上信電鉄上信線(群馬県・2011年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

当ブログでは、私の鉄道乗りつぶしの過程や、最近の乗り鉄のレポート等を中心に紹介いたします。

イメージ 1
下仁田駅にて。

  

今回は、群馬県内最大のターミナル駅である高崎と長野県との県境に近い下仁田とを結ぶローカル私鉄路線、
上信電鉄上信線(じょうしんでんてつじょうしんせん)を紹介します。

  
  

イメージ 2
(Yahoo!地図を使用)  

  

  

路線名   区間   営業キロ  備考  
上信電鉄:上信線  高崎~下仁田  33.7km   全線単線・直流1,500V電化。軌間1,067mm  
  
  
踏破達成時   2002年12月  
撮影時   2011年5月  

  

  

イメージ 3
起点の高崎駅は頭端式ホーム2面1線の構造で、ホームの手前に窓口ときっぷうりば、改札口があります。
JR線との乗り換えは、一度橋上駅舎の自由通路に上がる必要があります。

   

高崎を発車すると車両基地を見ながら南進し、高崎線が左へ離れた後に市街地を走り南高崎着。その後は住宅地を走り、上越新幹線をアンダーパスする地点に佐野信号所があります。

  
  

イメージ 4
そして右へカーブして再び上越新幹線をアンダーパスすると烏川(からすがわ)を渡り、田園地帯を抜けて根小屋に到着します。

  

根小屋を発車後は車窓右側の山地に沿って走り、高崎商科大学前、山名と進みます。山名からは西へ針路をとり、今度は田園風景の中を西山名、馬庭と進みます。馬庭を過ぎると鏑川(かぶらがわ)を渡り、その後も引き続き田園地帯を走りますが、やがて住宅地に入り吉井に到着します。

  

吉井を発車して大沢川を渡ると再び田園風景の中を西進し、団地の中にある西吉井、甘楽(かんら)町に入り周辺に畑の目立つ上州新屋、一度は田園地帯に戻るものの再び畑作地帯になり上州福島と進みます。

  
  

イメージ 5
上州新屋~上州福島にて。この付近はのどかな農村地帯を走ります。

  

上州福島を発車後は富岡市に入り鏑川を渡ると掘割を通過します。

  
  

イメージ 6
そして東富岡付近から住宅地に入り、上州富岡に到着します。富岡の市街地は駅南側を通る国道254号線沿いに広がり、また歴史の授業で有名な旧・富岡製糸場(2014年に世界遺産に登録)は駅の南西約1kmの場所にあります。

  

上州富岡を発車すると住宅地を西富岡、上州七日市と進み、やがて左側の鏑川に沿って走ると上州一ノ宮に着きます。その後は河岸段丘上の畑作地帯を神農原(かのはら)、南蛇井(なんじゃい)と西進します。

  
  

イメージ 7
南蛇井駅にて。南蛇井は読みがユニークで、つい「なんじゃい?」と言いたくなってしまいます。CMにも南蛇井駅が登場したことがあるそうです。

  

南蛇井を発車すると次第に山々が迫ってきて千平、その後は鏑川の渓谷を進みます。

  
  

イメージ 8
下仁田町に入っても渓谷区間を蛇行しながら走り、赤津信号所を過ぎた後に短いトンネルを抜けて住宅地に入るとほどなくして終点の下仁田に到着します。

  
  

イメージ 9
下仁田駅は頭端式ホーム1面2線の構造で、かつて貨物営業を行っていた名残で構内は広く、側線が4本あります。

  
  

イメージ 10
下仁田駅では昔ながらの木造駅舎が現役で活躍しています。
下仁田町には、奇岩で知られる妙義山や荒船山があります。かつては長野県にある小海線の羽黒下駅まで延伸する計画があり、その為に社名を上野鉄道から上信電気鉄道に改称しましたが、世界恐慌により実現しませんでした。
また、下仁田町は「下仁田ネギ(別名:殿様ねぎ)」や「こんにゃく」などで有名です。

  

  

乗り鉄の注意点  

全列車が各駅停車で、高崎~群馬富岡を走る区間列車が3往復(うち2往復は土休日運休)ある他は全列車が高崎~下仁田を全線通し運転します。
概ね毎時1~2本の運転で、朝夕は先述の区間列車を含めて増発されます。金曜日深夜には1往復が増発され、高崎発の最終列車は23時15分になります。

  

高崎~下仁田の所要時間は約1時間です。

  

  
のりかえ  

乗換駅   乗換路線  
高崎駅   JR東日本:上越新幹線北陸新幹線【長野新幹線】  
高崎駅  
高崎駅
JR東日本:高崎線信越本線上越線  
JR東日本: (両毛線列車)、(吾妻線列車)、(八高線列車) 
高崎駅   榛名山ロープウェイ (路線バスで1時間30分)  
  
(参考:Wikipedia)