可部線(その1・広島~横川~可部。広島県広島市。2010年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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当ブログでは、私の鉄道乗りつぶしの過程や、最近の乗り鉄のレポート等を中心に紹介いたします。

今回は、リクエスト路線第5弾です 

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可部駅にて。ホームに停車しているのは105系電車です。

  

今回は、広島県広島市の中心部にある横川駅から太田川右岸の住宅街を北上し、北部に位置する安佐北区の中心部にある可部駅へと至る、すべての区間が広島市内を走る路線、
可部線(かべせん)のうち、広島~横川~可部を紹介します。

  

尚、2003年までは可部駅より先、三段峡駅まで路線が延びていました(廃止区間は非電化区間)。
また、廃止区間のうち、可部駅~河戸駅西方までを復活させる構想がありますが、進展のスピードは遅いようです…。
(※)可部駅~旧河戸駅~あき亀山駅は2017年3月4日に開業(復活)しました。      

  

  

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(Yahoo!地図を使用)  

  
  

路線名   区間   営業キロ  備考  
JR西日本:可部線  横川~あき亀山  15.6km   全線単線・直流1,500V電化  

  

  

今回紹介の区間  

区間   営業キロ  備考  
横川~可部  14.0km   全区間単線・直流1,500V電化  

  

  

以下は非電化区間廃止時~あき亀山延伸時の時代のデータです  

路線名   区間   営業キロ  備考  
JR西日本:可部線  横川~可部  14.0km   全線単線・直流1,500V電化  
  
  
踏破達成時   2000年9月  
撮影時   2010年1月  

  

  

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広島駅にて。可部線の主力車両である105系電車です。
可部線の列車はすべて当駅まで乗り入れていて、一部は呉線と直通運転しています。

  

広島駅から横川駅までは山陽本線を走ります。途中に白島新駅(仮称)が開業した場合、アストラムラインから広島駅方面へ向かう乗客が大町駅から白島新駅での乗換にシフトする可能性が高く、可部線の利用者数への影響は必至です。
その後、旧太田川(通称:本川)を渡ると右へ分岐して山陽本線と分かれ、横川駅に到着します。

  
  

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横川駅にて。可部線の起点駅ですが、全ての列車が広島駅まで直通するからか中間駅然としています。
山陽本線のホームとは若干離れています(山陽本線ホームは山陽新幹線の高架橋沿い)。

  
  

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横川を発車するとすぐに市街地の中を右へカーブして、太田川(太田川放水路)を渡ります。その後は短いトンネルを抜けて山あいの住宅地へ入ると三滝に着きます。

  
  

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三滝を発車後は太田川と山地に挟まれた険しい区間を走った後、平地へと出て住宅街を安芸長束、下祗園、安佐南区役所に近い古市橋と北上します。そして正面にアストラムラインの高架橋が見えてくると、両線の乗換駅にもなっている大町に到着します。

  
  

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大町駅にて。連絡しているアストラムラインの開業と同時に当駅が開業しました(1994年)。
アストラムラインが可部線をオーバーパスしています。

  

大町を発車すると安川を渡り、山陽自動車道をアンダーパスすると、朝夕に一部の列車が折り返す緑井に到着します。駅前には大型ショッピングセンターがあります。

  

緑井を発車すると左側に山地の迫る風景を見ながら住宅地を七軒茶屋、朝に一部の列車が折り返す梅林と進みます。

  
  

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七軒茶屋~梅林にて。沿線風景はローカルムードが濃くなってきます。

  

梅林を発車後は丘陵地へと入り上八木と北東へ進みますが、この付近では右側を流れる太田川の対岸すぐの場所には芸備線の線路が通っていて、両線の距離は1kmも離れていません。

  
  

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上八木を発車後は再び太田川を渡り、田園の残る住宅地を進んで中島に着きます。

  

中島を発車後も住宅地を北上し、やがて市街地へと変わると終点の可部に到着します。

  
  

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可部駅にて(2010年撮影)。
ホーム2面3線を持ちますが、1番、2番のりばは頭端式になっています。
かつて三段峡方面へ向かう列車は左側の3番のりばを使用していました。

  
  

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可部駅にて(2010年撮影)。
こじんまりとした駅舎です。駅前のスペースも狭いです。

  

  

その2(可部~あき亀山)へつづく   

  

  
乗り鉄の注意点(2010年時点)   

現在、可部線では快速列車の運転はなく、すべて各駅に停車する普通列車です。全列車が横川から広島まで直通運転します。
運転区間は広島~可部の通し運転を中心に、朝夕ラッシュ時には広島~緑井(朝の列車は全て土休日運休)、朝ラッシュ時には広島~梅林を運転する区間列車も一部あります。
また、広島方では一部の列車が呉線へ直通し、さらに一部は呉線内では快速『通勤ライナー』や『安芸路ライナー』として運転されます。

  

運転本数は全線にわたり概ね毎時3本ですが、ラッシュ時の広島~緑井は4~6本/時まで増えます。反面、ラッシュ時の緑井~可部は30分近く運転間隔が開くことがあり、注意が必要です。

  

使用車両は105系が中心ですが、朝夕を中心に115系や113系も乗り入れてきます。

  

広島~可部の所要時間は概ね40分弱で、私鉄買収路線故にか駅数が多く、また全線単線なので距離の割に時間を要しています(広島~横川は4~5分)。

  

  
のりかえ   

乗換駅   乗換路線  
(広島駅)   JR西日本:山陽新幹線 (新大阪方面博多方面)  
山陽本線(岡山方面)芸備線、(呉線列車)  
(広島駅)   広島電鉄(広島駅電停):本線 <1,2,6号線>  
(皆実線【比治山線】電車<5号線> )   
(新白島駅)  
横川駅  
広島高速交通:広島新交通1号線【アストラムライン】   
JR西日本:山陽本線(岩国方面)。広島電鉄(横川駅電停):横川線 <7,8号線>  
大町駅   広島高速交通:広島新交通1号線【アストラムライン】    
可部駅   JR西日本:可部線(あき亀山方面)  
  
  

可部駅で接続していた区間、廃線跡  

接続駅   接続路線  
可部駅   JR西日本:可部線(三段峡方面、2003年廃止)  
可部駅   可部駅~旧河戸駅の廃線跡 (復活構想あり。進展は微妙)  
(※)可部駅~旧河戸駅~あき亀山駅は2017年3月4日に開業(復活)しました。      

  

(参考:Wikipedia)