【東武東上線】東武東上本線(その1・池袋~川越市) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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和光市駅にて。数を減らしている8000系電車です。

  

今回より2回に分けて、東京・池袋から川越を経て埼玉県北西部の寄居へ至る東武東上線系統のメイン路線、
東武東上本線【東武東上線】を紹介していきます。

  

1回目は、都市部を走る区間、池袋~川越市です。

  
  

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(Yahoo!地図を使用)  

  
  

路線名   区間・営業キロ   備考  
東武鉄道:東上本線   池袋~寄居(75.0km)   軌間1,067mm  
  
  
今回紹介の区間  
区間   営業キロ   備考  
池袋~川越市   31.4km   (※1)複線・複々線混在。直流1,500V電化  
(※1)和光市~志木(5.3km)は複々線区間。     

  
  

踏破達成時   2005年12月  
撮影時   2013年12月ほか  

  

  

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東武の池袋駅は西口側にあります。西から東武・JR・西武の順で、素人目には東武と西武が逆に思えますw 某家電量販店のCMでお馴染みですね。
また、池袋駅は山の手3大副都心のひとつである池袋に位置していて、東武鉄道全駅の中でトップとなる乗降客数を誇ります。
駅ビルには東武百貨店の池袋本店が入居しています。


 

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池袋駅ホームは東武百貨店1階にあり、頭端式ホーム3面3線のやや手狭な構造です。
ホームからはJRの線路・ホームを見ることができます。

 

池袋を発車するとすぐに右側を並走している山手線が右へカーブして分かれ、その後は埼京線(赤羽線)と並走して市街地を北北東へ走ります。そして首都高速5号池袋線と国道254号をアンダーパスすると右手にJR東日本の車庫・東京総合車両センター池袋派出所を見ながら走り、北池袋に着きます。
北池袋を発車後は左へカーブして埼京線と分かれ、住宅街の中を走ると東京都豊島区内にある下板橋に着きます。


 

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下板橋を発車後すぐに板橋区へと変わり、左側に留置線を見ながら西北西へ走ります。

 

そして首都高速5号池袋線を再びアンダーパスすると右へカーブして大山に着きます。大山を発車後は右手に複数の医療機関を見ながら住宅街の中を走り、左へカーブすると中板橋に着きます。
中板橋を発車後は石神井川を渡り、続けて環七通りをオーバーパスすると、ときわ台に着きます。ときわ台を発車後は引き続き住宅街の中を北西へと進み、上板橋に到着します。

 

上板橋を発車すると練馬区へと入り、環八通りをオーバーパスします。その後は板橋区へと戻り、緩やかに左へカーブしながら板橋区内にある東武練馬に着きます。


 

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東武練馬駅にて。密集市街地の中を走ります。立体交差の率は低く、踏切が多いです。

 

東武練馬を発車後は再び練馬区へと変わり、住宅街の中を西へ走ります。やがて板橋区へ戻ると国道17号の新大宮バイパスをオーバーパスして、緩やかに右へカーブすると下赤塚に着きます。下赤塚を発車後も右カーブが続き、北西へ針路を変えると成増に到着します。昼間帯に池袋から運転される大半の普通は当駅で折り返します。


 

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成増を発車すると丘陵地に広がる住宅街の中を走り、左手に東京メトロ有楽町線・副都心線が地下トンネルから現れると東上本線と並走して、埼玉県和光市へと変わります。

 

そして白子川を渡り、左へカーブしながら丘陵に広がる住宅地の中を走ると地下鉄線が東上線の下り線をオーバーパスして東上線の上下線間へと入り、東京外環自動車道をオーバーパスすると和光市駅に到着します。

 

和光市駅から方向別複々線になります。和光市駅を発車すると東京地下鉄和光車両基地への回送線が左へ分岐し、朝霞市(あさかし)へと変わります。そして右へカーブして開発中の住宅地を見ながら進と朝霞に着きます。


 

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朝霞を発車後は住宅地の中を北北西へ進みますが、左へカーブして丘陵地を出ると農地の広がる谷を高架で走ります。

 

そして黒目川を渡ると新興住宅地へと入り、武蔵野線との乗換駅である朝霞台に着きます(武蔵野線は北朝霞駅)。
朝霞台を発車後は住宅地の中を北西へ走り、新座市へと変わると市街地へ入り、志木に到着します。複々線区間はここまでです。


 

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志木駅にて。朝と夕方以降は当駅で池袋方面へ折り返す列車が設定されています。
また、志木駅の所在地は新座市で、当の志木市は駅の北側一帯に広がっています。

