広島電鉄宇品線(紙屋町~広島港。2013年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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本通電停にて。連接車の5100形電車『Green mover max(グリーンムーバーマックス)』です。

  

今回は、広島市街を走る路面電車である広島電鉄市内線のうち、繁華街の紙屋町から海側へ進み、宇品地区の広島港へ至る主要路線、
広島電鉄宇品線を紹介します。

  
  

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(Yahoo!地図を使用)   

  

  

路線名   区間   営業キロ  備考  
広島電鉄:宇品線  紙屋町東・紙屋町西~広島港(宇品)  5.9km   (※)     
(※)全線複線、直流600V電化、軌間1,435mm。       

  

  

踏破達成時   2004年11月  
撮影時   2010年1月、2013年7月  

  

  

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紙屋町東電停にて2号線(広電宮島口行き電車)の車内より撮影。
宇品線は紙屋町交差点で本線から分岐して南へ向かいます。
紙屋町は広島市の中心繁華街で、多くの人で賑わっています。

  

紙屋町東・紙屋町西を発車すると本線と分かれ、繁華街を通る国道54号線【鯉城通り】上を南へ走ります。アストラムラインとの乗換駅である本通、そして袋町と進むと平和大通りと交差し、中国電力本社最寄の電停である中電前に着きます。

  
  

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袋町~中電前にて。平和大通りを横切ります。

  

中電前を発車後、広島市役所最寄りの市役所前を過ぎると国道2号線と交差し、今度は県道243号線【千田通り】上を走ります。

  
  

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千田通りへ入った後はすぐにクランク状に左へ右へカーブして鷹野橋に着きます。

  

その後も市街地を南東へ、日赤病院前、広電本社前と進みます。

  
  

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日赤病院前~広電本社前では広電本社の裏手にある千田車庫への引込線が左へ分岐しています。

  
  

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広電本社前を発車後、御幸橋電停を過ぎると京橋川を渡り、広島県・広島市中区から南区へと変わります。

  

そして京橋川を渡り終えて少し走ると皆実線【比治山線】との乗換電停である皆実町六丁目に到着します。

  
  

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皆実町六丁目電停にて。5号線(比治山線電車)の車内より撮影。
宇品線ホームと皆実線ホームは分離されています。写真は宇品線ホームです。

  

皆実町六丁目を発車すると皆実町交差点を右折し、市街地の中を通る道幅の狭い国道487号線【宇品通り】中央を走り南下していきます。広大附属学校前、電停前に「イオン」がある県病院前、宇品二丁目と進みます。

  
  

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宇品二丁目電停にて。広電西広島からの3号線は朝方を除き当電停にて折り返し運転をします。

  

宇品二丁目を発車後も宇品三丁目、宇品四丁目、宇品五丁目、広島競輪場に近い海岸通と、同じような風景の中をひたすら走ります。
海岸通を過ぎると広島南道路(国道2号線バイパス)と交差し、広島高速3号線をアンダーパスします。

  
  

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その後は右折して専用軌道上を西へ、港湾地区らしい風景を眺めながら走ります。

  

そして元宇品口からは併用軌道に戻り、宇品海岸1丁目10番の交差点を左折すると再び専用軌道区間へと変わり、公園などを見ながら走りますが、以前はこの付近に終点の宇品電停がありました。その後は右へ曲がり、左手に海を見ながら走ると正面にある大屋根の中へと入り、終点の広島港(宇品)電停に到着します。

  
  

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広島港(宇品)電停にて。大屋根に駅全体が覆われていてます。
駅のすぐ南側には広島港があります、松山への高速船などが出航している広島港旅客ターミナルビルとは雨に濡れずに行き来できます。

  

  

乗り鉄の注意点   

宇品線では、
  
1号線(昼間帯10分間隔。広島駅~紙屋町東~広島港)
3号線(昼間帯12分間隔。広電西広島~紙屋町西~宇品二丁目) ※朝のみ広島港まで延長運転。
5号線(昼間帯12分間隔。広島駅~皆実線経由~皆実町六丁目~広島港)
7号線(昼間帯12分間隔。横川駅~紙屋町西~広電本社前)
0 番(各線と日赤病院前、広電本社前との間を運行する千田車庫への出入庫系統電車)

の各系統が運転されています。宇品線全線を通して運行する系統は1号線のみです。
全区間で複数系統の運行があるので、本数は最低でも毎時11本と比較的多いです。しかし、目的地別では乗れる電車の本数が限られるので注意が必要です。

  

使用車両は、1号線は連接車、その他の系統は0番を除き原則として単車ですが、5号線は朝夕ラッシュ時に連接車も運用に就きます。

  

紙屋町(東・西)からの所要時間は、広電本社前14分、皆実町六丁目19分、宇品二丁目24分、広島港(宇品)36分ですが、交通信号のタイミング等により所要時間は前後します。

  

最後に、広電では一部のイベント用車両を除きICカード『PASPY』を利用できます。但し、それ以外のカードはJR西日本の『ICOCA』しか使えないので要注意です。
尚、市内線(白島線を除く)の運賃は大人150円、小人80円均一で、必ず乗り換えなければ目的地へ行けないケースのみ、指定の電停で乗換が可能で、1乗車分の運賃で目的地へ行けます(30分以内に乗換が必要)。

  

  

のりかえ(広電は終日運転系統のみ掲載)   

乗換電停   乗換路線  
紙屋町東   広島電鉄:本線<1号線(直通)、2号線、6号線、9号線>  
紙屋町東   広島高速交通:アストラムライン(本通駅、県庁前駅までそれぞれ徒歩3分)  
紙屋町西   広島電鉄:本線<2号線、3号線(直通)、6号線、7号線(直通)、9号線>  
紙屋町西   広島高速交通:アストラムライン(本通駅、県庁前駅までそれぞれ徒歩3分)  
本通   広島高速交通:アストラムライン  
皆実町六丁目   広島電鉄:皆実線【比治山線】<5号線>  
  
(参考:Wikipedia)