都営地下鉄大江戸線【都営大江戸線】(その3・都庁前~光が丘【放射部】) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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光が丘駅にて撮影。12-000形電車です。
 
東京都心部の深い地下を「6」の字状に走る都営地下鉄の環状路線、
都営地下鉄大江戸線(通称:都営大江戸線)編の最終第3回目は、
都庁前駅から西へ北へと走り、練馬区にある新興住宅地の光が丘駅までの区間
(都庁前~光が丘)を紹介します。
ちなみに、1991年の開業時~2000年4月19日までは『都営12号線』と呼ばれていました。
 
尚、一部を除きホームドア設置前の2010年の撮影でありますが、何卒ご了承願います。
  

   

 路線名  区間  累計キロ
 都営地下鉄:大江戸線  都庁前~清澄白河~都庁前~光が丘  40.7km

  

   
===== 今回紹介の区間 =====

 区間  営業キロ  備考
 都庁前~光が丘  12.1km  全区間複線・直流1,500V電化(架空電車線方式)

 

(※)車上一次鉄輪式リニアモーター方式ミニ地下鉄
 
 

 踏破達成時  2004年5月
 撮影時  2010年11月ほか

 

 
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都庁前駅は島式ホーム2面4線の構造で、北から1番線が光が丘方面→六本木方面、2番線が当駅始発の飯田橋方面、3番線が飯田橋方面からの列車の降車専用ホーム、4番線が六本木方面→光が丘方面の列車が発着しています。
今回紹介区間の列車は六本木方面へ直通します。飯田橋方面との移動時間を短縮するには乗換が必要です。
尚、2、3番線からも光が丘方面へ線路が繋がっていますが、営業運転では使用されません。
また、大江戸線では2011年~2013年にかけて、全駅でホームドア(可動式ホーム柵)が設置されました。
 
都庁前を発車すると新宿高層ビル群を離れ、新宿中央公園の地下を通った後に今度は住宅街の地下を通ると西新宿五丁目に着きます。西新宿五丁目を発車後は東京都新宿区から渋谷区へと変わり、大きく右へカーブして山手通りの地下へと入り、今度は中野区へと変わります。そして神田川を潜り、首都高速中央環状線よりも深い地下を北へ進むと中野坂上に着きます。
中野坂上を発車後も住宅街を通る山手通りの地下を北上し、中央線を潜ると右へカーブして東中野に着きます。東中野を発車後も引き続き山手通りの地下を北北東へ進み、東京メトロ東西線の落合駅付近で新宿区へと戻ります(大江戸線には駅はありません)。その後も山手通りの地下を進み、中井に着きます。
 
 
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中井駅にて。西武新宿線と乗換可能ですが、一旦地上へ出て商店街を歩く必要があります。
 
中井を発車後は西武新宿線を潜り、左へカーブして山手通りを離れて新目白通りの地下を北西へ進みます。その後は目白通りの地下を進むようになり、落合南長崎に着きます。落合南長崎を発車後は新宿と豊島区の境目辺りを北西へ走り、やがて中野区へ変わると新江古田(しんえごた)に着きます。ちなみに西武池袋線の江古田駅の読みは「えこだ」です。新江古田を発車後は練馬区へと変わり、住宅街の地下を西北西に進みます。そして目白通りと環七通りが交差する豊玉陸橋で右へカーブして目白通りを離れ、やがて市街地へ入ると練馬に到着します。
 
練馬を発車すると右へカーブして西武池袋線と西武豊島線を潜り、針路を北へ変えて住宅街の中を進むと豊島園駅に着きます。練馬~豊島園では西武豊島線と完全並行しています。
  
 
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豊島園駅にて。練馬~光が丘は1991年に開業した大江戸線では最も古い区間です。
駅ホームのデザインも環状部と比較すると、おとなしめです。
 
豊島園を発車後は遊園地「としまえん」の東側を北上し、やがて左へカーブして都道443号の地下を西北西へ進むようになります。そして環八通りとの交差地点にある練馬春日町に着きます。練馬春日町を発車後は右へカーブして都道443号を離れ、畑の残る住宅地を北西へ進みます。そして今度は左へカーブして西へ針路を変えると新興住宅地である光が丘団地へと入り、終点の光が丘に到着します。
  
  
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光が丘駅は島式ホーム1面2線の構造で、降車ホームと乗車ホームに分けられています。
また、終端方の引上線の先には地下2層式の木場車両検修場(高松車庫)があります。
   
   
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光が丘駅前一帯は、戦前の成増飛行場→戦後の米軍施設(グラントハイツ)を経て1973年に日本に返還され、その後の再開発によって誕生した新興住宅地です。高層住宅が多数建ち並び、また駅前には商業施設があります。
 
尚、1946年~1959年の間には東武啓志線が東上線の上板橋駅からグラントハイツまで延びていて、米軍関係の旅客・貨物輸送を担っていました。
 
 
===== 乗り鉄の注意点 =====
大江戸線では各駅停車のみの運転で、全線通し列車は外回りが都庁前~飯田橋~清澄白河~汐留~都庁前~光が丘の順(内回りはその逆)で運行されます。飯田橋方から内回りで都庁前を経由して光が丘方面へ直通する列車(その逆も)は一切存在しませんので、飯田橋方と光が丘方を最短距離で直通利用する場合は都庁前で乗換が必要です。
 
運転区間は都庁前~環状部~都庁前~放射部~光が丘の全線通し系統を基本に、ラッシュ時や早朝・深夜には新御徒町・清澄白河~光が丘、汐留→光が丘、都庁前~放射部のみ運転~光が丘、といった区間列車も運転されます。
今回の区間の列車本数ですが、昼間帯は6分毎、平日ラッシュ時は若干増発され1時間当たり11~18本程度の運転です。一方、早朝と夜間~深夜は減便となります。また、土休日の朝方も本数は少ないです。
 
使用車両は全て8両編成で、1991年の開業時からの12-000形と、2012年に投入された12-600形です。
他社路線との直通運転は実施していないので、この2形式のみしか営業運転に就いていません。
 
都庁前からの所要時間は、練馬15分、光が丘22分です。ちなみに大江戸線全線を踏破するには最低でも1時間半ほどかかります。
 
 
===== のりかえ =====
 乗換駅  乗換路線
 都庁前  都営地下鉄:大江戸線(六本木方面【直通運転】飯田橋方面【乗換必要】)
 中野坂上  東京メトロ:丸ノ内線(【本線】荻窪・新宿方面【方南町支線】方南町方面)
 東中野  JR東日本:<中央・総武緩行線>
 中井  西武鉄道:新宿線
 練馬  西武鉄道:池袋線西武有楽町線豊島線
 豊島園  西武鉄道:豊島線 

  

(参考:Wikipedia)