 

志木を発車するとすぐに志木市へと変わり、畑も残る住宅地の中を北西へ走って柳瀬川駅に着きます。


 

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柳瀬川駅を発車後すぐに柳瀬川を渡り、富士見市へと変わります。

 

そして田園地帯を走った後に台地へと進み、みずほ台に着きます。みずほ台を発車後も住宅地の中を北西へ走り、鶴瀬に着きます。鶴瀬を発車後は右へカーブして、ふじみ野市へと変わりますが、すぐに富士見市へと戻り、ふじみ野駅に到着します。

 

ふじみ野駅を発車すると再度ふじみ野市へと入り、やや密集度の高い住宅地の中を北西へ走ると市街地へと入り、上福岡に着きます。


 

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上福岡を発車後は川越市へと変わり、畑の混在する住宅地の中を走り、新河岸(しんがし)に着きます。

 

新河岸を発車後は築堤高架へと上がり、住宅地の中を走り続けます。そして川越線をオーバーパスした後に川越線が左側を並走するようになり、市街地へ入ると川越に到着します。

 

川越を発車すると市街地の中を川越線と並走しながら北西へ進みます。


 

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やがて川越線が左へ分かれ、西武新宿線をオーバーパスすると程なくして川越市駅に到着します。


 

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川越市駅は島式ホーム2面4線の構造で、当駅を始発・終着とする列車が多く設定されています。
また、1番線の西側には東武鉄道川越工場があります。


 

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川越市駅は市街地の西側に位置していますが、駅前に大規模な商業施設はなく昼間はひっそりとしています。
1駅手前の川越駅や近隣にある本川越駅の方が駅前が発展しています。

  

(つづく)  

  

  
乗り鉄の注意点(昼間帯中心)  

東上本線では様々な種別の列車が運転されていて、上位種別よりTJライナー・快速急行・快速・急行・通勤急行・準急・普通の順です。

  

昼間帯の池袋口の1時間当たりの本数は、小川町まで快速2本・急行1本、森林公園まで急行3本、川越市まで準急2本・普通2本、成増まで普通6本です。
そして和光市以遠は東京メトロ有楽町線直通の普通が2本、副都心線直通の普通(地下鉄線内は急行)が2本加わり、川越市までの運転です。

  

また、平日ラッシュ時は大増便となり、志木発着便や上福岡発着便も設定されます。普通も一部は森林公園や小川町まで運転されます。
朝ラッシュ時には上りのみ通勤急行が、夕ラッシュには下りのみ座席定員制(別料金必要)のTJライナーが運転されます(ふじみ野から先は乗車券でのみ乗車可能)。
さらに、平日は夕方の上りのみ、土休日は朝夕に快速急行の運転もあります。

  

使用車両は、TJライナーが50090系10連、その他の種別は池袋発着列車が自社保有の各形式が使用され、全て10連です。
そして地下鉄直通列車は自社の9000系・9050系・50070系をはじめ東京地下鉄の7000系・10000系、東急の5000系・5050系(4000番台を含む)、横浜高速鉄道のY500系が使用されており、10連が基本ですが、東京メトロ7000系をはじめ東急と横浜高速鉄道の車両には8両編成の運用も存在します。

  

池袋からの急行での所要時間は、和光市まで12分、川越まで30分、川越市駅まで31分です。
東京~川越間はJR埼京線・川越線や西武新宿線と競合していますが、東京側ターミナルの位置に差はあるものの東武東上線が一番速いです。

  

  
のりかえ  

乗換駅   乗換路線  
池袋駅   JR東日本:山手線、<埼京線(赤羽線・山手貨物線)>、<湘南新宿ライン>  
池袋駅   西武鉄道:池袋線。東京メトロ:丸ノ内線有楽町線副都心線  
和光市駅   東京メトロ:(※1)有楽町線(※1)副都心線  
朝霞台駅   JR東日本:武蔵野線 (北朝霞駅まで徒歩3分)  
川越駅   JR東日本:川越線  
川越駅   西武鉄道:新宿線 (本川越駅まで徒歩15分)  
川越市駅   東武鉄道:東上本線(寄居方面)。西武鉄道:新宿線 (本川越駅まで徒歩12分)  
(※1)川越市方面より有楽町線は新木場まで、副都心線は東急東横線横浜高速鉄道みなとみらい線を経由して元町・中華街まで相互直通運転。   

  

(参考:Wikipedia)