舌癌は癌全体のわずか3%。
父の闘病中に、何度も何度も「舌癌」というワードで舌癌患者ご本人やそのご家族の方の手記やブログを検索しましたがほとんど出て来ませんでした。
当時はたとえネガティヴな内容だったとしても、なんでもいいから情報が欲しかったのです。
少しでも「誰かの世界を参考に出来ると有難い」と思う方がいるなら書くべきだと思いました。
とはいえ病気の話はどうしても暗い話になります。
興味のない方や、癌の話で辛い気持ちになってしまう方はご覧にならないでください。
よろしくお願い致します。
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2011.2.25
お昼過ぎに退院しました。
当日の朝に担当医が喉の穴をふさいだところを見て「少し膿んでるなー…」と言っていたけれども。
当日の朝に担当医が喉の穴をふさいだところを見て「少し膿んでるなー…」と言っていたけれども。
まだお風呂も入れないし、食べ物も細かくしたり柔らかくしたりしないと食べられないけれども。
何はともあれ、犬が嬉しそうでよかった。
もう四六時中ベッタリです。
父もとても嬉しそうでした。
1週間後に早速、転移しているかの検査。
1週間後に早速、転移しているかの検査。
父は「まだ知りたくないなー」なんて言っていたけど、知らずに進行してくのも怖い。
これから放射線治療や抗がん剤治療が待っている。
またいつ食べられなくなるかわからないので、好きなものをたくさん食べてもらいたかった。
でも、どんな食事がいいのかなーなんて軽い気持ちで検索してみたら「ガンのエサになる食べ物」というのをネットで見つけてしまい困惑。
糖質はガンのエサ
糖質を摂ることは死に直結する
糖質を完全に排除した食事をするべき
父は170cm88kgの体型からわかるように、糖質と呼ばれる食べ物が大好きでした。
当時はまだ糖質制限ダイエットが流行っていなかったので、糖質と聞いてもピンと来ませんでしたが…
白米やパン、パスタにうどん、もちろん甘い物も糖質でガンのエサになるだなんて。
玄米にすれば大丈夫と書いてあったので一度試しましたが、うまく噛んだり飲み込んだり出来ない父には食べる事が難しく味もマズイと言われてやめました。
ネットに溢れる情報はどれが正しいんだろう。
あれもこれも守ってたら、何も食べられなくなってしまう。
ただでさえ口の中を半分切り取られて、食べる事が楽しいと思えなくなっているのにどうしたらいいんだろう。
この頃のわたしは、毎日夜中から明け方まで検索してはノートに書き出し、ほとんど睡眠時間をとらずに献立を考えていました。
続きます。