舌癌は癌全体のわずか3%。
父の闘病中に、何度も何度も「舌癌」というワードで舌癌患者ご本人やそのご家族の方の手記やブログを検索しましたがほとんど出て来ませんでした。
当時はたとえネガティヴな内容だったとしても、なんでもいいから情報が欲しかったのです。

少しでも「誰かの世界を参考に出来ると有難い」と思う方がいるなら書くべきだと思いました。

とはいえ病気の話はどうしても暗い話になります。
興味のない方や、癌の話で辛い気持ちになってしまう方はご覧にならないでください。

よろしくお願い致します。



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父は舌癌でした を最初からお読みになりたい方はこちらからどうぞ。

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2011.6.13
放射線と抗がん剤の副作用が少しずつ治まってきたので、この日の昼食から流動食を出してもらった。 

重湯とかぼちゃスープとゼリーと野菜ジュース 。

野菜ジュースは口内炎にしみて飲めなかったけれど、それ以外は頑張って1時間かけて完食。 

モルヒネが効いてる間だけだけど、口に物が入れられました。

父は【千早の雫】のおかげだと、すっかり信じ切っていました。

主治医にも、看護師さんにも、同室の患者さんにも、これのおかげで口内炎が治って来たと言って見せていました。


この食事だけではカロリーが足りないので、引き続き鼻からも栄養と薬と白湯を。 

まだ固形物は飲み込めないから薬が・・。 

痛み止めを飲むのが痛いだなんて本末転倒だし、鼻チューブは継続だそうです。 

点滴じゃダメなんですか?と聞いたら、なるべく胃に入れられる内は胃に入れましょうとのことでした。


父のげっそりした顔を直視出来ない。 
目が合ったら泣いてしまいそうで。 

父が少しうとうとしていたので顔を見てみたら、目が合わなくたって泣けてきた。 
父の姿を目に焼き付けておきたい気持ちと、 現実を受け入れたくない気持ちとで葛藤。


もう治療出来ることがないなら、早く家に帰ってきて欲しい。 大変だろうけど、父も私も。 

それでも、母が亡くなった家で最期を迎えて欲しい。 


まだこんなこと考えるの早いかな?

早いよね?まだまだ、ずっと先であってほしい。 







続きます。