舌癌は癌全体のわずか3%。
父の闘病中に、何度も何度も「舌癌」というワードで舌癌患者ご本人やそのご家族の方の手記やブログを検索しましたがほとんど出て来ませんでした。
当時はたとえネガティヴな内容だったとしても、なんでもいいから情報が欲しかったのです。

少しでも「誰かの世界を参考に出来ると有難い」と思う方がいるなら書くべきだと思いました。

とはいえ病気の話はどうしても暗い話になります。
興味のない方や、癌の話で辛い気持ちになってしまう方はご覧にならないでください。

よろしくお願い致します。



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父は舌癌でした を最初からお読みになりたい方はこちらからどうぞ。

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2011.3.4
この日も検査でしたが、2日前のCTでの検査結果を父が聞いてきました。 

手術で取ったリンパ節や
その周辺にも転移がみられます、と。
父は首や鎖骨のあたりにしこりがあることに気が付いていたようで「やっぱりな」と思ったそう。


放射線+抗がん剤治療のスケジュールは月の半ばまでに決めましょう。と言われ、

父は、入院はなるべくしたくないので通院で治療したいと伝えたそうです。


放射線治療を始めたら口の中がただれるので、ご飯がたべられなくなったら入院するということになりました。

はて?抗がん剤の点滴はどうなるんだろう。 





2011.3.11
この日私は、お昼から都内に住むいとこの家に行っていました。

おばさんといとこと3人で商業施設へ行き、そこで東日本大震災に遭いました。

携帯からは電話がつながらず、いとこの家電を借りてやっと父と話すことが出来ました。

「こっちは何ともないから気を付けて帰って。」と言われましたが、その日は電車が動かなかったので帰れませんでした。

翌日の夕方、家に着くと父はとてもイライラしていました。

私が子供の頃から「地震が一番怖い」と言い、地震の度に私達を置いて家を飛び出していた父。

犬は落ち着かない様子で吠え続け、余震もあり眠れずにイライラ。

急いで夕飯を作るも「こんなの食えない」とシンクに捨てられ、「イライラさせるな!」と怒鳴られました。





2011.3.17
放射線のスケジュールを決めに病院へ。

1週間後に通院で放射線治療を開始しましょうと。

土日祝日以外、通院で放射線治療を受ける事になりました。






続きます。