白島駅付近にて。
今回は、広島市の中心部・紙屋町と市北西部の山間部にある「西風新都」を結ぶ中国地方唯一の新交通システム路線、
広島高速交通広島新交通1号線(愛称:アストラムライン)を紹介します。
広島高速交通広島新交通1号線(愛称:アストラムライン)を紹介します。
(Yahoo!地図を使用)
路線名 | 区間 | 営業キロ | 備考 |
広島高速交通:広島新交通1号線 | 本通~広域公園前 | 18.4km | 新交通システム |
踏破達成時 | 2002年3月 |
撮影時 | 2010年1月 |
本通駅は紙屋町地区の地下にあり、地上の道路を広島電鉄宇品線が通っています。
また、県庁前駅と城北駅も地下駅です。
また、県庁前駅と城北駅も地下駅です。
本通駅にて。
アストラムラインの駅はすべて島式ホーム1面2線の構造で、ホームドアが設置されています。
アストラムラインの駅はすべて島式ホーム1面2線の構造で、ホームドアが設置されています。
本通を発車するとすぐに県庁前に到着します。両駅の間は地下街「シャレオ」を歩いても行き来できます。県庁前を発車すると左へ右へカーブしながら広島城周辺の地下を走り、城北を過ぎると地上に出て山陽新幹線と山陽本線をアンダーパスするとすぐに祇園新道の直上を走る市街地の高架線になり、白島に着きます。広島電鉄の白島駅とは距離が離れています。
白島駅付近にて。
白島を発車すると京橋川を渡り、車窓左手には旧太田川が望めます。牛田付近からは右側に山が迫ります。
不動院前を過ぎると左へカーブして太田川を渡り、右へカーブすると祇園新橋北に着きます。その後は住宅街を走り西原、中筋と進みます。中筋を過ぎると左へカーブして祇園新道と別れて古市に着き、国道183号線を越えると可部線との接続駅である大町に着きます。
大町を発車後も住宅地を走りますが、次第に起伏に富んだ地形になってきます。山陽自動車道をオーバークロスすると毘沙門台、少しずつ山地や農地も見え始めて安東、上安、高取と進みます。
当初は終着駅になる予定であった長楽寺を過ぎると左側に車両基地が望めます。
その後も山間の谷間の住宅地を伴(とも)、大原と進みます。
伴中央を過ぎると広島自動車道をアンダーパスして、車窓もローカル風景に変わります。
大塚を過ぎると今度は山陽自動車道をアンダーパスし、終点の広域公園前に到着します。
大塚を過ぎると今度は山陽自動車道をアンダーパスし、終点の広域公園前に到着します。
広域公園前駅にて。ホームドアがあり、ホームから停車中の電車を撮影するのは厳しいです。
広域公園前駅ホームにて終端方を望む。引上線があり、1番線に到着した電車は一度引上線に入ってから折り返して2番線ホームに入線します。
また、引上線の向こう側、西広島駅方面へ延伸する構想がありますが、財政難により実現は定かではありません。
また、引上線の向こう側、西広島駅方面へ延伸する構想がありますが、財政難により実現は定かではありません。
広域公園前駅にて。
近くには広島広域公園陸上競技場(広島ビッグアーチ)があり、ここで1994年にアジア競技大会が行われました。アストラムラインが広域公園前駅まで開業したのは、そのアクセスのためです。
現在はJリーグ、サンフレッチェ広島のホームグラウンドにもなっています。
近くには広島広域公園陸上競技場(広島ビッグアーチ)があり、ここで1994年にアジア競技大会が行われました。アストラムラインが広域公園前駅まで開業したのは、そのアクセスのためです。
現在はJリーグ、サンフレッチェ広島のホームグラウンドにもなっています。
全列車各駅停車で、ほとんどの列車は本通~広域公園前の通し運転ですが、ラッシュ時や土休日の午前中など一部の列車は本通から車庫のある長楽寺までの運転、さらに平日朝ラッシュ時には本通~大町間の区間列車もあります。
運転頻度は、データイムは概ね10分間隔でラッシュ時は増発されますが、また土休日の11時台を中心に長楽寺~広域公園前で20分間隔で運転されています。
車両は6000系または1000系の6連で、車内はロングシートとなっています。
本通~広域公園前の所要時間は、36分です。
乗換駅 | 乗換路線 |
本通駅 | 広島電鉄:宇品線 <1,3、7号線> |
本通駅 | 広島電鉄(紙屋町東駅):本線 <1、2、6、9号線> |
本通駅 | 広島電鉄(紙屋町西駅):本線 <2、3、6、7、9号線> |
県庁前駅 | 広島電鉄(紙屋町東駅):本線 <1、2、6、9号線>、宇品線 <1号線> |
県庁前駅 | 広島電鉄(紙屋町西駅):本線 <2,3,6,7,9号線>、宇品線 <3,7号線> |
新白島駅 大町駅 |
JR西日本:山陽本線、(可部線列車) JR西日本:可部線 |
(参考:Wikipedia)