袋駅  JR東日本:山手線、<埼京線>、<湘南新宿ライン>  
池袋駅  東武鉄道:東上本線。東京メトロ:丸ノ内線有楽町線副都心線  
練馬駅  西武鉄道:西武有楽町線 (東京メトロ有楽町線副都心線へ直通運転)、豊島線  
練馬駅  都営地下鉄:大江戸線  
秋津駅  JR東日本:武蔵野線 (新秋津駅まで徒歩7分)  
所沢駅  西武鉄道:池袋線(飯能・吾野・西武秩父方面)  
所沢駅  西武鉄道:新宿線 (西武新宿方面本川越方面)  
  
(参考:Wikipedia)