舌癌は癌全体のわずか3%。
父の闘病中に、何度も何度も「舌癌」というワードで舌癌患者ご本人やそのご家族の方の手記やブログを検索しましたがほとんど出て来ませんでした。
当時はたとえネガティヴな内容だったとしても、なんでもいいから情報が欲しかったのです。
少しでも「誰かの世界を参考に出来ると有難い」と思う方がいるなら書くべきだと思いました。
とはいえ病気の話はどうしても暗い話になります。
興味のない方や、癌の話で辛い気持ちになってしまう方はご覧にならないでください。
よろしくお願い致します。
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2011.2.2
重湯やペースト状のおかずが出るようになりました。
重湯やペースト状のおかずが出るようになりました。
切除した左下顎のくぼみに食事を残さないよう、右に頭を傾けて飲み込んで下さいと厳しく注意されたそうです。
面会時間は午後1時から。
昼食は終わってしまっていましたが、食べている姿を見たくて夕飯の時間まで待ちました。
出てきたご飯は重湯と緑色のペーストの何かと、具の何も入っていないスープ。
全然おいしくなさそうなご飯だったけど、口から食べられることが嬉しいと言っていました。
一口毎に盛大にむせていて辛そうでしたが…。
先生からは「食べられそうなものは何でも食べていいですからね。」と言われていました。
看護師さんからは「カップ麺が食べやすくて人気ですよ!」と教えていただきました。
2011.2.8
飲み込むことに自信が出て来たようで、念願のカップ麺を試してみることに。
充分に冷ましてから渡したら、あっという間に完食!
ミニサイズでしたが、麺は食べやすくて大満足だったようです。(父は元々カップ麺が好きでした。)
翌日には、色んな種類のミニサイズカップ麺にヨーグルトやお茶などの飲み物もスーパーでたくさん買い込んで持って行きました。
あと、口からほとんど食べられていないからか便秘になってしまっていたのでヤクルトも買って行きました。
この頃の父の必需品
2011.2.13
手術から1ヶ月経ち、先生からお話がありました。
手術から1ヶ月経ち、先生からお話がありました。
「来週中には喉の穴を閉じる手術と鎖骨から栄養を入れているチューブも外します。そこが完全に閉じたら退院しましょう。
でもこれはあくまでも一時退院です。
手術からしばらくは放射線治療が出来ず、今のところ入院していてもやる事がないのでご自宅で体力を回復してくださいね。」と。
この日から普通の白米が出されましたが、おかずはペーストのままでした。
あまり食が進まず、カップ麺をおかずやスープ代わりに食べていました。
続きます。