今回は、徳島県阿南市(旧・羽ノ浦町)・牟岐線の羽ノ浦駅から分岐して、古庄駅までを結んでいた国鉄の貨物線・
牟岐線貨物支線(通称:牟岐線古庄支線)の廃線跡について簡単にレポートします。
牟岐線貨物支線(通称:牟岐線古庄支線)の廃線跡について簡単にレポートします。
古庄支線は、1916年(大正5年)に阿南鉄道によって開業しました。当時の牟岐線に当たる路線は古庄が終点で、将来的には国道55号線沿いに阿南までの延伸を計画していたと思われますが、那賀川に橋を架ける資金がなかったかもしれませんね…。
昭和に入って、国は羽ノ浦から分岐させる形で新たに牟岐線を建設しました。結果、羽ノ浦~古庄は支線格に転落することになります。そして1936年には阿南鉄道が国有化され、羽ノ浦~古庄は休止の後に貨物営業のみ細々と営業を続けていましたが、結局、戦後の1961年に廃止となりました。
昭和に入って、国は羽ノ浦から分岐させる形で新たに牟岐線を建設しました。結果、羽ノ浦~古庄は支線格に転落することになります。そして1936年には阿南鉄道が国有化され、羽ノ浦~古庄は休止の後に貨物営業のみ細々と営業を続けていましたが、結局、戦後の1961年に廃止となりました。
尚、今回の区間は徒歩でサラッと辿っただけなので調査が不十分なことを、
また写真が少ないことをお詫び申し上げます。
また、訪問時は2006年と古く、当時と現在で廃線跡の状況が異なっていることをご了承願います。
また写真が少ないことをお詫び申し上げます。
また、訪問時は2006年と古く、当時と現在で廃線跡の状況が異なっていることをご了承願います。
今回も廃線跡のバイブルであるJTBキャンブックス『鉄道廃線跡を歩く』シリーズを随分と参考にさせて頂きました。
![イメージ 1](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/15/s-limited-express/71/31/p/o0640048014425293532.png?caw=800)
路線名 | 区間 | 営業キロ | 廃止日 |
日本国有鉄道:牟岐線貨物支線【古庄支線】 | 羽ノ浦~古庄 | 2.1km | 1961年4月1日 |
探訪・撮影時 | 2006年3月 |
![イメージ 2](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/15/s-limited-express/5b/69/j/o0500037514425293548.jpg?caw=800)
古庄支線は手前左側へ分岐していたと思われます。
軽トラックの奥にある建物は廃線後に造られたのでしょうか?
![イメージ 3](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/15/s-limited-express/59/f8/j/o0375050014425293561.jpg?caw=800)
レンガ積みです、橋台や橋脚の一部を道路が再利用しています。
![イメージ 4](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/15/s-limited-express/06/8e/j/o0500037514425293572.jpg?caw=800)
左へ直進する線路は牟岐線です。右へカーブしている道路が古庄支線の廃線跡と思われます。
![イメージ 5](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/15/s-limited-express/36/c2/j/o0500037514425293580.jpg?caw=800)
![イメージ 6](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/15/s-limited-express/bd/01/j/o0500037514425293593.jpg?caw=800)
![イメージ 7](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/15/s-limited-express/91/9c/j/o0500037514425293606.jpg?caw=800)
![イメージ 8](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/15/s-limited-express/5c/4c/j/o0500037514425293615.jpg?caw=800)
![イメージ 9](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/15/s-limited-express/ca/ed/j/o0375050014425293626.jpg?caw=800)
写真は古庄駅跡のだいぶ手前で撮影しましたが、駅跡は再開発されて住宅などが建ち並んでいます。
![イメージ 10](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/15/s-limited-express/06/6b/j/o0500037514425293644.jpg?caw=800)
また、駅構内のレールが敷かれていた場所は前述のように宅地などに転用されている模様です。
![イメージ 11](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/15/s-limited-express/07/b5/j/o0500037514425293659.jpg?caw=800)
駅前通りの雰囲気を色濃く残しています。
以上で牟岐線古庄支線の廃線跡探訪の記事は終了です。今回も中途半端な内容ですみませんでしたm(_)m
今回の廃線跡は2.1kmと、元気な人であれば徒歩でも何とか1時間で往復可能な距離です。スムーズに行って徒歩で片道30分、途中で止まったりしながら進むと45分~50分ほどかかります。また、廃線跡はほぼ全線にわたり道路に転用されていて、遺構こそ少ないものの概ね廃線跡をトレースできます。但し、羽ノ浦駅から廃線跡へ入るまでは、分かりにくい駅前の細い道を通ることになるので、事前に地図で調べておいた方が良いでしょう。
2006年の時点で遺構は橋台や橋脚など、少ししか残っていませんでしたが、今後数年の間にそう大きな変化はないと思われるので、機会があれば皆様もご訪問下さい。
2006年の時点で遺構は橋台や橋脚など、少ししか残っていませんでしたが、今後数年の間にそう大きな変化はないと思われるので、機会があれば皆様もご訪問下さい。
駅名 | 接続路線 |
羽ノ浦駅 | JR四国:牟岐線 |
(参考文献:JTBキャンブックス『鉄道廃線跡を歩くⅡ』)
(参考:Wikipedia)
(参考:Wikipedia)