日記「今日見た映画 2017」51『ムーンライト』 | やりすぎ限界映画入門

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ダイナマイト・ボンバー・ギャル @ パスタ功次郎

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■『ムーンライト』
やりすぎ限界映画:☆☆☆☆★★★[95]

2016年/アメリカ映画/111分
監督:バリー・ジェンキンズ
出演:トレヴァンテ・ローズ/アンドレ・ホランド/ジャネール・モネイ/アシュトン・サンダーズ/ジャハール・ジェローム/アレックス・ヒバート/ナオミ・ハリス/マハーシャラ・アリ/ジェイデン・パイナー

■2017年 劇場公開作品 51本目

「LGBT問題」の常識化だけでなく、「人種差別問題」においても、『ムーンライト』が「アカデミー作品賞」を受賞したことは、大きな意味を持つ事件だったと思う。『リリーのすべて』のような時代、『ドリーム』のような時代が、それぞれ現実だったことを思い出すと、人間が本当に「頭がよくなった」ことを思い知り安心する。

何の予備知識もなしに映画を見る習慣があるので、最初「どんな話」か、全く想像できなかった。「トレヴァンテ・ローズ」と「アンドレ・ホランド」の「少年期」、浜辺のシーンを見て、「どんな話」か理解した。

『ミルク』『チョコレートドーナツ』『彼は秘密の女ともだち』『リリーのすべて』…………、など、いろいろ見てるが、「女」「男」の「恋愛映画」のように、「堂々たる見つめ合うアップのカットバック」を見せた「男」と「男」の「恋愛映画」を、「今まで僕がちゃんと見てなかっただけかもしれない」が、今まで僕の記憶には殆ど残ってない。かなり「衝撃的」「印象的」に見えて脳裏に焼きついた。『ムーンライト』の「男」と「男」の「堂々たる見つめ合うアップのカットバック」に、「ガン見」になってしまったのは、「トレヴァンテ・ローズ」と「アンドレ・ホランド」の芝居が凄かったからなのかもしれない。

「その人」が「どちらが好きか?」だけだと思う。僕なら恐るべき “極限ダイナマイト・ボンバー・ギャル” が好きだが、同性愛を異常に感じてた考えは、もうだいぶ前に消えた。「その人」がどちらを好きになるように生まれたかは、もう「仏様に決められてた」のかもしれない。「気が合う人間同士」が一緒にいて「幸せ」と感じるなら、「女」「男」「女」「女」「男」「男」の組み合わせは、もうとっくの昔から関係ないだろう。

僕は「女」「男」の「恋愛映画」を見てる心境になり、最期は「かなり」の「泣かし」だった。




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画像 2020年 4月