■『婚約者の友人』
☆☆☆☆★★[90]
2016年/フランス=ドイツ映画/113分
監督:フランソワ・オゾン
出演:ピエール・ニネ/パウラ・ベーア/エルンスト・シュトッツナー/マリー・グルーバー/ヨハン・フォン・ビューロー/アントン・フォン・ルケ/シリエル・クレール/アリス・ドゥ・ランクザン
■2017年 劇場公開作品 52本目
「アンジェイ・ワイダ監督」と同じように、僕は「フランソワ・オゾン監督」から今まで「かなり」「逃げた」。『焼け石に水』『スイミング・プール』の「プログラム」が、「なぜか家にある」が、「見た記憶がない」。「不安」「恐怖」「苦悶」に追い込まれ、『英国式庭園殺人事件』『デッドマン』のように、「プログラムを買っただけ」か、『プロスペローの本』や『エンジェル・アット・マイ・テーブル』のように始まって「数分」で「完全熟睡」したか、「何一つ殆ど砂粒ほども覚えてない」。
『焼け石に水』『スイミング・プール』の「予告編」を見たが、「何一つ殆ど砂粒ほども思い出せない」。もはや自分が「見た」か「見ない」かの記憶もないほど、「鶏」にとって「フランソワ・オゾン監督」が、「不安」「恐怖」「苦悶」に追い込まれるほどの存在だった記憶は覚えてる。
「見た」か「見ない」かの記憶さえない「トラウマ」から、つい最近まで逃げ続けてきたが、「2015年」公開の『彼は秘密の女ともだち』を見て、「フランソワ・オゾン監督」への「不信感」が「少し」消えた。恐るべき “極限ダイナマイト・ボンバー・ギャル” 「アナイス・ドゥムースティエ」に「時間が止まった」こともあって「ガン見」となった。
時代に名を残した、「ヨーロッパ映画」の監督の映画は見なければならない。そして「アナイス・ドゥムースティエ」のような、恐るべき “極限ダイナマイト・ボンバー・ギャル” に、また出逢えるかもしれない。「不信感」「偏見」の壁を超えるため、僕は『婚約者の友人』に挑んだ。
恐るべき “極限ダイナマイト・ボンバー・ギャル” 「パウラ・ベーア」に「時間が止まった」。恐るべき “極限ダイナマイト・ボンバー・ギャル” 「パウラ・ベーア」の「心」が、「かなり」「泣かし」だった。
「パウラ・ベーア」が婚約者の「父」「母」についた「嘘」に「震撼」「驚愕」「圧倒」「尊敬」「絶句」。この「嘘」で婚約者の「父」「母」は、幸せな思い出だけを味わって生きることができた。「パウラ・ベーア」の「勇気」「犠牲心」「正義感」の「泣かし」に「かなり」追い込まれた。
最期「絶対納得できない」と思ったが、「希望」を、本当の最期に「少し」見せてもらえて「少し」安心できたのだが、僕には「ピエール・ニネ」が「絶対納得できなかった」。
「ピエール・ニネ」は「嘘つくなよ!」 一見「美談」にも見えたが、「婚約者の親友」なんて言ったら、「こうなることぐらい考えろ!」 あげく「女がいた」など「言語道断」。僕の「信念」「価値観」「倫理観」では、何か「美談」と思えない。恐るべき “極限ダイナマイト・ボンバー・ギャル” 「パウラ・ベーア」があまりにかわいそうで「完全共感」、好きにならずにいられなかった。
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■日記「今日見た映画 2017」55『サーミの血』
■日記「今日見た映画 2017」56『ノクターナル・アニマルズ』
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画像 2020年 4月