舌癌は癌全体のわずか3%。
父の闘病中に、何度も何度も「舌癌」というワードで舌癌患者ご本人やそのご家族の方の手記やブログを検索しましたがほとんど出て来ませんでした。
当時はたとえネガティヴな内容だったとしても、なんでもいいから情報が欲しかったのです。

少しでも「誰かの世界を参考に出来ると有難い」と思う方がいるなら書くべきだと思いました。

とはいえ病気の話はどうしても暗い話になります。
興味のない方や、癌の話で辛い気持ちになってしまう方はご覧にならないでください。

よろしくお願い致します。



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父は舌癌でした を最初からお読みになりたい方はこちらからどうぞ。

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2011.2.16
翌日の14時~喉の穴を閉じる手術。
30分程度で終わるそうですが、その後は1週間しゃべっちゃいけないそうです。 
食べるものもおかゆに逆戻り。

なので、病室に蓄えておいたカップ麺やヨーグルトやおやつを回収しました。 



そして外出許可をもらい、一緒にお蕎麦屋さんでお昼ご飯を食べました。 

ちゃんと蕎麦の味のする蕎麦が食べたいってずっと言ってて、夢にまで出てたんだって。 

「念願叶って食べられてよかった、美味しかった!」と喜んでいました。



病院に戻ると、先生からお話が。

「放射線治療や抗がん剤の事は体力が回復するまで考えずにゆっくり休んでくださいね。」と言われました。

ですが父もわたしも、今現在癌がどうなっているのか不安でいっぱいでした。






2011.2.17
術中の気道確保の為に開けた喉の穴を塞ぐ手術と、鎖骨から栄養を入れるためのチューブを外して塞ぐ手術。 

予約の時間ひとつ前の人がキャンセルして、急遽予定の時間よりも早く始まってしまって間に合わず。 
急いで行ったけど着いたら終わっていました。 

筆談で答えてくれましたがだいぶ痛そうで。 

局部麻酔だったから先生のやりとりが聞こえて怖かったと。 
「そこじゃない!あ~もう針もっとつっこんで!なにやってんだよ!急いで! 」
そ…それは…怖い…。

軟骨が邪魔して30分の予定が1時間半かかったそうです。 

痛くて仕方がないので眠れる薬をいれてもらったからもう帰れとボードに殴り書きされ帰宅。 

ご飯も食べられないくらい痛いから明日は来なくていいよ。と夜中にメールが来ました。 






続きます。